- 1 Jan

ハッピーニューイヤー。

今日は、当初の予定ではノルウェーの島、ロフォーテン諸島へ行く予定だった。

が、予報は、相変わらずの降水確率100パー。

ロフォーテン諸島行きのフライトは、キャンセルしても金が返ってこないので、そのままにしてあった。

まぁしかし。

好転の様子は見られないので、スイスへ行ってしまう。

スイスへは、アムステルダム経由。

6:10発なので、4:30前には空港へ行っておきたい。

ベルゲンの市内から空港へのトラムは、

平日は、ほとんど24時間運転だが、4:00~5:00の間は運転がない。

だったら、さっさと空港へ行って眠りたい。

ほとんど寝ないうちに、時間だ。

3:00発は間に合わず、3:15発で空港へ。

車内はニューイヤー騒ぎでお疲れの酔っ払いで満員。

賑やかですな。

しかし、ノルウェーの人々は、

絡んでくるようなヤンチャモノはいないので、ゆるりと空港へ向かうことができた。

4:00過ぎに空港に着くと、さすがに人はまばらで、あっという間にチェックイン。

寝たら目覚められないと思い、懸命に我慢。

しかし、乗った途端に爆睡し、せっかく窓側の席を押さえたのに、

何の景色も見ないうちに、アムステルダムに到着してしまった。

乗り継ぎは、すぐ隣のゲート。

機内には妖怪泣き赤子が複数。

眠いのに、コレは苛つく。

なぜイヤホンをカバンに入れてしまったのか。

赤子は泣くのが仕事?

仕事は仕事場でやってくれ。

ここはパブリックだ。

泣いても仕方ないとか、大人でカッコイイこという人々もいるが、うるせーもんはうるせー。

ガキの鳴き声があちこちで木霊する、阿鼻叫喚の機内なのであった。


↑イライラしてても撮るものは撮る。KLMのウイングとアムステルダムの街並みを絡めた。

11:00、無事にチューリッヒに到着。

11:46発の特急に何とか乗りたいと思っていたら、思いの外、早く荷物が出てきた。

コレは大ラッキー。

乗り場へ走り、前日に用意してきたスイストラベルパスを使って、余裕で乗り込むことに成功。

次の特急だと、今夜のお宿がある町、

ツェルマットへの到着が1時間遅くなり、夕暮れまでに間に合わないのだった。

コレでひと安心というものよ。

さて、スイス国内の特急は、基本的に自由席。

中には予約された席もあるが、どこに座っても良い。

我輩は、乗れないと困るのと、

立ちっぱなしが嫌で、一等車用のパスを購入してきた。

一等車は、二等車に比べて、

さらに予約されていないので体感で95パーセントは自由席だ。

↑181の右のケースに駅名があるときは、その駅まで指定席、の意味。

スイスは、鉄道料金が少し高いので、

よほど乗らないのでなければ、パスを購入した方が、安くあがると思う。

さらに、スイストラベルパス保有者は、景色の良い山岳鉄道の割引も沢山ある。

オススメである。

VISPという町で乗り換え。

渓谷を川に沿って走ること1時間ちょっと。

15:00過ぎにはツェルマットに到着。

早速ホテルにチェックインして、三脚とカメラだけ持って撮影に向かう。

空は雲一つない快晴。

マッターホルンとツェルマットの町を一緒に撮れる場所は、

案外限られており、町の東側にある坂道を延々登った。

そこからの景色がコレ。

雪が積もったペンションやホテルの屋根が連なる向こうに、マッターホルンがそびえる。

これは筆舌に尽くしがたい絶景だわ。

前回来た時には、まだ夜景を撮りに外に出るほどの気合いも余裕も足らなかった。

70いくつも国と地域を回ったからこその景色だね。

鉄道風景写真も撮れる。

右下をよーく見てみると・・・。

いるんですねぇ・・・。

まぁコレはちょっと無理があるか。

丘を下りるのがメンドクサイので、日が沈むまで、ずーーーっと撮影。

メッチャ寒くて、せっかく持ってきたスパッツや手袋を

キチンとしてくれば良かったと、後悔した。

満足してホテルに戻り、今夜の食事は・・・チーズフォンデュでしょ。

前回来た時、イモが大量に盛られたチーズフォンデュが出てきて、

断念したお店に再チャレンジしたいが、どこか覚えてない。

仕方ないので、独りでも入りやすそうなレストランでチーズフォンデュを頂いた。

今回の店は、適量で、最後に果物までチーズフォンデュにして食え、というのは面食らった。

果物は果物だけで頂きたかったよね・・・。

食後は町をもう少し歩き回って、

↑メインストリート周辺に、素朴な感じはない。

再び丘の上へ。

町の真ん中にアイスホッケー場があり、明るすぎたのが予定外。

あれが無ければもうちょっと良い感じに撮れそうなんだが・・・。

ホテルに戻って、明日の夜の宿を探す。

ツェルマットで2泊というのは、正直モッタイナイ。

じゃあどこに行くか。

明後日から、スイス南部の天気は下り坂。

そして、明後日の夜には、

チューリッヒから、ノルウェーのオスロまで帰らなければならない。

迷いに迷い、そういえば、まだユングフラウを見ていない、ということを思い出した。

ここは、我輩の太陽王っぷりを信じることにしよう。

明日の夜はインターラーケンに決定。

宿を予約し、爆睡したのだった。

Zzz・・・

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第一話 クリスマスの残り香  第二話 暴風雨のオーレスン

第三話 ベルゲンのニューイヤー  第四話 スイスへ

第五話 ゴルナーグラート鉄道  第六話 アルプスの山々

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