-4 Aug

4:30起床。

6:20に起きるつもりだったから、だいぶ早い。

しかしもう眠れない。

仕方がないので荷物を整えて、ゴロゴロしてたら少しだけ寝れた。

今日のレンタカーは、市内からではなく空港から。

ブカレスト市内の交通モラルは最悪、

という記載が何件か見られ、

かすったりしたら大変なので、空港のレンタカー屋を予約したのだった。

7:00のシャトルバスに乗せてもらい、出発ゲートに着いてから思った。

レンタカー屋のオフィスが、出発ゲートにあるわけがない。

ガラガラと荷物を引いて、到着ゲートへ。

ぐぬー・・・。

レンタカーは8:00から。

カフェでクロワッサンとカプチーノをゆるりといただき、

20,000円だけルーマニア通貨レウに両替。

500レウになった。

iPhoneのアプリによれば、16,000円弱の価値だ。

毎度のことながら、両替した瞬間に、何もしてないうちから数千円がぶっ飛んでいくのは腹が立つが、

日本円の価値ではなくて、

ルーマニアで20,000円分が遊べることには変わりない、と思うことにしている。

チッ。

レンタカー屋が開くと同時にチェックアウト。
↑車を借りるのはチェックインじゃなくてチェックアウト。

間違えないように。

英語があまり流暢ではないようで、単語同士のやり取りで手続き終了。


メルセデスのAクラス。

ほほー、新型じゃないか。

擦らないようにしなければな!

早速走ろうとしたところ、シフトノブやパーキングブレーキの場所が分からん。

兄ちゃんを呼んできて、一通り車の走らせ方を教わったら、

ナビに行き先を入れて、いざ行かん!


ぶおーぶおー!

↑久々に法螺貝を。

まずは慣れるまではゆっくりと。

左ハンドルと右側通行に、徐々に体を慣らしていく。

目指すのは、まずは120キロ先のシナヤ。

高速道路ではないが、しっかりした幹線道路なので、体慣らしにはモッテコイの道であった。

10:00、シナヤに到着。

駅前のパーキングに停め、目的の修道院と城を見に行く。

駅の正面にある階段を登り、公園を過ぎると、修道院が見えてきた。

日曜の朝らしく、ミサが行われている。

この歌声を聞いているだけで、疲れが取れるわ。

ただ・・・ミサやってると中がよく見えないんだけども。

↑旧堂のフレスコ画

色々と見学し、森の小道を抜けて、城へ。

森の中に建つ城は、まるで絵の中から出てきたかのような造り。

ほほぅ、これはこれは・・・。

まさにドラクエだな。

ドラクエ3の音楽が頭の中で流れた。

城の内部は、ツアー見学のみ。

正直、内部は見てもサッパリ分からないというのが常。

時間もかかりそうだし、内部見学はパスした。

駅前に戻ると、丁度2時間。

さて、次々行くで!

次は、ドラキュラのモデルになった、ツェペシュの居城、ブラン城。

幹線道路を左に折れ、山の中を抜けると、

一気に牧歌的な世界が広がり、車に混じって、馬車が走っている。

今でもこんな世界があるのか。

牧草地を抜けてさらに飛ばして行くと、ブラン城が見えてきた。

何だか混んできたし、パーキングがヤバイんじゃないか?と、思ったら、

一ヶ所だけ空きを発見!

頭から車をねじ込んだ。

露店が並ぶ道を進んでいくと、小高い丘の上に、城が見えてくる。

ここはフリーで見学できるのだが、正直、中は大したことなかった。

マッハで見学し、裏手のお祭りをちょっとだけ見てから、

今夜のお宿がある街、ブラショフへ急ぐ。

15:30には着きたいからな。

・・・とは言いながら、ふと角を曲がると、こんな景色が広がっているわけで、

ルーマニアってのは、ホントに御伽の国のような所だな、と思うのであった。

16:00少し前に、Hotel Armattiに到着。

まだ新しいようで、檜の匂いがする。

荷物を置いて、早速街に繰り出そうとしたら、セキュリティボックスが壊れてる。

・・・この流れ、ブラジルのイグアスを思い出させるじゃないか。

結局箱は直らず、何だか鍵を借りることになった。

急げ急げ。

まずは、ロープウェイで、ブラショフの街を見下ろす丘に行く。

↑奥の木の裂けてるところ。

旧市街の街並みは、パステルカラーの家が並び、とても可愛らしい。

何となく、ブダペストで見たような街並みだ。

南北に向かって大きめの通りがあるのだが、

それらの通りを結ぶ東西の道は少なく、

おまけに街は城郭のようなものに囲まれているので、

ロープウェーまでは結構遠かった。

でもって、割と混んでいて、暑い待合室で長いこと待たされた。

窓ぐらい開けとかんかい!!

上からの眺めは、ふーむ、なるほど、という感じ。

正直、ビックリするほどの景色ではなかった。

ちょっと遠いな、景色が。

何枚か撮って下り、街の城壁に沿って歩く。

ピンと来んなぁ。

丘の上から見るよりは良いのだけど、

コレはいけそうだぞ!というものに出会えない。

疲れたので、アイスとファンタレモンで復活し、さらに街歩き。

アカン、どの眺めも、おおっ!!とはこない。

ブラブラしてるうちに水が飲みたくなってしまった。

もうすぐ飯を食う時間だが・・・我輩は今飲みたいんだ!!

と、買った水はガス入り。

オゥノォゥ・・・。

ガス入りの水って何でこんなにマズイんでしょ・・・?

無理して飲んだが、炭酸で腹がパンパン。

ほんのちょっと歩いただけで、結局飯を食うことにした。

あの炭酸水、ムダやったわ・・・。

というか、いつもメシの少し前に何か食って、大概後悔してる気がする。

反省しよう。

事前に調べておいたレストランで、スープとよく分からんのをオーダー。

スープは、トマト風味で実に美味かった。

ただ、量が結構あり、スープなもんだから、これだけで腹一杯。

よく分からんのは、でかいソーセージ。

ソーセージは大好きだが、とにかく塩辛い。

何だこれは。

無理矢理ソーセージだけは食ったが、

スープは美味かっただけに、あれだけにしとけば良かったと非常に後悔したのだった。

食後、42レイだったので、50レイ札を挟んでおいた。

・・・ら、なかなかお釣りを持ってこない。

外国のレストランで、何で飯を食うのが嫌いなのかといえば、

とにかくこのお勘定に掛かる時間が長過ぎるからだ。

さっさとレジ打って釣り持ってこいっつうんじゃボケが!

(# ゚Д゚)

いつにも増して持ってこないので、ウエイターを呼び止め、

お釣りをさっさと持ってこいと言ったら、「チップだと思いました」 だとよ。

勝手に思わずに聞け!!!

結局、イラついてレストランを後にした。

さて、日暮れが近いので、どこで写真を撮ったものかと思案してみたが、

どうも良い所が浮かばない

ロープウェイが動いていれば山の上から撮りたいが、ロープウェイは19:00まで。

散々ウロウロ歩いて、結局コレ!という場所が思い浮かばず、こんなもんで終わった。

既に22:30。

早めにホテルに戻って休むことにした。

Zzz・・・

本日の走行距離189.0キロ

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第一話 ブカレストへ  第二話 まずは肩慣らしに190キロ・・・

第三話 徐々に走行距離が延びる・・・  第四話 ルーマニア横断

第五話 穴ぼこの道を越えて・・・  第六話 農村巡りこそ旅の神髄

第七話 都会の景色に興味はなく

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