あれはもう去年の春のことだったのか。
2019年のゴールデンウイークが10連休なりそうだという話を聞いて、 ならば見切り発車で良いから、早く航空券を取ってしまおうと思ったのは。 「10連休にならなかったら、キャンセルすれば良い」 夏の旅行が終わってすぐ、いつものHISに、航空券を手配した。 これも毎度のごとく、4月27日の早朝に日本を出て、 5月6日の夜遅くに大阪へ帰ってくる、目一杯10日間の旅程だ。 アムステルダムIN、マドリードOUTのオープンジョー。 余計な休暇を取らなくても10日の休みがもらえるというのは、デカイ。 色々と行き先は考えてみた中で、またヨーロッパにしたというのは、 以前からもう一度行きたいと思っていた街と、まだ未入国の小国家を、 今回済ませてしまおうと思ったからだ。 この旅で小国家をやっつけることで、我輩が訪れた国と地域の数は、70を超えることになる。 いよいよ大台だな。 行程は、後で考えることにして、とにかく安く手に入れておくことが肝要だった。 それからしばらく、国内の写真撮影をし、正式に10連休が決まり、旅程も確定。 今回は、鉄道とレンタカーを織り交ぜた行程で、なかなかにハード。 年老いて、今年40になろうという老齢偽スナフキンに耐えられるかどうか、少々心配である。
- 27 Apr 時差に慣らすため、前夜を徹夜。 眠気でシンドイ。 10連休ということで、関空が大混雑するかもしれない。 去年のいつだったか、出国手続きに延々並ばされ、 出陣式が出来なかったことを思い出し、始発に乗って関空へ向かった。 眠気で膝をカックンカックンしながら、辛抱の車中だった。 6:30前に着いてみたら、大韓航空のカウンターは7:00から。 人もそれほど多くない。 結局一番乗りでチェックインし、保安検査もあっさり通過できた。 ま、並ぶよりは良かろう。 出国手続きは、本格的に自動化が進んできたな。 去年あたりから、自動ゲートもありますよ、的な案内はあったが、 日本人は自動ゲートへ行け、という案内に変わっていた。 この自動ゲート、言わないとパスポートに出国スタンプがもらえない。 これをもらうために出国手続きをしているようなものだからして、 もちろん我輩は、スタンプをもらった。 パスポート、だいぶ埋まってきたな。 さて、まずはスタバで出陣式。 ♪人間五十年~・・・。 今年で四十か・・・。 あっという間に五十になるんだろうな。 と、思いつつ、少しリニューアルされた我輩的なテーブルでチョコチャンクスコーンを食いつつ、 ココアを飲んだら、韓国、仁川へ。 相当に眠くて、離陸した途端に爆睡。 昼前に到着したあとも、空港ロビーでネットニュースを見ながらウトウト。 記事を読んでると夢を見始めて、 話がおかしいんじゃないかと目が覚める、というのを繰り返した。 そして、昼過ぎ。 アムステルダム行きに搭乗。 一応旅程は決めて、それなりにチケットも押さえてきたけど、 気に入らなくなったら、大幅に変更してやろう。 それでも良いハズだ。 では、アムステルダムへ! ヒアウィゴーーー!! 眠い。 眠すぎるが、大韓航空といえば、ピビンバ。 今寝てしまうと食うタイミングを逃す。 眠くて墜ちてしまいそうなのを懸命に堪えて、ピビンバを食った。 そして、時差対策の名の下、根性で起き続けたのだが、 中途半端に、何度もウトウトしてしまった。 この時、ちゃんと寝ておくべきだったのだ・・・。 アムステルダムには、予定より20分ほど遅れて到着。 入国手続きを終え、荷物を受け取ったら、列車で中央駅へ。 駅を出ると、何だか賑々しい。 みんなオレンジ色の服や帽子をかぶっている。 ホテルを向かうまでに何人もに絡まれ、一緒に踊らされてしまったのだった。 我輩はそういうキャラではないのだが・・・。 ホテルは駅の近く。 偽「今日は祝日?」 「イエス、今日はキングスデイ。とてもビッグなホリデイなんだぜ」 それでか・・・。 アムステルダムのホテル予約の時、何でこんなに高いんだと思ったのだよ。 駅前とはいえ、エレベーターも着いてない、 さしてキレイでもないホテルで2万6千円。 すごくね? こんなロッカーみたいのがあるだけの屋根裏みたいな部屋だぞ。 他はもっと高いのだ。 無駄に納得して、荷物を持って街へ繰り出す。 最初にキングスデイのお土産に小さいオレンジ色のTシャツを買ってから、 まずは駅舎を撮る。 最近日本では鉄道絡みの写真しか撮ってないが、海外ではそうするつもりはない。 ただ、アムステルダム中央駅は、画になるのでね。 正面に建つ教会も、実に映える。 撮り鉄はしないと言いつつ、トラムとも一緒に撮っておく。 撮り損ねて後悔はしたくないのでね。 さて、アムステルダムといえば、運河の街。 ただ、画になる運河というと難しい。 ブラブラと歩いて、何か画になる景色を探してみる。 まーしかし小雨がパラつくし、なかなか上手くはいかなかった。 酔っ払った兄ちゃんに抱きつかれるわ、 今からパーリーだから写真撮りに来てくれやら、めんどくさすぎた。 最後にレッドライトディストリクト。 いわゆる飾り窓地区を冷やかして、ホテルへ帰還。 翌日に備えて、寝ることにした。 Zzz・・・ |