2 Jul -
4:00起床。 今日は朝日を撮るつもりなので、早起きである。 シャワーを浴びて、外に出ると、何ととても曇っている・・・。 最近天気に恵まれない気がしているのは気のせいか・・・? 太陽王としての力が老いとともに衰えているのでは・・・。 ((((;゚Д゚)))))))ザクグフゲルググ 仕方がないので、とりあえず町を見下ろせるであろう高台の住宅地へ行ってみる。 このへんはGoogle Earthで事前調査済みである。 行ってみると予想通りではあるが・・・曇ってて、遠くに見えるであろう山々が見えぬ。 終わったな・・・。 しばらく待機して少しでもマシにならんかと思ったものの、やっぱりダメだった。 で、ついでだからグリフィス天文台まで行ってみたら、 開館時間外でも、敷地の出入りは出来るじゃないか! いやーそうじゃないかとは思ったんだよなぁ・・・。 昨日夜景を見に来たら良かったなぁ。 やっぱりやらぬ後悔ってのはアカンですわ。 で、早朝からジョギングやらトレッキングやらをしている人に混じって、景色を眺める。 やっぱり曇天ってのはなかなか処理の仕方が難しい。 コレが出来るようになれば、相当にレベルが上がったと言えるんだろうけどな。 グリフィスパークを後にして、遠くに見えたハリウッドサインを見に行ってみる。 住宅街の真ん中にある通りから眺めると、良い感じに収まった。 収まったが・・・やっぱり霞んでるしアカンな。 無念なり。 ハリウッドブールバールを走って、思いがけず見つけた壁画を撮ってホテルに戻る。 我輩のケータイは海外ではWi-fi以外で繋がないので、 昨夜連絡してみた同級生の返事を確認してみたが、 うまく連絡のやり取りができず、LAを出るまでには返事はなかった。 もう時間がない。 荷物をまとめてからハリウッドブールバールを歩いてみる。 道路のタイルにある星に名前が書いてあるだけの有名な通りだ。 まさかモーテルからこんなに近かったとは。 しかし外タレに全く疎い我輩には、 正直どうでも良いのであった。 適当に歩いてスタバでホワイトモカを飲み、曇天を嘆いた。 ホテルに戻って荷物をまとめ、サンタモニカピアへ車を走らせる。 すると、少しずつ天気が良くなってきたではないか。 ピアに着いた時には、スッカリ快晴になっていた。 遅いわ! ここにはアメリカを代表する国道66号線の終点があるのだ。 シカゴの始発点を見て、グランドキャニオン近くの一部を走った我輩は、 コレでルート66を偽コンプリートしたと言ってよかろう。 スバラシイ! 無駄に満足したらピアをブラブラ。 あまりに天気が良くなってきたので、 ハリウッドサインをもう一度撮りに行ってやろうかと真剣に迷ったが、さすがに時間がギリギリになる。 それに東の空は、西側ほどスカッとしてないので、もはやそれは諦めた。 最後にヨットハーバーを見てからレンタカーを返却しに行く。 遠く、西の方に、朝は見えなかった山々が見える。 クッソ・・・。 最近ホントに・・・いや、こういうのは「気」のものだ。 衰えたと思うと本当に衰えてしまう。 大丈夫、今回は見たいものは全部見られる! そう信じて、予定通り11:00にレンタカーを返却。 Hertzの良いところは、返す時はホントに楽チンだってことだね。 シャトルバスで空港へ送ってもらい、 アメリカン航空だと思ったら間違っててLANTAM航空でチェックイン。 次の飛行機は、ペルーのリマ経由、サンティアゴ行きだ。 座席に行ってみると・・・エマージェンシーシート。 ・・・。 ここって英語が話せないとアカンでしょ? 替えてもらったら、よく喋るオッサンとネーチャンの間の席になってしまった。 我輩のクソ下手くそな英語にも少しは付き合ってくれて、わずかに話をすることができた。 マジで英会話教室に行かねばな・・・。 転勤したらね! そうこうしているうちに眠気に襲われ爆睡。 爆睡に爆睡を続け、気付いたらリマであった。 エマージェンシーシートから替わってきたわけだから、 我輩の席には誰かが乗ってくるに違いない。 あらかじめ違う席にしてもらおう。 と、サンティアゴへ継続して乗る人をチェックしていたCAに、 どの席が空席か聞いて、移ろうとしたら、 人が座ってるやないかい! もう一人のしっかりしてそうなCAに聞いたら、一旦消えた後で、案内しにやって来てくれた。 「こんばんは、偽スナフキンさんは17Hに座って下さい」 おやまあ何とキレイな日本語ですこと! 安心して荷物を持って席を移り、サンティアゴまでの旅を続けることになった。
3 Jul - 明けて7月3日。 6:00前にサンティアゴに到着。 元々は、イースター島へは同日の乗り継ぎ予定だったのだが、 乗り継ぎ時間が1時間半しかなかった。 さすがの我輩も老いたせいか、この時間に自信がなかった。 そこで、今日はサンティアゴ泊。 翌早朝便でイースター島へという行程に変更を余儀なくされたのである。 機を降りると、ひんやりした空気。 チリは今真冬だから寒いのは当たり前だってことで、 バゲージクレームで着替えを出し、手持ち荷物で不要なものをスーツケースにぶち込む。 あまりに早朝なので、アーリーチェックインが出来ない可能性もあるからだ。 USD300を両替し、タクシーチケットを購入。 タクシー乗り場へ。 乗り込んだら、料金が違ってたらしい。 追加で金を払って出発。 30分ほどで出発出来てしまった。 まー後からだけども、イースター島へは同日乗り継ぎも余裕だったかね。 