- 7 Aug

5:00過ぎに起床。

空は快晴。

くそ、1日遅いんだよ。

今日は、観光列車は走らない。

ホテルの近くを少しだけ散歩して、アデレードへ。

ビクターハーバー・・・一体何をしに来たんだか・・・。

非常にモッタイナイ2日だった気がしてならない・・・。

今回の旅は、本当にルートの大切さを学ばされるわ。

空港へ行く前に、長距離列車の発着駅へ立ち寄り、

The Ghanのロゴ入りアイテムを少々お買い物。

ダーウィンで買っておけば良かったね。

車を返し、今日はメルボルンへ。

いよいよ旅も終わりが近づいてきた。

フライトは2時間あまり。

雨の予報だったが、曇り空。

↑着陸時、メルボルンが見えた。

レンタカー屋へ行くと、

客が沢山なせいか、受付の女は気が立っていて、

かなりイラつきながら我輩の対応をしていた。

こういう忙しい雰囲気を無駄に発するヤツ、嫌いなんだわ。

ホテルは中心街に予約してある。

中心街までは、空港からはやや遠い。

というか、随分遠い。

さらに至る所で工事をしていて、無駄に時間が掛かってしまった。

これは明後日の移動日、早めに空港へ行かないとヤバイかもしれん。

今夜のお宿は、メルボルンの市街地を見下ろせる展望台、

Eureka Skydeck(ユーレカスカイデッキ)のすぐ隣という好立地ながら、

↑中央の高いビルがユーレカタワー。

展望台ビルの駐車場の割引サービスがあり、値段も安いホテル。

コレは当たりだった。

荷物を置いたら、市街地撮影。

メルボルンのFlinders Street駅は、

東京駅に似たデザインになっていて、夜は映えて美しい。

この脇を路面電車が走っていて、1時間に1本、観光客向けのレトロなヤツが走る。

夕方のは千載一遇のチャンスだったのに、ピント合わせに失敗してしまった。

クソ。

さて、メルボルンの路面電車に乗るには、

「マイキー」というチャージ式のカードを買う必要がある。

現金は一切受け付けてくれないようなので、要注意だ。

観光メトロは無料で乗れるが、乗ったら撮れない。

だから有料のに乗ることになるわけだが、

空港で買いそびれてしまったので、最寄りの駅まで買いに行くことにした。

フリンダースストリート駅では見つけられず、

サザンクロス駅まで歩いていき、何とか買って帰ってきたら、

観光メトロがちょうど撮影ポイントに差し掛かるところだった。

必死にダッシュして撮るも、これまたシャッタースピードが合わず、大失敗。

ぐおおおおあお。(# ゚Д゚)

やむを得ず、もう1時間待機して、最終列車に挑むも、

今度は駅舎に被ってしまい、これまた失敗。

残念無念な結果となってしまった。

さて、真っ暗になってしまったので、

繁華街にあるレストランビルのアイルランドパブで

カンガルーステーキとビールをたらふく食ってから、

ユーレカスカイデッキで夜景撮影。

夜景撮影というのは、ライトやなんかが鏡に映り込んで、思ってる以上に難しい。

苦労して完璧に撮りきり、ホテルに着くや、力尽きて寝てしまったのであった。

Zzz・・・













- 8 Aug

5:00過ぎに起床。

シャワーを浴びて、荷物をまとめる。

今日は、メルボルンの町から小一時間ほど走った山の中へ、

保存鉄道パッフィンビリー鉄道の蒸気機関車を撮りに行く。

アデレードで蒸気機関車を撮り損ねているので、

蒸気機関車はこれが唯一のチャンスである。

・・・雨だけどね。(#^ω^)

蒸気機関車ってのは、吐き出す蒸気を入れて撮ってナンボ。

もちろん上に吐き出すわけで、

空が写り込みがちだが、雨の曇天を入れ込むのはナンセンス。

撮影場所には気を使うことになりそうだ。

さらに、なぜか今日は、

途中駅までしか運転してくれないらしい。

我輩が一番狙っていた場所は、今日の終点の向こうにある。

全てにおいて、撮り鉄が上手くいかねぇオーストラリアだな!!

