22 Aug-

3:50起床。

相変わらず目覚ましいらずの体質だ。

しばらくして電気が点いてモーニングコール。

今日はバルーンサファリの日だ。

今日のために持ってきた4ギガバイトのメモリを装填し、真っ暗な中を出発。

ムパタ・サファリ・クラブから向かうのは6人。

バルーン乗り場には4つバルーンがあって、16人乗り。

カゴのバランスを取るってことで、乗る場所を割り振られた後、

着陸時の姿勢のとり方などの説明を受け、離陸まで待機。


こんな風に膨らませるのだ。

バルーンって何だかポンキッキを思い出すけど何でやろか。

「さぁ乗ってくれ!」

おぉいよいよか!!

ガボーッと火を炊くと、ふわ~っと浮いた。

約50分のフライト。

そんなに動物は見られなかったけど、貴重な体験だった。

録画したから、見たかったら我が城においで。

写真は以下の通り。

シマウマの群れ



↑こいつも気に入っている。

タカ

着陸後、シャンパンと朝メシ。

いやぁ昨日の昼からメシ食ってないから、シャンパンがまわったまわった。

ふぃ~・・・。

飛行証明書と、気球で撮った写真を焼いたCD-Rをもらって

ホテルに帰ることになった。

まさかCD-Rに焼いてくれるとは思わなかった。

写真撮る時に、無視しなくて良かったよ。

そして証明書の名前違ってるけど。

・・・まぁいいか。

帰り道は、バルーンに乗りに来た6人で、ホテルまで帰りながらゲーム・ドライブ。

この時のドライバーはあまりやる気がなく、トランシーバーも持ってなかった。

見れたのはメスライオンとゾウぐらい。

そのため、我輩は、貴重なクロサイの出現を見逃すこととなった。

ホテルに戻って昼メシを食い、15:00まではまた寝る。

ケニアに来てから一体何時間寝たことか。

これこそモッタイナイオバケに食われるか、

ルー大柴がモッタイナイモッタイナイと歌いながら現われそうである。

みんなのうたって何であんな早朝にやってるんだろう。

・・・とりあえずそれは良いとして。

15:00前にロビーへ行き、ゲーム・ドライブに出発。

「偽スナフキンは今朝はバルーンサファリだったな?どうだったんだ?」

偽「なかなか良かったよ」

「そうか。今朝はこちらはクロサイが出てきて大興奮だったんだ!

マサイ・マラでは3ヵ月ぶりに姿を現したらしい。

チッ。

損した気分だ。

「偽スナフキン、今日はヒョウを探しに行くぞ。
 見つけるのはとても難しいけど、頑張ってみよう」

ちなみに、ヒョウは先日4ヵ月ぶりに発見されたらしい。

そういえばバルーンで一緒だった人が、

昨日ヒョウを探しに行って不発だったと言っていたな・・・。

我輩以外のメンツはビッグファイブの中で、

残されたヒョウが見れるかもしれないと盛り上がっているし、このことは黙っておこう。

ちなみにビッグファイブとは、

かつて狩猟が困難だったライオン、サイ、カバ、バッファロー、ヒョウである。

偽「我輩はサイも見たいぞ」

「そいつも難しい話だが、探してみよう」

ヒョウは木の上にいるとのことで、やたらにブッシュの中に攻め込んでいくシャドラック。

こんなブッシュがあったりサバンナがあったり川があったり、

マサイ・マラは行くところによって全く印象が違う。

シャドラックの懸命な捜索にもかかわらず、結局ヒョウは姿を見せなかった。

そんなに上手くはいかない。

しばらくして、シャドラックが一気に走りだした。

こうなると、一体何を見せてくれるのか、みんな口には出さないが、期待が高まる。

10分ほど走って、ライオンがいた。

「ヤツのたてがみは茶色いだろ?まだ若いんだ。7歳になると黒くなる」

ふーん。

こんな姿ばかり見てると勇ましいのだが

暑さしのぎに、やたらと車の影に入りたがるその姿は、百獣の王者とは程遠い。

すると木の影にいた♂♀2頭が歩きだした。

歩いてるライオンがやっと見れた・・・と思っていたら、

いきなりシャドラックが小さく叫んだ。

「カメラを構えろ!早く!!」

何のことかと思ったら、白昼堂々とお取り込みとなった。

「君らはホントにラッキーだ!こんなの見れないぞ!!」

そうスか。

分かったからシャドラック、サイを探しに行こうぜ。

トランシーバーで連絡を取り合ったのか、みるみる内に、サファリカーが集まってきた。

時すでに遅いのだがな。

我々はライオンにサヨナラし、その後も色々動物を見たものの、

ヒョウやサイは現れなかった。

今日の写真は以下の通り。

ダチョウが卵を温めている。

昼間はオスが温め、夜はメスが温める。彼はオス。
かなり怒っているようで、これ以上見てるとメスが攻撃に来るからということで、
この後おとなしく退散した。

バッファローの群れ

草っぱらに立つエランド

↑やはり気に入っている。

「偽スナフキンは明日ナイロビに帰るんだったな。

明日の朝がラストサファリか」

偽「そうだね。サイやヒョウに会いたいね。
  そして我輩はナクル湖とアンボセリに行くよ」

「ナクル湖にはメニーメニーサイがいるぞ。運が良ければヒョウもいる」

偽「おーそれはナイス!でもここでも見たいね」

「分かった。明日も頑張ろう」

荷物を置いてゴロンと横になったら、また猛烈に眠くなった。

何もしてないのに眠くて仕方ない。

老いかな。

昨日からあまりメシを食べてないのに、大して腹も減っていないのだが、

明日からのことも考えて、今夜はきちんと晩メシを食うことにしようか。

マサイのショーを見ながらの晩メシ。

人が後ろで見てるのに、前の方で立ってビデオを撮ってるジジイがいたので、

後ろの人の迷惑にならないように、前を何度も横切ってやった。

ホント、いるよね。

こういうの。

会社ではどんだけ偉いポジションにいるのかしらんが、赤の他人からしてみたら、

ジャスト爺(ただのジジイ)。

マナーの無いヤツには鉄槌あるのみだ。

さて、そんなこんなでいよいよマサイ・マラ最後の夜がやってきた。

明日からは別の国立公園に移動する。

ホテルもどんなもんか怪しいので、しっかりと電池の充電をして、眠りに就いたのだった。

Zzz・・・

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