19 Ago-

4:00起床。

今日は胸が苦しい。

そしてやはり体が気だるく、またしても枕元のペットボトルが取れない。

エアコンが壊れていて寒いが、ベッドに入る力もない。
↑掛け布団の上で寝ていた。

2日連続かよぉ・・・。

さすがの我輩もめげるぜ。

5:00になり、準備開始。

1時間も経てば、余裕があると思うだろ?

無い。

何の余裕も無い。

毎朝こうならなきゃいかんのか?

・・・。

重い体にムチ打って、荷物を積めて、朝御飯。

昨日に続いてイチゴヨーグルトのフレークと、オムレツをササッと平らげ、迎えの車に乗る。

今日は観光バスで、ペルー南部の町、プーノへと行く。

ま、いつものことだが、移動日という名の中だるみの1日だ。

観光バス乗り場に向かうまでに、

どうやら同ツアーに申し込んでいるらしい客を3名(2+1)を拾った。

マチュピチュで1泊しなかったので、先行していたツアー客に追いついてしまったようだ。

それにしても、現地係員が案内すると書いてあったから、

去年のケニアのようにマンツーマンでの旅行を想像していたのだが、

どうやら現地の複数のツアーを組み合わせただけのパッケージツアーのようだ。

これなら、直接現地ツアーに申し込んだ方が安かったんじゃないかと思う。

それに、独りで旅がしたいからパッケージの独り旅にしているのに、

別に知り合いでもない日本人どもと何だか一緒に動かなきゃいけない的なことになるなんて

何のためにわざわざ一人参加料金を払っているのか分からない。

馬鹿馬鹿しくて腹が立つ。

次回からはもう本当にここのツアーはやめよう。

しかも具合の悪いことに、2人組み(どうやら新婚)の方は、感じが悪かった。

それはまた追々書いていくことにしよう。

とりあえず話を戻す。

バス乗り場でチケットを渡され、観光バスに乗る。

乗り込む際に目に飛び込んできたのは、蚊に食われた跡でボコボコになった外人の足。

何じゃこりゃ。

あんたそんなに食われたのか。

思わずサブイボが出ちゃうぜ。

みなさん、マチュピチュに行く時は、必ず長袖長ズボンで行こうね。(T_T)

さて、プーノまでは12時間。

と・・・遠いな・・・。

と、思いながら座席の脇で荷物をガサゴソしていると、2人組みのうちの女が声をかけてきた。

女「私そこの席なんですが、番号間違ってませんか?」

偽「いえ、10ですけど」

女「それ11です」

偽「は?」

女はそう言うと、勝手に席に座った。

確かに夫婦2人の席は並んでセットするだろうから、これはガイドが書き間違ったのかもしれん。
↑旦那の席は9。

しかしオレのチケットの番号は間違いなく10だ。

何様なんだ貴様。

まさかこんなのと行動をともにせねばならんのか?

