- 29 Dec

4:30、6:30と何度も寝起きして7:00に起床。

蟻みたいな虫が山ほど飛んでるキモい夢だったな。

あまりの曇天と、これから先の日程も全部雨という予報。

少し雨とかじゃなくて、降水確率100パー。

厳しいわ。

スイスへ行きたくなってきた。

昨日、空港からの特急に乗ったとき、

スイスの天気がチョー快晴だったのだ。

調べてみたら、ベルゲンからジュネーブへ行ける。

あまりに天気が酷そうなら、無理してオーロラを狙っても意味がない。

夜、真剣に考えよう。

8:00にホテルを出て、オスロの市内を歩いてみる。

オスロは都会で、神戸的な感じ。

なので、そこまで写欲の湧く町並みではない。

メインストリートの近くをフラフラ。

腹が減りまくってはいるが、

今夜はしっかり食いたいので、お菓子やスタバは我慢。

暗いうちはまだしも、明るくなってくると、

ただただ曇天な都会で、どうしようもなくなってしまった。

さて、オスロといえば、ムンク。

ムンク美術館へ、10:00の開館に合わせて向かうことにする。

前述の通り、2020年の移転に向けて、

展示を大幅に減らしているとのこと。

余分に金を払ってまで、本日のフライトを夕方に変更したのは、

ムンクの作品を見るためなのだが・・・。

とりあえず、「叫び」はどうしても見たい、

と思って入ってみると、ちゃんと1点展示してあった。

スバラシス。

ウーム・・・。

叫んどるねぇ。

正直、ムンクの作品に限らずではあるが、

この手の絵画は、なぜ評価されるようになったのかねぇ。

ルーベンスとかなら、

明らかに上手いから分かるのだけど、絵画の評価は、わけ分からんな。

とりあえず、見られて良かった。

ホテルへ戻ってチェックアウトし、空港へ。

今日は、ノルウェーの行ってみたい町の1つ、オーレスンで一泊の予定。

30分遅れての出発。

そんなに小さな飛行機ではないのに、

到着間際はメチャクチャに揺れて、かなり怖かった。

16:30過ぎ、オーレスン着。

すでに真っ暗だ。

雨がひどい。

雨というか、台風真っ只中みたいな暴風雨である。

折り畳み傘は、開いた瞬間に壊れてしまった。

ノォォォ・・・。

諦めて、ダウンのフードを被り、少しだけ歩いてみるものの、さすがにエグい。

明日の夜まで滞在するので、写真は明日にして、

メシを食って、早々にホテルで休むことにしたのだった。

↑初めてのf2.8のボケが楽しくて仕方ない。

Zzz・・・











- 30 Dec

2:30過ぎに目が覚めた。

外は相変わらずの暴風雨で、風がと唸っているのが聞こえる。

何なの一体。

デジャヴ感があると思ったら、フェロー諸島へ行ったときの、

トシュハウンがこんな感じだったな・・・。

さて、この先のノルウェー沿岸部の天気を見てみると・・・。

雨アンド雨。

ロフォーテン諸島は天気の変わりが激しかったので、

モチロンずっと雨、ということは無いだろうし、一晩のうちには晴れることもあるだろう。

雲の合間から、オーロラも見える気がする。

しかし。我輩は別にそんな「チラリ」が見たくて来たわけではない。

さらに、こちらへ来てから気づいたのだが、

今年はオーロラのハズレ年のようだ。

オーロラというのは、地磁気が影響するようで、

コレは約20年の周期があり、今年はほぼ、その谷間に当たるようだ。

オーロラ予報によると、オーロラの強さの指標になってるらしいKPという値は、

よくて「3」ほとんど「1」か「2」で、

これは、例えば我輩がアイスランドやロフォーテン諸島に行った時の数値は、

「6」とか「8」だった。

天気がイマイチ、且つ、大したオーロラにも期待できないのであれば、

スイス行きだな。

かつて行った、マッターホルンの麓にあるツェルマット。

春に行ったエディンバラと同じく、何とかもう一度行けないかと思っている村だが、

ここで行くしかない。(燃)

