-1 Jan

海外で迎える新年の朝。

小さな事だけども、こういう幸せを感じられる事がありがたいのである。

今日は1日トロムソ滞在と、ゆったりしたスケジュールだ。

朝飯は高いホテルだけあって、美味い。

ま、美味い不味いの基準はヨーグルトと果物があるかどうかなんだが。

8:30でも外は暗い。

少し待ってから出かける。

昨夜ニューイヤーの花火を見た波止場で写真撮影。

↑山頂にあるのがロープウェーの展望台。

何でか分からないが、この北極教会って凄く惹かれる。

美しいね。

で・・・。

予想通りというか何というか、元旦なので北極ミュージアムも北極教会もクローズ。

北極教会は昨日わずかな時間でも入れて本当に良かった。

明るくなってきて、道のアイスバーン具合がよく見えてきた。

こんなに凍ってるのか。

間違いなく転かしにきてる。

正直、歩きたくなくなってしまう。

ヤレヤレだ。

クローズだらけのトロムソにいて、やれることといえば写真撮影。

ロープウェーの1日券を買って、山に登る。

↑トロムソの遠景。下にロープウェーが見えますかね。

昨夜はトラロープが張られて狭いエリアしか入れなかったが、今日は自由自在。

あまり登る気はないが、山登りぐらいしかすることがないので、登ってみる。

当然雪山なので雪が積もっている。

踏みならされているとはいえ、靴の中に雪が入ると、極寒で足が痛くなる。

気を付けていても雪が入り込んでくるので、最終的には諦めた。

日の出なんだか夕焼けなんだかの空を見ながら、

あそこまで登ろう、あそこまで登ろうとやっているうちに、足跡が少なくなるぐらいまで登ってしまった。

んー・・・まぁこのぐらいにしといたろ。

遠くフィヨルドが広がり、登った甲斐はあったな。

↑12:43の夕日。

ロープウェーの乗り場まで帰ってくる間に、すでに夜の帳が下りようとしている。

我輩が得意な時間帯だ。

ノルウェーの沿岸を走る定期船フッティールーテンが入港してきて、

まさにトロムソという景色になった。

こういうのを撮らせたら、我輩は上手いと思うわ。

満足して山を下りてホテルに戻る途中、メシが食いたいのに、どこもやってない。

唯一開いてるまともなレストランは大行列。

仕方なく入ったバーガーキングもオーダーの前で大行列。

仕方がないので並んで少し冷え気味のバーガーを食べた。

さ、オーロラの時間まで特にやることはない。

ホテルに戻ってひと休み。

目を覚ましたら18:00過ぎ。

やべっ寝過ぎた。

慌てて着込んで波止場に行ってみると、オーロラが大きく出ている。

コレはイカン!

歩いている時間はない。

タクシーを捕まえてロープウェー乗り場へ向かう。

クレジット払いが出来ないと言われ、ノルウェークローネなんて持ってきてなかったから、

危うくユーロでお支払い。

ロープウェーの待ち時間すらもどかしい。

やっと登って、真っ暗な中を昼間の展望場所まで行ってカメラをセットしたら、

丁度オーロラのビッグウェーブがやってきた。

ふぉーぉぉぉおおおぉぉっ!!

すげぇ。

コレこそがトロムソのオーロラよ!

あぁ最高。

来て良かった。

このあとしばらく待機するも、この時以上のビッグウェーブは来なかった。

我輩は詳しくないけど、何度もオーロラを見てきた感覚だと、

オーロラには波があって、激しく光るときと穏やかな時があって、

やっぱり映えるのはオーロラが激しく波打って動くときだ。

逃さずに撮れたのは幸いであった。

今夜はちゃんとホッカイロの強力版を足裏にもセットしてきたので、足裏も万全。

月が高くなるまで粘って、山を下りたら、またビッグウェーブがやってきた。

今度はトロムソの町から見上げる感じで撮影。



翌朝がゴミの回収日なのか、道路にゴミ箱が並んでるのは、良いかどうか悩ましいところだが。

北極教会とも絡めて撮影。

ふと思って裏に回って撮ってみたら、町明かりでステンドグラスが美しく見える!

ほあー・・・美しいですわ・・・。

いやー、色々と本当に良かった。

トロムソはやりきったな。

そしてすっかり夜が更けた。

昨夜のホットドッグ屋さんは今夜はお休み。

仕方ないので、ホテルに戻り、爆睡した。

Zzz・・・

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第一話 1週間ぶりのヨーロッパ  第二話 北極圏の年越し

第三話 トロムソの絶景を味わう  第四話 再び風景写真の聖地へ

第五話 ロフォーテン諸島でのオーロラ  第六話 帰国までのダラダラ旅

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