- 4 Aug

5:00起床。

エアーズロックのある国立公園のゲートは6:00オープン。

日の出は7:12だが、早く行って日の出前の姿も撮りたい。

ゲート前にはオープン待ちの大行列かと思いきや、誰もいなかった。

3番目の早さで到着し、どこから撮ったものかと思案の末、

大人しく展望台からにした。

木が邪魔なんだよなぁ。

日の出前にはさすがに人が増えてはきたが、思ったよりは少ない。

日本人多いな~。

日本人だらけじゃないか。

萎えるわ。

写真は・・・まぁこんなもんか。

本番は明日だな。

さて、今日の予定は、エアーズロック登山。

一旦ホテルに戻ろうかと思いきや、

走っていたら、登山口に着いてしまった。

どうせならこのまま登ろうかと思ったら、強風でクローズ。

8:00、10:00、12:00、14:00に再度チェックがあるらしい。

仕方がないので、やはりホテルに戻って朝食をしっかり目に食い、

空港のレンタカーオフィスへ。

昨日の途中から、エンジン異常のアラームが出ているのだ。

多分大丈夫なのだが、

明日の長距離ドライブの途中でエンストでもされたらたまらない。

車を替えてもらった。

デッカイ四駆。

どこのメーカー?これ。

もう一度登山口へ。

10:00のチェックでもまだ強風で、立入禁止。

立入禁止は良いとして、あんなに急な所を登るの?

思ったより全然しんどそうじゃないの。

大丈夫なの?アレ。

ついでなのでエアーズロックの周りを歩いてみる。

特に見るべき所が見いだせず、

周囲を飛び交うハエにイラつきながらぶらぶら歩いた。

↑近くで見ると、表面は滑らかじゃない。

あー、ハエが鬱陶しい!!

もう結構!!

カタジュタというもう一つの観光地へ行こうとエアーズロックを離れたら、

結構いい感じに見渡せる所発見。

撮ってみると・・・、アレ、登ってるやん。

急いで戻り、登ることにする。

エアーズロックは、アボリジナルな人々にとっては聖地なので、登らないで欲しい、
↑アボリジニーというのは、差別言語になるらしい。

ということで、2019年10月26日からは登れなくなる。

正直、登ったところでどうだ、という話でもないが、

登れなくなるなら、登れるうちに登っておきたい。

それだけのことだ。

そして、そんないい加減な気持ちで登って欲しくない、というのが、

アボリジナルな人々の言い分なのであろう。

水とカメラだけを背負って、登山開始。

下から見た時の馬の背のような急坂は、鎖を伝って登っていく。

結構な急坂で、老いた我輩には、テキメンに堪えた。

海外に来ると、自分の体力の衰えを、マジで思い知らされるね。

鎖が終わると、

え、ココを行くの?という上り下りを歩き、

1時間少々で、登頂した。

見ての通り、馬の背の様な所を何の支柱もなく歩くので、

風が強い時に登れないようにするのも当然のことですな。

で、頂上からは何が見えるかというと、予想通り、特に何も見えない。

登りました、というだけのものだった。

このてっぺんのモニュメントは、

10月26日以降、誰の目にも触れられなくなるのか。

少し感慨深いものがあるな。

さて、下りる。

下りる時の方が足にくる。

ふくらはぎがプルプルするし、膝がテラワロス。

速く下りたいのに、尻餅ついて下りていく人がいるから、

急坂で待たされてる間に、足がツりそうでたまらんかった。

そして、車に乗る瞬間、ふくらはぎをぶつけて、

ツってしまって悶絶したのでした。

さて、悶絶してる時間はない。

サンセットまでにカタジュタへ行って帰って来ることにする。

思った以上に遠く、風の谷という奥の方の展望台へ行ってしまうと、

サンセットには間に合わない。

風の谷にある展望台からの眺めは、

写真を撮っても良いけど、ネットに上げてはいけないらしい。

ということは、自分の目で見るしかないわけで、

これは見に行こうと思っていたのだけどね。

やむなし。

Uターン。

エアーズロックのサンセットは、下見済み。

木を入れずに撮れるのは、まさにココしかない。

というわけで、確保。

そしてハエが鬱陶しい!!

暑い車内にいるか、ハエが飛ぶ外で待つか、苦渋の選択だったが、

我輩は車内で待って、我慢しきれなくなったら外に出てた。

シティ派写真家なのでね。

虫とかハエとか、大嫌いなんス。

段々に日が暮れて、今日は真っ赤にはならなかったが、まぁまぁヨシとしましょ。

それより、日が暮れてから、星空と一緒に撮れないものかと粘ったものの、

ゲートクローズの19:30では、星が撮れるほどには暗くなってはくれなかった。

↑随分明るいレンズなので、周辺光量落ちで白昼夢っぽくしてみた。

ここは、翌朝チャレンジだ。

ホテルに戻り、やはり今夜も星空撮影。

この日のために自作したハーフソフトフィルターを持って、昨日と同じ丘に登る。

少し月が大きくなっているので、エアーズロックがしっかり写る。

天の川も肉眼でハッキリ見える。

明日になると、天の川と月が被って、南十字星も見えなくなるだろう。

だから、仕方ないんだ偽スナフキン。

昨日と同じく、蒸気機関車が撮れないことを禅問答しながら撮影。

自分で作ってきたハーフソフトフィルターの効果は抜群で、

昨日の星より、大きく写る。

暗い星は消えてしまうが、まぁそれはヨシ。

思った以上の成果に、大満足だ。

月が長く出ていたので、流れ星を狙って待っていたら、

何とホントに降った。

しかもエアーズロックに向かって。

コレは良いのが撮れましたね。

アデレードに行かなかったら、流れ星も撮れたじゃないか。

蒸気機関車はもう諦めようぜ。

Zzz・・・

戻る  進む

行程表を見る

第一話 未踏の大地  第二話 大陸縦断特急  第三話 流星

第四話 キャンガルー肉  第五話 ビクターハーバーの日

第六話 メルボルンの悲劇  第七話 シドニー

旅行記選択ページへ  TOPへ