-6 Aug
起きたら6:30だった。 何だか緩い旅だな。 早速城下町の朝焼けを撮り、 昨日の跨線橋まで行って、朝の写真は終了。 目玉焼きとサラダを食い、少しだけシギショアラの町へ。 朝・夕だと、日の当たり方が違うのでね。 何枚か撮って、まずはビエルタンへ。 やはり昨日の写真では納得できなくて、もう一度チャレンジする事にした。 ただ、今日は350キロほど走らねばならないので、あまりゆっくりはできない。 何しろ、高速道路ではないので、やたらに時間がかかりそうなのだ。 昼前には出ないとな。 ビエルタンまでは30分程度。 昨日歩かなかった道をズンズンと行ってみる。 すると、小道が開けて、教会がスッキリ見えた。
ちょっと車は邪魔だけどな。 途中荷馬車が行き交い、実に良い雰囲気の中で撮りまくった。 コレで良いでしょう。 時間があれば、丘の上に登って、俯瞰で撮りたいけど、それは諦めた。 さて、ここからはひたすら走らねばならない。 いきなり遠い目的地をナビに入れると、 意味不明な道に連れて行かれるので、まずはReghinという町に向かう。 ナビはどうしても砂利道に連れて行きたいようだが、 ハイウェイだけで行ける事は分かっているので、全て無視。 いくつかの町を越え、ようやくReghinの町に入った。 ここまで、ナビの案内は無視しまくってきたので、 道標だけで行ってみようと思い立ち、次なる経由地Bistoritaへ向かう。 ・・・ハズだった。 しかし、走れど走れど、出てくる道標は、Toplita。 どうやら間違えてしまったようだ・・・。 しかし、この道でも行けることは知っている。 距離も大差ないのは、Googlemapで調査済みだ。 とにかく走るしかない。 川沿いで、実に景色が良い道なのだが、 残りの行程が長過ぎ、停めて写真を撮るだけの、心の余裕がない。 何しろ小さな町が多く、ひたすら50キロ制限なので、 全く進まない。 これは失敗だな。 さらに予定外に山道に入ったりと、 とにかく気ばかり焦ってしまったのであった。 Toplitaに入ったのは14:00過ぎ。 まだ半分ぐらいしか来ていない。 早く行かねば。 北に進路をとり、また山道を越えていく。 門や塀に、三角の屋根。 街道沿いの家並みが、日本に似ている。 さらに美瑛の丘のような所を越えて、延々走ることしばらく、 16:00頃になって、ハイウェイ2号線に合流。 2号線は、首都ブカレストまで繋がる、しっかりしたハイウェイ。 これでやっとゴールが見えてきた。 途中、大き目な街、Suceavaの大型ホームセンターでチップスと水、コーラを買う。 ここまで3時間以上ノンストップだったので、さすがに疲れてしまったが、 明るいうちに着けることが確実になったので、気分も穏やか。 このホームセンターは、ルーマニアの大きな街にはほとんど出店しているようで、 どこもなかなかの客の入り。 ただ、町外れにはまだまだ荷馬車が走る牧歌的な景色の中に、 何でも売ってる近代的なホームセンターが見えてくるというのは、 正直違和感がある。 結局は、どんな所でも、 イオンのようなワンストップ型のお店が流行っていくのだろうな。 ・・・と、そんなことは旅には関係ない。 今夜のお宿がある村、ヴォロネツへ走る。 宿に着いたのは、18:00を少し回ったところだった。 本日の走行距離411.7キロ。 我輩的に、1日でこんなに走ったのは、あまりないな。 鹿児島~長崎~佐世保で同じぐらいだけど、 あっちは高速道路がキレイに整備されてるから、 今日の走りはさすがに疲れたわ。 まずは荷物を置いて、少しだけ休憩。 あらまぁ可愛らしい部屋だこと。 さて、まだ日が出ている間に、見れるものは見る。 宿から歩いてすぐの所に、有名な教会がある。 全面に画かれたフレスコ画で有名な教会で、 この地方には同じような教会が沢山あるのだが、 そのうちの5つが、世界遺産に登録されている。 これはそのうちの1つ。 背面の最後の審判が有名なヴォロネツ修道院。 丁度日が暮れて、明暗なく見ることができ、良い感じだ。 中もフレスコ画で一杯だが、中は撮れないので、想像にお任せする。 さて、これで今日の行程は全て終わりだ。 チップス食って寝よっかな、と、 チップスを食い始めたら、これが非常に不味い。 しかも量が多い。 我輩は、食に興味はないのだが、無駄に不味いものを食って、 太ってしまうのが許せないので、半分だけ食って止めた。 さ、寝るか。 ・・・ベッド、良い匂いだけど・・・少し湿気ってるな・・・ Zzz・・・ 本日の走行距離411.7キロ |
第一話 ブカレストへ 第二話 まずは肩慣らしに190キロ・・・ 第三話 徐々に走行距離が延びる・・・ 第四話 ルーマニア横断 |