5 Jul -

早く寝たせいで、相当早く目が覚めた。

5:30に目覚ましをかけたのに、3:00起床とはジジイやで。

隣の部屋に人がいないことを祈りつつシャワーを浴びて少しだけ寝て、5:30出発。

今日の朝日は8:07なので、少し早い時間から撮ってみようかなってわけだ。

空は雲一つなく、ほとんど新月なので、星がとんでもなくキレイだ。

アフ・トンガリキまでは約30分。

駐車場に停めて入ろうとしたら、ゲートに7:00OPEN、

17:40CLOSEと書いた札が垂れていた。

マジか!

ご丁寧に監視員もいて、我輩のスポットライトを見てやって来て、

「クローズだ」 と言われた。

意外とこのへんは厳格に運用されているらしい。

仕方ない。

外から撮るわ、と答えた。

中には入れなくても、星がすげぇ。

星が降る夜ってのはこんなことを言うんやろうな。

少し離れた所にラノ・ララクがある山以外に高いものが何もなく、

自分の頭の上には見渡す限り星がある。

天の川もくっきりと見え、何やら星雲らしきものも。

ここまでの空は、さすがの桜島上空にもないわ。

桜島の夜もとんでもなくキレイなんやで。

天の川も見えるしね。

オススメよ!

で、4月に佐賀で夜桜を撮りに行った時に教わった手法で、

入口に立っているモアイを撮ってみることにする。

ふむ・・・。

何だか寂しい場末の歌謡ショーのようだな・・・。

コレはイカン。

下から煽って撮りたいけどなぁ。

中に入れる頃に撮れるやろか。

時間的にまだかなりあるので、

アフ・ナイナイの方で下から撮影をやってみようと車を走らせてる間に、7:00が近くなってきた。

これなら開いた瞬間にアフ・トンガリキの方が思ったのを撮れそうだってことで引き返す。

そしたら監視員のオッチャンは少しだけ早く入れてくれた。

ちなみにここでも国立公園の入園券はチェックされるので注意だ。

さっそくモアイの下で三脚を立てて撮影開始。

しかしどんどん車がやって来るため、

撮ってる間に車のライトがモアイに当たってしまい、上手くいかない。


↑ヘッドライトやリアランプが写り込んで、まるで異世界の住人である・・・。

せっかくモノにできたと思ったら、園内に入った人のライトが写り込んでたりと大苦戦。

そうこうしているうちに東の空が明るくなってきてしまった。

ぬぬぬ・・・。

何か不完全燃焼や。

アフ・トンガリキの前に移動して、朝日を観賞。

湿気が相当あるようで、レンズがすぐに曇ってしまう。

思ったよりも大変な朝日撮影だった。

朝のうちはこの島の東側の天気は大丈夫だと判断し、

朝飯を食ったら集中的に見て回ろうと決めた。

ホテルに帰ると朝飯の時間が終わろうとしていたので、慌てて食った。
↑10:00まで。

で、まずイースター島の博物館へ。

入場料は無料。

ここにはモアイの「目」が展示されている。

後は象形文字が彫られた板とか。

それほど多くの展示があるわけではなかった。

ついでだから、晴れてるうちにタハイ儀式村のモアイ達も撮っておく。

午後は逆光になっちまうからな。

で、そろそろかなとラノ・ララクへ。

そしたら、早くも我輩が思ってるような日の当たり方じゃなくなろうとしてる。

こりゃイカン!!

慌てて走っていく。

そしてゲートでチケットを買おうとして、

昨日のチケットを見せて「2回目だからチケットくれ」 って言ったら、

「昨日ので良い」 と言われ、もう一度スタンプをくれた。

融通のきく人やな!

ありがとやで!

さて、晴れているとラノ・ララクの良さもグッとアップ。

↑くどいようだが、山の下にある黒い粒はモアイである。

モアイ・ピロピロ氏(本名)もオットコマエに映えよるわ!

ちなみにこのモアイ・ピロピロ氏、地中にも同じぐらいの長さの胴体が埋まっていて、

身長は6メートルもあるそうな。


↑コレは・・・全身を見るとちょっとあんまりやね・・・。

頑張って作りすぎやろ・・・。

その他にもお天気になって空を入れて撮れるようになったから、撮りたい放題。



↑切り出し中に放棄されたモアイ。

正直、アフ・トンガリキのようなのはあまり惹かれないけれども、

ここの出荷前のモアイ達は実に絵になる。

特に倒れてしまっているモアイが我輩的には良い感じであった。

予想通り、お昼を過ぎたぐらいから昨日ほどではないが雲が出てきた。

それまでの間、これでもかとラノ・ララクを楽しんだのであった。

で、島の南側を村の方へ戻りながらいくつかのアフを見ていく。

正直、初日の夕方、今日の朝、そして快晴のラノ・ララクと、

撮りたいものは全部撮ってしまった。

もう今日サンティアゴへ帰っても良いぐらいだ。

しかしこれは結果論。

明日の飛行機なんだから、それまでは楽しむのが吉だ。

アフとかモアイを見て、昨日と同じくアフ・ナイナイをサクッと見て、

最後に島の山の方にあるアフ・アキビへ向かうことにした。

そしたら・・・。

我輩の体に何が起こったのか分からんが、

突然恐るべき眠気が襲ってきた。

ろくに寝てないから眠くなるのは当たり前としても、いきなりかよ。

ガクッといったりしながら、何とかアフ・アキビに到着。

もう起きていられる状態ではなく、そのまま1時間眠った。

目が覚めてもなかなか体がシャキッとしない。

クッ、これも老いか!?

フラフラとカメラを持ってアフに立つモアイ達を撮った。

ちなみにここのモアイを完コピしたものが、宮崎県日南海岸にある。

正直、アフだけならわざわざこんな所まで来なくても、コピーを見ても良いかもしれんな。

時間も15:00を回ったし、これにて本日の観光はオシマイとしようか。

村のホテルに戻り、ベッドで横になった途端に大爆睡。

17:00に一度目を覚ましたが、窓から見える空は曇天。

きっと夕焼けは見れないよね。

ウン、見れない見れない。

うーん・・・もう一寝入り・・・。

そして21:00。

爆音ミュージックで目が覚めた。

あぁそうか、今夜は隣の隣にあるカリカリというとこでショーを見るつもりだったんだ。

仕方なく起きて歩いていく。

このホテルは町のど真ん中にあるので、

どこかでショーが始まると、ビート音が凄く響いてくるのだ。

2013年にはtravel Adviser(ホテル予約のポータルサイト)で賞を取ってるのに、

最新版の地球の歩き方から掲載がはずされているのは(2013年には掲載)、

エアコンがないのと、このへんがマイナス影響なのではないかな。

で、カリカリのショー。

打楽器とアカペラと踊り。

思ってたよりかなり良かった。

今まで見てきたこの手のショーの中では一番の質かもしれない。

とても満足したのであった。

満足したら帰ってシャワーを浴びて爆睡。

いくらでも寝れるで・・・。

Zzz・・・。

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第三話 星を見る島(経験値949)  第四話 ハワイキを探して(経験値484)

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第七話 意外と危険ブエノスアイレス

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