冒頭の通り、最終的に今年は9連休になった。

だが、いつものことながら、

休めるかどうかは、その時が来ないと分からない。

見切り発車の段階でも、さっさと航空券を押さえなければ、

いつでも休めるお気楽人間どもに買い占められてしまう。

行き先は悩んだ。

さすがにもう72ヶ国も行ってると、どうすっかなー、みたいにはなる。

北欧か、カリブ海か、アフリカか。

久々に脳内行き先選手権は、三つ巴の総当たり戦が繰り広げられた。

・・・この3チームは、よくやり合ってる気がするな。

で、最終的に、トナカイや海賊、

アフリカゾウたちが死屍累々となった荒野に最後まで立ち続けたのは、

北欧のトナカイ野郎だった。

ま、北欧といっても、行くのはノルウェーだけ。

この時期のノルウェーは、ロンドンから飛んだのに続いて2回目。

ノルウェーは、フィヨルドを見に行くことを考えたら、

冬に行くところではないかもしれない。

しかし。

行きたい時に行くのが我輩のスタイル。

フィヨルドはまたいつかで良いや。

で、北欧に決めたは良いものの、

チンタラしてるうちに、一番安いフィンエアーの航空券を買い損ねてしまった。

うーむ、この動きの悪さ、相変わらずである。

まぁそれでも9月だったからな。

世間のヤツらは、休みの確定早すぎる。

働けよ、全く。

ルートは、ルフトハンザでミュンヘン経由オスロ行き。

一度ノルウェーを通り過ぎてドイツまで行くってのが時間の無駄だな。

まぁ仕方ない。

で、オスロに着いてからは、自分でアレンジ。

行きたいところは3つ。

オーレスン、ベルゲン、そして、ロフォーテン諸島だ。

前回行った時は、ロンドンからロフォーテン諸島へ行って、とんぼ返り。

他は何もしなかったので、オーレスンとベルゲンは絶対に見たい。

そして、ロフォーテン諸島。

前にも行って、個人的な最高のオーロラ写真を撮影済みだが、

あの時は、

国際免許を失効してしまうという

大ポカをやらかして、景色をほとんど見られなかった。

きちんとやり直したい。

さらに、新年の瞬間は、そこそこの町にいないと、つまらない。

そんなわけで、ミュンヘンイン→オスロ→オーレスン→ベルゲン→ロフォーテン諸島である。











- 28 Dec

今回は、何と、出発3日も前から荷物をパッキング。

ここ最近、カメラの充電器という何より大事な物を忘れたり、

コンセントのアダプターを忘れたりと、

あまりに荷物の忘れ物が多すぎることを、

大いに反省したのだった。





しかし。

スーツケースの上に服やカメラの三脚をを放り投げただけなのは、

世間的にはパッキングとは言わないのだった。

案の定、前夜になってバタバタと荷物を詰めることになった。

┐('д')┌ヤレヤレ。

カメラのレンズは迷った。

24-70mmの標準レンズ、16-35mmの広角レンズ、

100-400mmの望遠レンズ、14mmと20mmの単焦点。

持って行きたいのはこの5本だが、

航空会社の重さ制限があるので、単焦点は一本が限界だ。

鉄道を撮るわけじゃないから、

望遠レンズはここまで長いのは正直いらない気もするが、

70mmが一番長いってのは少し心配。

悩んだ結果、14mmは置いていくことにした。

毎回思うが、荷物の重さ制限は、人間も含めた重さにしてもらいたい。

デブが7キロ持ち込むのと、体の小さい我輩が7キロ持ち込むのとでは、

総重量が全然違うのだからな!

予定していた地下鉄には乗り遅れ、次発で関空へ向かった。

それでも出発の2時間前には余裕なのだが。

チェックインして、早めに保安検査もパスし、いつものスタバで出陣式。

今回は、かなり天気が心配だ。

最近天気の巡りがよろしくないし、嫌な予感しかしないので、念入りに。

♪人間五十年~・・・。

頼むぞホントに。

座席は、自分で押さえたのだが、見事に羽根の上。

・・・まぁ行きはボーイング787でもない限り、どうせ外は見えない。

肝心は帰りだからな。

では、行きますかね。

ヒアウィゴーー・・・Zzz・・・。

ヨーロッパに行く時は、前日は徹夜して機内で寝るのが時差ボケ対策スタイル。

メシも食わずに寝まくった。

そして、ケータイに取り込んできた地球の歩き方北欧編をようやく紐解いた。

・・・。

アレ。

ムンク美術館は移転で大規模に展示縮小中???

