18 Nov-

さて、冒頭書いた通り、今年の大冒険はイスラエルをメインとする中東旅行である。

今回は、さすがに自由旅行ではない。

どこなら安全なのかイマイチ情報が少ない上に、交通手段がそんなになさそうなので、

極めて効率的なパッケージツアーの現地ガイド付き。

イスラエルだけでなく、お隣ヨルダンと、帰国時にはイスタンブールまで観光できるという謳い文句に、

ばちこん惹かれてしまったのであった。

というわけで、事前のお勉強は、来たるべきこの日のために録画しておいた、

世界遺産「エルサレム」のDVDを観たぐらい。

パッケージツアーは気合いが入らなくてイカンなぁと思いながら、

荷物を詰め終わったのは出発日の2:00。

今回は伊丹出発の成田、イスタンブール経由で、ヨルダンのアンマンINなので、

まずは伊丹に向かうわけだが、我が城からは関空並に遠い。

交通機関の遅延など、万難を排すため、4:30には我が城を出るつもりだったので、

ほとんど寝ないままに出発した。

「ご乗車ありがとうございます。このバスは・・・」

Zzz・・・

「ご乗車ありがとうございました。またのご利用を・・・」

ハッ。

「ご搭乗ありがとうございます。当機は成田空港行き・・・」

Zzz・・・

ゴンッ

「当機はただ今成田空港に・・・」

ハッ。

ってな具合で、気が付いたら成田空港にいた。

トルコ航空のチェックインまで時間があったので、デッキなどで写真を撮り撮り

↑流し撮りって水平を保つのが難しいねぇ・・・。

スタバでいつもの出陣式。

♪人間五十年~以下略
↑ついに略し終わったので復活!

コーヒーを飲み終えているのに、デッカイ声で馬鹿馬鹿しい話をしている下品な主婦どもを見下しつつ、

ゆるりとココアとチョコチャンクスコーンを召し上がり、チェックインカウンターに行ってみると・・・

出発時間変更の文字が。

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

マジで?

往きでか?

今まで往きの遅延は想定していなかったが、

確かに帰りだけでなく、往きだって遅延はするわな。

・・・何を納得しておるんだ偽スナフキン!

これは果たしてとりあえずの1時間遅延なのか、もしくは1時間待てば確実に飛ぶのか。

見極めが重要だ。

「出発時間が1時間遅れますが、お客様はイスタンブールで時間がありますので、問題ありません(ニコッ)」

ほんまかいな。

落ち着きなくロビー内をうろつくと、地球の歩き方ヨルダン・シリア・レバノン編の最新刊(’10~11年)を発見。

我輩が持ってきたのは’07~08年版。

見比べてみると、イスラエルへの国境の越え方などが、一部アップデートされていた。

少し迷ったが、安心は金で買いたい我輩は、最新刊を購入。

持ってきた古い方は、国境の案内のみちぎって、捨てた。

今回の旅で一番心配しているのは、ヨルダン→イスラエルの国境である。

情報が少ない上に、何かと厳しい話しか伝わってこないのだ。

最新刊に書いてある中身なら、この通りにやれば問題なかろう。

・・・と、思ったんだがねぇ。

やはりそう容易くはないというのは、また後日の話。

とにもかくにも、地球の歩き方のアップデートを済ませてゲートに戻ると、トルコ航空機がスタンバイしていた。

ヤレヤレ、ちゃんと飛ぶようだな。

シートは久々に真ん中の列の且つ真ん中。
↑意味分かる?

外が一切見れないってのはつまらんな。

っていうか・・・Zzz・・・Zzz・・・Zzz・・・。

ハッ。

ナンボほど眠いねんコレ。

老いかよ。

どれどれどのへんかなーってまだ全然やん。

うーむ、思ったより遠いなイスタンブール。

ロンドンより時間がかかるのか・・・Zzz・・・。

ハッ、メシ?

あー、ウドゥンプリーズ。

うどんか。

・・・Zzz・・・。

ハッ。

着陸?

あー、ソーリーソーリー。

ゴンッ

と、イスタンブールに着いたのは、日本時間27:05。

ふー。

ヨルダンのアンマン行きまでのトランジットは3時間あまり。

なげぇな。

ぶらぶらと立ち読みするも、時間が全然過ぎやしない。
←きれいな空港である。

しかもあれだけ寝たというのに、イスに座ると、ふわふわ~っと夢の世界に行ってしまう。

こらイカン。

慌ててリプトンの缶ジュースをお買い求める。

「5ドル」

は!?

何ちゅう物価の高さよ。(T_T)

呆れたおかげで目が覚めた。

やっとこ時間になり、搭乗ゲートに行ってみると・・・時間になってるのに乗れない。

まさか・・・Delayか!?

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

しばしロビーで((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしていると、ようやく無事にアンマン行きに乗り込めた。

そして・・・Zzz・・・。

ハッ。

あれ?まだ飛んでないの?

オイオイどうなっとんねん。

もう眠いんだから着いてくれよ。

・・・Zzz・・・。

ゴンッ。

ハッ。

着いたのか・・・。

現地時間2:50。

日本時間32:50。

遠すぎたぜヨルダン。

ヨルダン入国にはビザが必要で、

入国審査の際に1ヶ月のビザが無料でもらえると地球の歩き方には書いてある。

えーと・・・。

む?

いきなり「偽スナフキン」の名札を持ったジェントルマンが接近してきた。

ヨルダンではガイドは入国審査場内に入ってこれるのか?

戸惑う我輩を連れ、入国審査に直行するガイド。

「ペラペラペラペラペラリーノ」

バスンッ。
↑スタンプを押した音

「さあ行きましょう」

あれ、ビザは?

良いのか?

偽「これはビザ?」

「ノー。ヨルダン人と日本人はビザいらない」

えぇ?

かまわず説明を始めるガイド。

「明日はペトラに行きます。アンマンからは3時間です」

声小さいぞジェントルマン。

いやいや、我輩が聞きたいのはそんなことじゃないんだ。

ビザのことが心配で頭に入らないぞ。

スタンプには、1ヶ月以内に警察に行くこと、とある。

ようは1ヶ月のビザに近い意味合いなんだろうか。

よく分からないのがメッチャ不安だ。

というのも、イスラエルの国境で、

何でノービザなんだ!逮捕~ッ!!

となってはたまらんからな。

ガイドにしつこく詰め寄る我輩。

偽「何で日本人はビザがいらないの?」

「ふふっ、日本人だからじゃないか。アグリーメントだ」

ふむ・・・。

ここまで確認してもいらないというのだから、本当にいらないのだろう。

待っていたドライバーとともに車に乗り込み、ホテルへ。

市内までは70分。

ドライバー「明日は何時に出る?9:00?」

偽「オッケー」

ガイド「いやいや、10:00で良いよ。ペトラまでは3時間なんだ。寝たいでしょ?」

偽「9:00にしよう。寝るより観光したいんだ」

ガイドとドライバーが顔を見合わせ、「じゃあ9:00に」 となった。

今夜のホテルは、何と世界に冠たるマリオット。

なんてゴージャス且つ無駄なホテルなんだ。

今4:00で、ろくに寝るでもないのに、この超デカイベッド。

貧乏性な我輩は、せっかくだからと、シャワーを浴びてねまきに着替え、3時間ほど寝ることにした。

卑しすぎるぞ偽スナフキン!

Zzz・・・

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