だから団体になるのは嫌なんだ。

クソッタレが。

・・・イカンイカン。

せっかく旅に来て怒っていてはイカン。

楽しく行こう。

・・・と、自分に言い聞かせる。

そんなこんなで、バスは出発の準備が整ったようだ。

イケメンウーゴの陽気なガイドとともにバスは出発。

かつてのクスコの門を見ながら南下し、

最初のポイントはアンダワイリーリャスという町のこの教会

中には綺麗なフレスコ画と、立派な祭壇があったが、ここが何だったかは忘れた。

2日目に書いたが、聞いた途端に頭から消えていくのでね。

教会の次は、ラクチ遺跡。

細かい説明は、やはり忘れたが、精錬所だったかもしれないし、教会だったかもしれないという、

何だか大事な遺跡なんだってさ。

ここの遺跡でも、かつての堅牢な石造りの建築様式を見ることができる。

全く隙間の無い、完璧な造り。

すごいものである。

で、遺跡の入口では結構大きめの土産市が開催されていたので物色。

我輩の目を引いたのは、チェス。

どうやらインカの兵隊とコンキスタドール(スペイン人の征服者)がモデルになっているようで、

別に我輩はチェスなんてやらないが、オブジェにモッテコイだ。

外売りで何だか砂埃をかぶっているので、プーノの土産屋で探してみることにしよう。

さて、これで午前中の観光は終了。

昼食はチンチャという小さな町のレストランで、バイキング。


↑何もなさそうな小さな町だが、ネットカフェがある。

我輩は何だか食欲がないのと、便所に行きたくないってことで、ちょっとだけにしておいた。

別に美味そうなものも無かったしね。

随分長いお昼休憩の後、バスは今日の最高地地点ラ・ラヤという峠に向かって走っていく。

ちょっと食っただけだが、眠気に襲われた我輩は爆睡。

目が覚めたらラ・ラヤに着く少し手前だった。

ラ・ラヤは標高4,335m

世界最高地点の駅がある峠。

いやぁ空が青いなぁ。

すっごいね。

そして・・・明らかに空気が薄い。

少し歩くだけで物凄く体力を消耗する。

そして、チャレンジャーな我輩は少しだけ実験。

息を止めて10歩ほど歩いてみると・・・頭が真っ白に。

ぐはっ。

ぶほっ。

げほっがはっ。

ぜぇぜぇ。

こいつはキツイ。

大げさだと思うならやってみな。

これが酸欠か!!って思い知るはずだよ。

というわけで、たった数歩歩いただけで頭が真っ白になってしまった我輩は、

思いっきり体力を消耗した上に頭痛を伴ってバスに帰還。

何をやっているんだか・・・。

バスからバザールを眺め、この近所には町なんてなかったことを思い出し、

この人たちは一体どこからどうやって荷を運んできたのだろうと思った。

人間というものは実に逞しく環境に順応するものである。

ラ・ラヤを出てしばらく草原のようなところを走って、

小さな町の博物館をちょっと見学。

インカ時代の石像などを見た後、また草原のようなところをしばらく走ると、

車窓にプーノの町とチチカカ湖が見えてきた

バスはどんどんと坂を下り、プーノの町へ。

初日のガイドが「リマとプーノの町は注意して」と言っていたのを思い出す。

車窓から見える町は、夕暮れとダウンタウンの人寂しい町並みで、ちょっとおっかない。

晩飯はどうすっかなぁと思っていたら、バスターミナルに着いた。

ここで、また別のツアー会社が迎えに来た。

ホテルまでは車。

「プーノの町は安全ですし、偽スナフキンと夫婦のホテルはメインストリートに近いです。
 お土産屋もたくさんあります」

安全なのか?

ホテルはメインストリートから2ブロックほど歩いたところ。

荷物をさっさと置いて、土産物探しと晩飯を食いに、メインストリートに出る。

メインストリートというだけあって、19:00前後だが相当に人が歩いている。

もっと寂しい町かと思っていたが、この一画は随分な賑わいだ。

だが、50m毎ぐらいに警官やセキュリティが立っている。

油断は禁物だな。

まずは土産物屋でチェスを物色。

値段帯は同じぐらい(2,000~3,000円ぐらい)でもデザインは様々で、

これはなかなか良いねぇ、というものから、これで同じ値段取るのかよって物まである。

2,3の土産物屋をのぞいて、一番デザインが気に入ったのを買った。

何となくだが久々に良い買い物をした気分だ。

で、他にも土産物を買い込んで、レストランへ。

クスコのレストランに味をしめた我輩は、今夜も地球の歩き方を参考に、

フォルクローレを聞きながらメシが食えるというレストランへ。

意外に小さいな。

タマゴスープとパスタをオーダーし、しばらく待つ。

さらに待つ。

・・・。

もう少し待つ。

フォルクローレが始まり、スープとパスタが同時に出てきた。

真っ黄っ黄のスープとデッカイチキンののったパスタ。

・・・。

何じゃコレ。

冷えてヌルくなってるじゃねぇか。

しかも味は最悪。

タマゴスープはヌルい上に中に入ってる豆腐のようなものの食感が悪く、

パスタもやはり冷え冷えで味は粘土みたい。

・・・おえっ。

我輩は幼少の頃からお残しはしないように教育されてきているので、

大概のものなら我慢して食うのだが、

何もわざわざ吐き気をもよおしながら食うことはあるまい。

5口だけ食べて下げさせ、チェック。

チキショウちょっと高いじゃないか。

フォルクローレも全然大したことないし。

大失敗だ。

やはり外国のメシに期待してはならないな。

ガッカリしてホテルに帰り、すぐに寝るよりは、

ちょっと頭痛が治まってからにした方が良いかなぁと思い、DSをやったらやり過ぎた。(T_T)

アホかオレ・・・。

っていうかね。

正直寝たくない。

2日も続けてウンザリするような頭痛と気だるさにやられ、また明日もそうなるのかと思うと、

寝たくなくなって目が冴えてしまう。

翌朝がこんなに嫌になることがかつてあっただろうか。

しかし寝ないとそれはそれで明日に響きそう。

・・・寝るしかないのか。

もう2度と高地旅行はするまい。

Zzz・・・

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