段々苛々してきたぞ。

雨が強くなる中を東へ走り、ベルグレイブという町の駅に到着。

蒸気機関車は車庫で出発前の点検中。

近くの通りから撮影できそうなので、

三脚を持って行き、パチパチ撮って

ついでに駐車場近くの踏切でも撮っておくかとのんびりやってた時のこと。

少し目を離した隙に、三脚の脚の一本の固定が甘く、

まるでバックブリーカーの如く、三脚に取り付けられたまま、ぶっ倒れる我輩の5DsR。

取り付けていた100-400mmのレンズはマウントが弾け飛び、

カメラも側面が割れて中が見えてしまう大破損状態。











・・・。

何してんねんオレは。

小雨がパラついているので、雨が入り込んでは大変。

すぐに車へ引き上げ、応急修理に絆創膏を貼り付けた。

・・・。

海外旅行保険が利くとはいえ、

来週からキヤノンのサービスセンターは盆休み。

あぁそういえば今日は金曜日。

今日持って行けば・・・あ、いやいや、

どうせ盆休みで動かないのだから無意味か。

いや、そもそも、今はオーストラリアか。

はぁぁぁ。

もう帰りたい。

相当にウンザリだ。

それでも、蒸気機関車は動き出してしまう。

とりあえず撮るか・・・。

こういう時のために、カメラは2台必要なのだ。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

とりあえずメジャーな木製の陸橋で撮り、

走りながら何ヶ所かで撮ろうかと思って踏切の脇に停めて撮った。

んで、次の蒸気機関車もやって来るので、

ベルグレイブに戻ろうとしたところ。

地面がぬかるんでて、スタック。

うそん。

マジで???

コレは本気でヤバいと、ドゥルドゥルの泥を飛ばしまくり、

前進後退を繰り返しまくって、ようやくぬかるみを脱出。

もう今日はどうなっとんの。

これ以上色々あったら耐えられぬ。

と、思ったら、トイレに行きたくなってきた。

近場のガソリンスタンドには備え付けがない。

蒸気機関車もやって来る。

アレですかね。

久々に神様の試練を耐える1日なんですかね、今日は。

イライラしながら蒸気機関車を何ヶ所かで撮って、

もう疲れてしまったので、昼過ぎに帰ることにした。

今日のホテルは、メルボルンの市街地から少し離れた所。

一旦荷物を置いて、初日に決めた予定通り、競馬を見に行く。

場所は、メルボルンから約100キロ離れた、鉱山の町バララット。

間に合えば、

ゴールドラッシュ時の町を再現したテーマパークにも行けるんじゃないかと思ったが、

閉園30分前。

しかも入園料は5,000円近いとなれば、もう止め。

大人しく、競馬場へ向かった。

レースは日没後の18:00過ぎから。

見に来ているのも、出走馬も、

町の中の人や馬だらけみたいな、アットホームな競馬場。

コレはコレで、とても良い感じだ。

さて、何でココへ来たのかというと、トロッターの競馬場だからだ。

↑ジョッキーは、こんな感じに馬車に乗って操る。

見ての通り、馬の後ろに馬車のようなものを引いて走る。

また、馬は、「トロット」、もしくは「ペース」で走らなければならない。

馬の駆け方の一種になるわけだが、詳しくはググってくれ。

競歩みたいなもんだと思えば分かりやすいか??

足音がお馴染みのパカラッパカラッではなく、ドッドッドッという感じになる。

スタートも特徴的で、アームの着いた車が走り出したら、

その後ろに各馬が着いて走っていき、

グイーンとアームが解除されたら、そこからがレースのスタート。

↑走りながら後ろに整列していく。

こんなの先行馬以外勝てないだろうと思いきや、

追い込みが決まったり、なかなか興味深い。

せっかくのズームレンズは今朝ぶっ壊してしまったわけだが、

それでも撮らないわけにはいかない。

レンズを替え替えガッツリやってたら、

競馬場お抱えのカメラマンがやってきたり、競馬場の関係者がやってきて、

「君は写真を売ったりしないよな?」

「ただのファンということで良いのか?」

と、笑顔ながらも何度も確認された。

こういう時に、我輩の虫も殺さないような無垢な笑顔は、

大きな武器だ。

砂かぶり席で撮らないか、とか、

お誘いを頂いたりしたのを遠慮したりしながら、何レースも撮った。



最終レースは21:00過ぎで、

そこまでやってるとメルボルンに帰るのが遅くなりすぎるので、20:00前には退散。

メルボルンへ戻った。

お宿にはwifiが無かったので、近くの世界のまで歩きながら写真を撮り、

そういえばメルボルンはワインが有名だったな、と、思い出した。

ほとんどの店は閉まっていたが、

1店だけ若者が騒いでいたので、行ってワインを3杯飲んだら頭がクラクラ。

もうダメです。

カメラも壊れちゃったし、やる気も出ないし、もう帰りたいぞ!!!

と、心で絶叫しながら、メルボルンの夜は更けていったのだった。

Zzz・・・

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第四話 キャンガルー肉  第五話 ビクターハーバーの日

第六話 メルボルンの悲劇  第七話 シドニー

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