コレは結果論だが。 タクシーは高速をぶっとばし、30分程度で旧市街のホテルに到着。 入口が閉まっててチョー焦ったが、中からコンシェルジュが出てきてくれた。 ふぅ・・・。 アーリーチェックインをお願いすると、何ともゴージャスな部屋を手配してくれた。 ラッキー!! あまりのゴージャスさにゆるりとくつろぐことに決めた。 サンティアゴの今日の天気は終日曇天。 明日が快晴っぽいのが腹が立つ。 もっとも、イースター島の今日の天気は雨。 そして明日は快晴。 ここはやむなしと思うべきだろう。 肉を切らせて骨を断つってヤツだな。 サンティアゴにはあまり興味がなくて下調べが不十分。 ベッドで横になりながら地球の歩き方を読む。 そして、10:00にホテルの裏手にある展望台へ行ってから、旧市街を探索。 夜は2015年にオープンした南米一の高さがあるという展望台へ行くことに決めた。 しかしだな。 我輩は自分の部屋にある地球の歩き方があまりに場所を取り過ぎているので、 PDF化を進めている。 現在42冊のPDF化が完了したが、まだまだ20冊以上はあるだろう。 その中のアルゼンチン・チリ編は2010年のをPDF化したので、 ケータイに入れてあるのだけど、 せっかく最新のを買ったのに、PDF化した古いのばかりを読んでて、最新版は見てなかった。 この南米一の展望台が新市街にあることを知ってたら、 旧市街にホテルをとったりしなかったのにのぅ・・・。 やはり情報は最新版に限るで。 と、思いながらウトウト。 9:50になったので、仕方なく外に出た。 ホテルがあるのは旧市街の中でも割と庶民的なエリアで、日曜の朝だからかひっそりとしている。 こういう所はメキシコ以来怖くて仕方ない。 クソが!! しかしサン・クリストバルの丘にある展望台へのケーブルカー乗り場が近くにあるので、 角さえ曲がれば観光客も歩いている。 というか、ケーブルカーに近いからこのホテルにしたのに、 まさか新市街にも立派な展望台が出来ていたとはね。 とにもかくにも、何もなく過ごさなければな。 ケーブルカーに乗って上がっていくと、ホテルの周りがよく分かる。 トタンのような屋根があったりと、なかなかにカオスなエリアだ。 とにかく気を付けることにしよう。 サン・クリストバルの丘は、周りに背の高い木が多く、思ったほど眺めが良くない。 それでも、6,000メートル級の山々が背後にそびえるサンティアゴの街並みは、 どこか鹿児島を思わせ、曇天であっても美しい。 サクッと見て回り、ホテルでカメラを持ち替えて、今度は旧市街へ。 通りは普通に都会で、特に危険は感じない。 南米でもサンティアゴは良いところかもしれん。 大聖堂でミサを見学して、 その他の教会を見て回り、 プレコロンビア芸術博物館へ。 日曜日は入館料フリーだそうな。 メソアメリカとかインカとか書いてあると、大航海時代onlineがもう一度やりたくなってしまうなぁ。 ウーム。 考古学の経験値をゲットしたら、 南米一の高さを売りにしている展望台「Sky Constanera」の最寄り駅まで地下鉄に乗る。 フランスの協力で出来たものらしく、車両もフランスのものに似てる・・・気がする。 暗くなるまで撮るつもりだし、まだまだ相当に早いので、スタバでチーズケーキ等々を食って飲んだ。 そして展望台の下はショッピングモールになっているので見学。 まるでイオンである。 サンティアゴってもっと古都かと思ってたわ。 全然都会やな。 ブラブラしてから14:00に展望台へ。 サンティアゴは排気ガスのせいで空気がよどんでいるらしく、 遠くに山々が見えるのだけど、裾野の方は相当に霞んでいる。 それでももう少し頂上がハッキリと姿を現してくれればモノにする自信はある。 なーに時間は腐るほどある。 ってことで展望台で待機。 しかしどんどん天気はイマイチになる一方。 それより気になるのは一向に暗くならないこと。 我輩のケータイによれば、日没は15:34のハズなんだが・・・。 きっと曇天のせいだろうと粘ることしばらく。 あまりにも暗くならない。 そしてそれは時差が上手く調整されていなかったことだということが分かった時の 我輩の落胆たるやどれ程のモノか、ご理解頂けるだろうか。 2時間半も展望台で時間を潰し、本当の日没はまだ1時間半も先だなんて・・・。 もうスッカリ山は見えなくなってしまったし、そこまでキレイな夜景にもならなさそうだし、 もう帰ろうかと悩みに悩んだが、結局肌寒い展望台で粘ること4時間半あまり。 日没後に少しだけ山のシルエットが見えたことだけが救いか・・・。 やはりイマイチな景色であった。 チッ。 いそいそと展望台を後にして、地下鉄に乗る。 あの暗そうな旧市街はこの時間ならまだ何とかなるだろうか。 タクシーか? 地下鉄に乗りながらもずっと悩んだが、歩いて帰ることにした。 どうやら夜にはレストランがオープンする通りだったらしく、地元民らしき人々が飯を食っている。 よもやこんなところなら襲われたりはしまい・・・。 わずかにドキドキしつつ、ホテルにたどり着いてホッと一息。 今日は飛行機を降りる時のサンドイッチとスタバのチーズケーキしか食ってないから 少し腹が減ってはいるが、これから外に出てメンドクサイことになってはイカン。 もう寝てしまうことにした。 Zzz・・・ |
第三話 星を見る島(経験値949) 第四話 ハワイキを探して(経験値484) |