天気も丁度行ける日程は大快晴。

意を決して、ロフォーテン諸島方面の予約は可能な限り全て解約し、返金を受ける。

飛行機は、オスロの往復分がダメだ。

チッ。

オプションで変更、キャンセル可能なチケットにも出来たのだが、しとけば良かったわ。

とりあえず、コレで天気予報を見てヤキモキすることもない。

さて、今日は夜が明ける前に少しだけ歩いて、展望台のある山に登る。

朝食を少しだけとり、町を歩いていると、空が明るくなり始めた。

今日の日の出は10:06。

まだ2時間もあるのに。

仕方ない。

オーレスンの町を見下ろせる展望台は、町の東にある山の上。

階段を420段上がらなければならない。

ふえぇ・・・。

案外アッサリ登れはしたのだが・・・マジで台風のような暴風吹き荒れる展望台。

「ごぢら゙台゙風゙接゙近゙中゙の゙室゙戸゙岬゙でずッ゙」

ぐらいのトンデモナイ風と雨。

雨が降り出したら、とても写真どころか、景色もろくに見れない。

↑寄りたい・・・寄りたいが、ブレまくって無理。

というか、物陰にいないと、立っていられない。

コレは風速30メートルを楽に超えていると思われる。

中には入れないが、建物があり、その陰に雨を避けられる一角があったので、

そこで待機しながら、雨が止んだタイミングで、

根性を出して三脚を持って行って、シャッターを切る・・・。

が、とても撮れん!!

なんちゅう風やねん!

立っておれん!!!

せっかく来たのに!!!

マジで、立っていられないぞ!

おおおぁぁっ!!!

何度かチャレンジしたが、とても写真どころではなかった。

ぬぅん、夕方にもう一度チャレンジか・・・。

↑かなりの時間、暴風に吹かれ過ぎて、目がシッパシパ。

さて、オーレスンの町並みは、アールヌーボー調の建物が並ぶ、

まるでアニメのような町並みだが、こんな雨の中では歩く気も起きない。

傘なんてさせるわけがないほどの暴風なので、フードだけで我慢。

今日のフライトは21:00過ぎで、

時間だけはあるので、チェックアウト時間の昼までは部屋で待機。

そして、昼前にようやく雨風が少し止んだので、一気に撮影タイム。

そして、少しすると雨が降ってくる。

メンドクサイぞ!!

多少我慢したものの、あまりに降りが強くなってきたので、

ショッピングセンターで本を読み、本を読み、本を読み・・・。

はぁ、時間が有り余りすぎる。懸命に時間を潰して、夕方再登山。

まだまだ全然風が強い。

しかし、朝のように、ずっと吹き荒れるのではなく、少し止まる時間がある。

山頂に着いた途端に雨が強くなってきたので、またしても山頂で待機。

しかし、今度は撮るまでは帰らないぞ。

猛烈な暴風雨が来たら、朝と同じく建物の陰に隠れて、

雨が止んだら三脚を持って行って、暴風が止んだタイミングで、頑張ってシャッターを切る。

延々とコレを繰り返し、何とかブレてないカットが何枚か撮れた。

↑奥の島が不思議な感じに見えて良いよね。よくブレずに撮れたものだよ。

が、ずぶ濡れになったわいな・・・。

もう無理。

そして、山を下る途中に猛烈に降り始め、さらにビッショビショ。

さすがに寒すぎるので、昨日と同じレストランへ逃げ込み、早めの夕食。

オーダーしたバーガーはとても美味かった。

特に、ポテトは美味い。

↑ボケ美しい・・・。

あの甘さは何なの。

かつて食ったポテトの中で、ベストだったと断言しよう。

もう外を歩き回る気が起きなかったので、しばしビールを飲み飲み時間を潰した。

最後、思い出作りに少しだけブラついて、

ホテルで荷物を引き取り、空港へ。

こんな暴風なのに飛ぶのか?

オーレスンからベルゲンへは1日1便で、且つ、毎日は飛んでないようだ。

だから、この日程とルートなんだがね。

待合いロビーにいると、ノルウェー航空のオスロ行きが飛ばない。

風か?

マジで大丈夫なのか。

飛んだとしても、この暴風雨で何かあったらエライ事やんけ。

相当に心配したが、何ともすんなり飛んだ。

日本なら、間違いなく飛ばないと思われた。

ベルゲンには22:00前に到着。

あまり調べずに来たので、空港から街までの行き方もよく分からない、と。

見てみると、街まではトラムかバス。

こんな時はトラムでしょ。

中心部まで繋がっていて、所要は約50分。

遠いな。

ベルゲンも小雨。

すでに遅いので、ホテルに到着したら、ソッコーでお休みすることにした。

今日は時間潰しに疲れたわいな。

ヤレヤレ。

Zzz・・・

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第一話 クリスマスの残り香  第二話 暴風雨のオーレスン

第三話 ベルゲンのニューイヤー  第四話 スイスへ

第五話 ゴルナーグラート鉄道  第六話 アルプスの山々

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