- 3 May

疲労が溜まってきて、朝起きるのに言い訳が必要な後半戦。

目覚ましを寝過ごしても、5:30前に起床。

すぐに外へ。

・・・行こうとしたら、ホテルの入口には鍵が掛かっている。

・・・コレは。

クロアチアでやらかしたように、

無断で開けねばならないか???

チェックインカウンターには、無造作に鍵が置かれている。

許せ!











かちゃかちゃ・・・。











鍵をフランス落としに入れて回してみるも、回らない。

むむ・・・。

鍵を何もなかったように戻して思案していると、

オッチャンがやってきた。

危ない。

鍵破りをしてるところを見られるところであった。

今月四十になろうというオッサンが見つかっては、大人げなさすぎる。

危ない危ない・・・。

まずは近場から。

ケーブルカーのビッカ線へ向かってみると、もう路面電車が走り出している。

こっちの方が良いんじゃないか??

落書きだらけのビッカ線にガッカリして

ターゲットを路面電車に切り替えた時には、時、既に遅し。

空は明るくなり、大聖堂へ歩いている途中に、街灯の明かりは消えてしまった。

しかし、まだ雰囲気は良いので、粘って撮影。

さらに日の出も撮って、

やはり早起きは三文の得なのであった。


そのまま、リスボン・サンタ・アポローニャ駅で、

12:00発のポルト行き特急の指定席を予約。

4時間半か・・・。

天気はかなり良い。

ここはどうするか。

リスボンは、正直そこまで見たい所があるわけではない。

路面電車も撮った。

ならば・・・。

ロカ岬撮り直しか!

かつて来た時は、どうしようもない曇天だったのだ。

今ならば!!

そうと決めたらすぐホテルへ戻り、荷物をパックし直して、リスボン・カイス・ド・ソドレ駅へ。

9:00の列車から上手く乗り継げば、あっさりロカ岬へ到着できるハズだ!

途中、カスカイス駅までは、鉄道。

約30分。

そこからバスに乗り継ぎ。

乗り継ぎ時間は約3分。

何とかなった!と、バス停で待つも、バスが来ない。

いや、バスなんてそんなもんだ。

と、思っていたら、

我輩が待っていたのは降車専用のバス停で、

乗車するのはバスターミナルからだった。

次のバスは30分後。

オーマイ・・・。

この時間でロカ岬には着けたのに。

苛々いらいらイライラ。

さらにバスは全く予定通りには走らず、ロカ岬に着いたのは、10:45だった。

そして、折り返しのバスは、1時間後。

もはや12:00の特急には、絶対に間に合わない。

その次の14:00には間に合わせなければな。

さて、ロカ岬は、最強に快晴。

雲は少しぐらいあった方が画的には良いのだが、

これ以上の快晴は、望むべくもない。

碑の前で何度もポーズを取ったり、

わざわざその場で写真をチェックする邪魔なチャイニーズやコリアンどもがいなくなった瞬間に、

我輩や欧米人が撮るという展開。

チャイニーズやコリアンは、本当に周りをよく見て頂きたい。

ちなみに、我輩は何度も撮ってくれと言われたが、全て適当に撮ってあげた。

彼らはお礼もろくに言わないからな。

ちなみに、欧米系の方々にはキチンと撮って、

お褒めの言葉を頂いたことも記しておこう。

到達証明書をもらい、帰りのバスを待つ。

20分の遅れ。

ムムム・・・。

カスカイス駅には12:45着。

窓口で14:00発の予約をしようとしたら、ゴチャゴチャ言われてサッパリ分からん。

フルブックなのか??

15:30しか予約できないと言うので、仕方なく15:30発を予約。

しかし!

我輩は諦めの悪い男!

リスボン・カイス・ド・ソドレ駅から地下鉄に乗り、

ホテルでスーツケースを受け取ったら、タクシーでサンタ・アポローニャ駅へ急ぐ。

タクシーの運ちゃんの巧みなチャージにより、13:50には到着。

窓口が並んでいて相当に焦ったが、

何とか滑り込みセーフか!!??

と思いきや、

「ノーシーツアベイラボー(空席はないぜ)」

ホンマかいな!!

