- 3 Aug
7:10の飛行機に乗るため・・・、何時に空港へ行けばいいんだ? 国内線で2時間前ということもないだろうということで、 5:00を回ってからタクシーを捕まえて、空港へ。 アリススプリングスまでは1時間半ほど。 ダーウィンを離れると、眼下には砂漠が広がっていた。 アリススプリングスでは、世界唯一の大陸縦断特急ザ・ガン号を見ることが出来るハズで、 もしかしたら機内から見られるかと思ったものの、 路線とはかなり離れたところを飛んだので、機内からは全くノーチャンスだった。 9:30前にアリススプリングス着。 寒い。 寒すぎないかココ。
早速レンタカーを借りて、アリススプリングスの町へ向かう。 前述の通り、今日はザ・ガン号がアリススプリングスを通る日。 ザ・ガン号は、ダーウィン~アデレードを走る、世界唯一の大陸縦断特急で、 北行きは2日、南行きは3日でオーストラリア大陸を駆け抜ける高級列車だ。 列車たるもの、やはり画になるのは走っているところ。 駅撮りだけでは味気ない。 とはいえ、走行距離が余りに長く、 日本のように時間きっかりに走ることなんて想像もできないので、 ある程度どこに何時にいるのかが分からないと、延々待ちぼうけを食うことになる。 なので、日本にいる間に、 運行会社に何時頃にアリススプリングスにいるのかを問い合わせたのだが、 南行きの時間は教えてくれなかった。 時刻表にも、「朝着、夜発」としか書いてない。 ザ・ガン号を見るチャンスは今日しかないので、 最悪駅撮りやむなしかと思っていたら、 駅にはまだ着いておらず、係りの人々が、駅の掃除をしている。 掃除をしてるってことは、もうすぐ来るのか? 偉そうな人に聞いてみると、11:00ぐらいには着くのではないか、とのこと。 あと40分。 近場で画になりそうな場所を世界のMのwifiで探しまくり、 町の北にある跨線橋に決めた。 今日はエアーズロックの夕方に予約があり、あまりダラダラもしていられない。 途中すれ違ってしまっては悲しすぎるので、 五感を研ぎ澄ませて、セブンセンシズまでを駆使しながら跨線橋へ。 まだすれ違ってないと思うがなぁと車を降りると、 白骨化した山羊のようなものがあり、びっくらこいて少し場所を変えて待つことしばらく。 やってきたぜ! オラーッと撮影したら、AFモードになってた。(T_T) 何してんねんオレ・・・。 手前まで呼び込んだのは、被写体ぶれでオジャン。
かなりショックだった。 駅まで戻り、駅でも撮影。 はぁぁ・・・。 さ・・・、もう行かないと・・・。 エアーズロックまで446キロもあるのだから。 何でアリススプリングスなんかに来たんだ。 今日はアデレードにいれば、 サザンエンカウンターとカックルトレインいう蒸気機関車がバッチリ撮れたのに。 いやいや、アリススプリングスに来たからザ・ガン号の走ってるところが撮れたじゃないか。 でもモード間違ってたで!! と、心の中で、我輩と我輩が禅問答を繰り返しまくっても時間が余るぐらい、 エアーズロックは遠かった。 そして、何も見るべきものが無い。 しかもレンタカーは、走行距離が1日あたり100キロを超えると、 0.28豪ドル/キロの追加料金がかかる。 エアーズロックへ行くと、片道で追加料金に突入する計算だ。 特別な理由が無い限り、 エアーズロック観光の拠点を、アリススプリングスにする必要は皆無であろう。 途中のガソリンスタンドは2ヶ所しかない。 そのうちの1つでお菓子と水を買い込み、爆走。 途中特に見所もないため、 ほとんどノンストップで走りきり、エアーズロックには16:00前に到着した。 11:30頃に駅を出たから、ノンストップで4時間半か・・・。 帰りの参考にしておこう。 さて、今日はサンセットの時間に、フィールドオブライトというのを予約してきた。 エアーズロックの見える丘に電飾を施しましたよー、というイベントだそうだ。 出発時間は17:45だというので、ガソリンを補給し、 夜、エアーズロックが撮れそうな場所を探してみる。 エアーズロックのあるウルル国立公園には、夜間には入れない。 公園の中に限らず、外側にも意外に木が生えてて、 スカッと見える場所がないな・・・。 時間がきたので、ダウンを羽織ってバスに乗り込み、行ってみる。 ここからでもエアーズロックの夕日は楽しむことができるね。 そして、フィールドオブライトが始まる。 南アフリカのナマクワランドの花畑ような眺めだな。 あれは一度は見てみたいものだが。 さて、暗くなった。 今日はもう寒いし疲れてはいるが、明日曇ったら悲しい。 というわけで、ロケハンした丘に登ってみる。 薄い三日月のおかげで、天の川が肉眼でもハッキリ見える。 エアーズロックも月明かりに照らされて、ちゃんと写る。 一応、このために、今日はエアーズロックに来る必要があったのだ。 明日までは何とかなるが、 明後日になれば、月が大きくなって、天の川はあまり見えなくなるだろう。 が。 明日でも良かったのなら、 今日はアデレードで蒸気機関車を撮りたかったなぁ・・・。 いや、でもそれだと明後日にか来れんのやで。 満天の星空の下、 朝から何度となく続けてきた禅問答を繰り返しながら、月が沈むまで写真を撮った。 おぉ寒い!! もう限界です。 ホテルに戻り、翌朝の日の出に備えて寝たのでした。 Zzz・・・ |