いやいや、もうひとつ合ったハズだと国立美術館を調べたら、

こちらも移転クローズだと!?

こちとらムンクを見るために、

一昨日金六千圓也を叩いて、飛行機の時間を変更したんだぞ!!

ふざけとる・・・。

というか、やっぱり準備が悪いな。

┐('д')┌ヤレヤレ

その後も眠さに負けまくり、13:30、ミュンヘン着。

次のオスロ便は21:20なので、それまでは市内を観光する。

だから急ぐ。

入国審査はガラ空きで、たぶん初めてじゃないかというぐらい、トップで通過。

荷物の受け取りがないので、そのまま駅へ向かう。

空港内にはクリスマスマーケットが残っていて、

コレはコレで撮りたいが、暗くなってからだ。

ミュンヘン市内にある、

マルクトプラッツ(市場広場、中央広場)までは11.5ユーロ、38分である。

毎度のことながら、この時期にヨーロッパの中央広場やメインストリートへ来ると、

クリスマスマーケットが終わった残り香が漂っていて、残念極まる。

↑片付け中

マルクトプラッツの近くにも、

木組みの小屋がいくつも残っていたが、全てガッチリ戸が閉まっていた。

どこへ行きたいというのも特にないので、フラフラ歩きながら、時間をつぶす。

Leicaショップにも立ち寄って、見学。

↑海外のお店では、中に入らず、まずは外から見ることが大半。
  ベタベタ商品を触るのはマナー違反。

Leicaのカメラやレンズって何であんなに高いのかしら。

正直よく分からんス。

ブラブラブラブラ、教会で休憩したりしつつ、

空がだんだん暗くなってきたので、聖ペーター教会の鐘楼に上る。

この時間帯に上れるのはここだけだ。

前回来たときは、足元でクレーンが動き回ってて、

残念な眺めだったのだが、今回はまずまず。

ここにクリスマスマーケットがあればなぁ。

鐘楼は激混みで、ずいぶん苦労したのだが、

何となく、てっぺんを2周してみたところ、

2周目はライトアップが際立って、格別だった。

↑本当に知らずにもう一周。コレはラッキーだったね。

格別といえば、今回導入した24-70mmのシグマレンズも、格別に良い。

我輩が当日購入してからすぐに品薄になってしまったが、

なるほどコレは売れるわけですよ。

いずれもラッキーだったな。

で、トラムを撮りつつ中央駅まで歩いて、空港へ戻る。


↑海外撮り鉄はメインカットじゃないけど、
     やっておけるならやっておくスタイル。

せっかくだからクリスマスマーケットを楽しもうとするも、

案外食いたい物がなかったりする。

グリューワイン(ホットワイン)を飲んでみても良かったのだが、

何となく止めてしまった。

外から見てる分にはキラキラしてて良い感じではある。

しかし、中に入ってみると、特段・・・という感じ。

クリスマスのオーナメントは大変オシャレだが、

コレを日本人が使うのはとても難しい。

こうしてみると、ドイツの有名なクリスマスマーケットってのも、

こんなもんなんだろうなぁと思う。

大阪や博多でやってるクリスマスマーケットは、

実によくできてるというのが実感だ。

近くに大聖堂や中性の町並みがないだけで、

アレ、そのものだと思うよ。

オスロ行きの便に乗り込み、オスロ着は23:30前。

荷物を受け取ったら、特急で市内へ向かう。

この時間はもうローカルは動いてなくて、コレぐらいしか選択肢がない。

のに。

ローカルのチケットを誤って買ってしまい、1,500円ほどを無駄にしてしまった。

チイイッ!!

しかもそのせいで乗り遅れ、しばらく駅で待機。

オスロ行きは最終25:00発で、少し危うかったわ。

市内までは20分。

ホテルは、予約時に発行された番号を機械に入力するセルフチェックイン。

着くなり、爆睡。

Zzz・・・

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第一話 クリスマスの残り香  第二話 暴風雨のオーレスン

第三話 ベルゲンのニューイヤー  第四話 スイスへ

第五話 ゴルナーグラート鉄道  第六話 アルプスの山々

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