- 4 May

4:30起床。

今日は9:50のフライトで、バルセロナへ。

ほとんど国内線のようなものだろうから、

あまり空港へ早く行く必要はないハズ。

日の出前から日の出後まで、しっかりと写真を撮る。

今朝も非常に良い天気。

何だかバルセロナもこんな感じなんじゃないかな、と、自信がある。

前回はスーパー曇天だったので、晴天に期待している。

7:00、ホテルに戻ってチェックアウト。

空港へは、トラムが走っているのだが・・・。

とりあえず乗り込んで、乗り換えかなーと思ったら、乗り換えが分からん。

どうなってんだ、そんなにヤヤコシイ駅なのか?

と、ウロウロすることしばらく。

駅を間違えていた。

ガッデム!!!

慌てて隣の駅へ行ってみると、

なるほど、プラットフォームが並んでて、乗り換えができるようになっている。

空港行きのトラムは、30~40分に1本という少なさで、

ウロウロしてて次のトラムに乗り過ごしたら、タクシーになるところであった。

危ない危ない・・・。

というか、本数少なすぎるやろ。

ポルトの空港行きトラムは、なかなかのトラップである。

予定よりは遅くなったが、ポルト空港に到着し、チェックイン。

バルセロナまでのフライトは約2時間。

雲一つない快晴

着陸間際には、バルセロナの市街を見下ろすことができた。

↑京都もビックリの碁盤の街並み。

荷物を受け取り、バス乗り場へ急ぐ。

すると、なぜか地下鉄乗り場に到着してしまった。

今日のホテルは、バス乗り場のすぐそばなので、地下鉄だと遠回りになってしまう。

一旦は地下鉄に乗ったものの、隣の駅(空港内の駅)で降りて、

バス乗り場から空港バスに乗車。

市内までは約40分。

ホテルに到着したのは14:00少し前と、即チェックインできる丁度良い時間になった。

さらに、ホテルから少し歩いたところにある、

カタルーニャ音楽堂のガイドツアーが15:00から。

完璧なスケジュールだ。

部屋で少し休んでから、音楽堂へ。

ここは、前回にもやってきた美しいモデルニスモ様式の劇場。
↑ベートーベンなどの胸像は、見れなくなっていた。

今は、フリーツアーも時期によっては可能なようだが、

今日はガイドツアーのみ中に入ることができる。
↑事前のネット予約を強くオススメする。

ここへ来たのは、中の写真撮影ができるようになったから。

前回やってきた時には、とにかくメチャクチャに写真撮影に厳しくて、

カメラなんて構えようものなら、係員から怒られていた。
↑我輩は知ってたので撮らなかった。

それは夜のコンサートも同じで、とにかく写真撮影に厳しい建物だったのだが、

数年前からフラッシュさえ焚かなければ、撮影しても良くなったらしい。

色々とガイドしてくれるのだが、例のごとく、

何を言っているのか半分ぐらいしか分からないので、

写真を撮ることに集中。

この階段を上がって、メインホールに入る所は、テンションマッコス。


↑天井のステンドグラス

ツアーガイドの人が緩かったこともあり、しっかりと良いのが撮れた。

ちなみに、夜もコンサートを予約している。

この建物が本当に輝くのは夜だからな。

何を言ってるかよく分からない英語ガイドツアーを堪能し、

サグラダ・ファミリアへ移動。

途中、サン・パウ病院も見に行く。

カタルーニャ音楽堂と同じ建築家によって建てられた、

「芸術には癒やしの力がある」というモットーの病院である。

前回は曇天で、引き画が撮れず、悔しい思いをしたのだが、今回は完璧だ。

ただ、自由見学はできなくなっていて、ガイドツアーのみとなっていた。

まぁ病院の中を部外者がウロつくのは良ろしくはないから、当たり前といえば当たり前か。

時間があるので、歩いてサグラダ・ファミリアへ向かう途中のカフェで軽食。

まだまだ仕事覚え中の女の子が一所懸命オーダーを取って、

作り方が分からないものはキッチンからオバサンが出てきて調理。

パンとモカをもらうのに20分ほど要してしまった。

しかし。

みんなが微笑ましく応援していたのは、いかにも海外だなーと思う。

スタバでアレをやったら、客は大激怒するだろう。

チョコレートシロップが混ぜられてなくて、

ほとんど牛乳のようなモカではあったが、まぁ許そうじゃないか。

サン・パウ病院からサグラダ・ファミリアまでは10分少々の距離。

見学可能時間にはまだ早いので、周りをグルグル歩きながら撮る。

こんなにバリケードが張り巡らされた建物だったかなぁ。

それにしても、かつての写真と見比べてみると、随分建築が進んでいるのが分かる。

2026年の完成を目指しているということだが、あながち無理な話でもない気がする。

18:00、我輩の入れる時間になったので、荷物検査を受けて、聖堂内へ。

サグラダ・ファミリア・・・というか、バルセロナ全般にいえることとして、