まぁ・・・出発間際過ぎて、機械が無理だったかもしれないな・・・。

しかし、チャージしたことには後悔していない!

ロッカーにスーツケースを入れて、15:30までもう一度ビッカ線を撮りに行く。

ここは本当に画になるねぇ。

しかし、片方の車両は最強に落書きされていて、画にならない。

運良く綺麗な方を往復撮ることができた

そして、再び時間がない!!

駅まで猛ダッシュし、バタバタとスーツケースを取り出して、

何とか列車に乗り込んだのは発車3分前であった。

ぶふぉーっ。

大人げない。

大人げなさ過ぎるぜ偽スナフキン。

さて、何でこんなに時間にやかましくしているかというと、

これから向かうポルトには、世界で最も美しい本屋さんにランキングされた書店がある。

そこの閉店時間が20:00らしいのだ。

この列車は、ポルト18:56着。

何とかなるな・・・。

そう思ったら眠くなり、爆睡してしまった。

そして、目が覚めたら・・・。

あれ、まだまだ遠いじゃないか。

どうなっとんねんと見てみたら、40分の遅延。

マジか!

さらに遅れに遅れ、ポルト・サンベント駅に着いた時には19:45。

うおーっ何でこんな急いだら何とかなりそうな時間に着くのだ!

重いスーツケースを引いて、坂道を必死に登り、

書店の前に着くと、オッサンが中から出てくるところだった。

間に合ったか!?

「ペラリーノ!ペラリーノ!」

ガチャン。

あれ。

クローズ・・・ですか・・・?

まだ時間あるんじゃないの??

と、よく見たら、店は19:00までだった。

時間間違ってるじゃねぇか地球の歩き方さん!!!(激怒)

14:00に乗れなかった時点で、もはや無理だったのか。

ムッチャ疲れたわ。

ポルトに来た目的の1つではあるが、まぁ仕方ない。

チェックインして再び出発。

ホテルへ行く途中に見かけた世界のに立ち寄り、燃料補給。

スコットランドでポテトを食い過ぎてしまったので、バーガーとドリンクのみをオーダー。

世界で一番豪華な世界のは、

プラハの世界のだと言われることが多い。

しかし、数多くの世界のを見てきた我輩からすると、

ここの世界のMも、なかなか負けず劣らず。

ステンドグラスがあるからではなく、店の構えからして、かなり瀟洒な造りだ。

さて、喉を潤したら、橋を探す。

ポルトの街は、対岸から見るのが美しい。

かつて訪れた時に、夜景は美しいんだろうなぁと想像するしかなかった景色を、

今回は見てやるのだ。

ポルトの街は、川に沿ってかなり深い斜度の作りになっているので、

あまり下ると、橋までシンドイなぁと思いきや、一番下の川岸にたどり着いてしまった。

ヤバイ、もう暗くなってしまう。

急いで斜面の階段を駆け上がり、橋の上、そして対岸から、ポルトの街を撮る。

やはり、美しい。

思った通りの夜景だ。

素晴らしいな。

橋は路面電車が走るので、撮り鉄夜景もしっかり収めた。

すっかり暗くなり、

アズレージョという青いタイルで飾られたポルト駅を撮り終えた後は、カフェ。

アールヌーボー造りの洒落たカフェがあるのだ。

アルゼンチンのブエノスアイレスで行ったようなカフェ。

こういうところに来ると、海外旅行をしてるなー、と、しみじみ思う。

ワインとコーヒーを飲んで、ゆるりと時間を過ごした。

ポルトの最後は、先ほど中に入り損ねた書店を外から見学。

なるほど、あの階段が・・・

しかしだな。

正直、そこまでスゲー、とは思わなかったぜ。
↑負け惜しみ。

帰り道、世界ので水を買ってホテルに戻り、

かなり全力を使って旅をした1日だったので、そのままお休みしてしまった。

Zzz・・・

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第一話 オレンジ一色のオランダ  第二話 回送

第三話 70ヶ国目の訪問  第四話 モナコマイスター

第五話 陸橋を撮れ!!  第六話 エディンバラ

第七話 ユーラシア大陸の西端  第八話 バルセロナ

第九話 ┐(´д`)┌ヤレヤレ

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