天気が悪くてやる気を無くしてしまったせいか、かつての記憶がほとんどない。

サグラダ・ファミリアの中って、ステンドグラスでこんなに綺麗だったっけって感じだ。

ステンドグラスを通して差し込む夕日が、聖堂内を美しく染め上げていて、素晴らしい。

曇ってて、映り込みが薄かったのかもしれないなぁ。

今日は、塔に上るチケットは買っていないので、聖堂内と資料館のみ。

しかし、ま、これでも十分だ。

次に来るときは、おそらく完成しているだろう。

完成したサグラダ・ファミリアは、是非ともに見てみたいものだ。

時間は山ほどあるので、聖堂内をじっくりと見学した。

で、夜は、前述の通り、21:00から、カタルーニャ音楽堂でコンサートを予約している。

ただ、あまりにも空が快晴で、

隣の公園にある池の映り込みが美しい

ライトアップは21:00からだし、夕暮れの時間と被ってしまう。

雨が降った時のために予約してきたコンサートだ。

行かなくても良いのだけれど、夜のカタルーニャ音楽堂の美しさもまた、素晴らしい。

クッソー、もう一晩あれば!!

ギリギリまで迷った結果、地下鉄でカタルーニャ音楽堂へ移動。

せっかくヨーロッパへ来たのだから、優雅な夜も楽しみたい。

音楽堂内にある軽食で、軽い夕食。

なぜ魚にサングリアなのかと問われれば、答えよう。

誰が魚には白だと決めたのか、と。

先入観は持たないのがなのである。

コンサートって、こういう待っている「間」も、楽しい時間。

せせこましく歩き回るだけが、旅ではない。

サグラダ・ファミリアの夜景を撮りに行きたい気持ちを抑え、開場を待つ。

そして、開くや否や。

As soon as!

人がなだれ込む前に写真を撮るべく、前言撤回して、

これ以上ないほどせせこましく走り回り、写真を撮りに撮った。

どうですかコレ。

昼間の写真と全然雰囲気が違うでしょう???

いやー、満足。

大満足ですよ。

建物の中の写真は、所詮著作権が煩くなるから、自己満足でしかない。

しかし、我輩が撮りたかったのだから、それで良いのだ。

サグラダ・ファミリアをあきらめたことも、ある意味正解だったな。

人が席に座り込む前に写真をほぼほぼ撮り終えて、

我輩もゆるりと席に着く。

この日の演目はギターコンサート。

前回来た時もギターコンサートだったが、

何をやってるのかよく分からないコンサートだった。

この夜はクラシックをギターで弾いてくれたので、

我輩にも分かる曲が何曲もあり、非常に良い。

特に、ブランデンブルク協奏曲を弾いてくれたのは良かったなぁ。

我輩がクラシックを聴くようになったのは、

初めて買ったパソコンのMIDI音源にこれが入っていたから。

色々と感慨深いものがあった。

言語が分からない、という理由で観劇を遠慮する人もいるけど、モッタイナイ。

日本の落語ではなく、大概は目で見て楽しめることが多いので、

とりあえず、行ってみることをオススメする。

ボレロでしっかり締まり、コンサート終了。

写真も含めて、大満足であった。

当然外は真っ暗で、味気ない夜景にはなってしまっているだろうが、

サグラダ・ファミリアは撮って帰る。

また地下鉄を乗り継いで行き、公園越しに夜景撮影。

前回は三脚を持ち歩くなんてありえなくて、

何枚も何枚も手ブレしなくなるまで撮ったものだったなぁ、

と思いながら、我輩の足元で何枚も何枚も写真を撮ってる若者を見た。

あのシャッタースピードで、ブラさずに撮るのは、さすがに無理だろう。

我輩のように、またおいで。

その時に、写真に興味があればね。

さ、終わった終わった。

いよいよ明日は帰国。

ゆっくりお休みしようとホテルに戻る途中。

地下鉄の中で壁を叩いてるのがいたり、酔っ払って騒いでるのがいたり、

ここはやはり外国なのだと気を引き締め直して、ホテルまで帰ってきた。

そう、調子に乗ってはいけないのだ。

そういえばろくにメシを食ってないことを思い出したら、急に腹が減ってきた。

もうすぐ日が回ろうかという時間ではあっても、喉も渇いた。

コンビニも自販機もない。

となれば、レストランしかない。

幸いホテルの筋で店が開いていたので、思ったよりも多いパスタを食い、

腹が一杯になったら急に眠くなったので、カサ・バトリョとかの写真は止め。

シャワーを浴びたら爆睡してしまったのであった。

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第一話 オレンジ一色のオランダ  第二話 回送

第三話 70ヶ国目の訪問  第四話 モナコマイスター

第五話 陸橋を撮れ!!  第六話 エディンバラ

第七話 ユーラシア大陸の西端  第八話 バルセロナ

第九話 ┐(´д`)┌ヤレヤレ

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