-31 Dec

5:00起床。

シャワーを浴びて、服装を極寒使用に着替え、朝飯。

ビュッフェはかなり種類が豊富で、抜群に美味かった。

たらふく食ってチェックアウト。

今日はオスロへ飛んで、北極圏の町、トロムソへ行く。

新年をどこで迎えるかは大変重要。

さらにその後の行程も考慮しなければならない。

このあたりの考えが抜けてて、ヘルシンキからストックホルムへ飛んでしまうルートにしてしまったのだ。

色々調べた結果、ニューイヤーで盛り上がりそうなトロムソで新年を迎えてから、

風景写真家の聖地、ロフォーテン諸島を存分に楽しむルートとしたのだった。

最後に海外で新年を迎えたのは4年前のベルゲン。

奇しくも再びノルウェーでの年越しになる。

アーランダエクスプレスで空港へ行き、セルフチェックイン。

羽田空港が既にそうであるように、最近の空港はセルフチェックインが増えてきた。

北欧も然り。

端末でチェックインして、ベルトにスーツケースを置き、

バーコードを読み取ると勝手に運ばれていくシステム。

やり方は、前の人のを食い入るように見て、自分で覚えるしかない。

間違ってたら心配だから人を呼んで確認する?

そういう後ろの人に迷惑な人は、思いっきり後ろに並んでやっていただきたいね。

オスロまでのフライトは約1時間。

そこから1時間半の乗り継ぎで2時間のフライトでトロムソに到着する。


↑この凍結防止剤を吹いてるのを見ると、北へ来たなぁと感じる。

昨日遅くまで歩き回ったせいで眠くて仕方ない。

北極圏のトロムソは、今の時期、日が昇らない極夜のエリア。

徐々に空が暗くなり、ナルヴィク辺りまで来ると日が暮れ、

↑右がナルヴィク。世界最北の駅がある。数日後、ここから夜行列車に乗る予定である。

トロムソの空港を出た時には15:30過ぎなのにすっかり真っ暗になっていた。

空は快晴。

早速オーロラが狙える気がする!

町まではタクシー。

トロムソで予約してきたのは町中のホテルなんだが、

どこも天文学的に高い。

一泊3万円近くする。

訳が分からん。

部屋が豪華かといえば、全然普通のホテルだった。

チェックインして早速展望台を目指す。

外は氷点下20度。

ウインドブレーカーを買い直してきておいて本当に良かった。

道は完全にアイスバーン。

所々滑り止めに砂を撒いてくれてあるものの、歩きづらい。

アイゼンを着けたいわ・・・。

滑ってこけないように細心の注意を払って行く。

トロムソの中心街は島になっていて、

展望台へ行くロープウェーまでは橋を渡って1時間を切るぐらいの距離。

橋を渡って行くと、一度は行ってみたいと思っていた北極教会の三角屋根が見えてきた。

見学時間は17:00までのハズ。

転ばぬように急いで行く。

17:00までですよ、と念を押されてチケットを買う。

中は小さく、アッサリした作り。

この教会自慢のステンドグラスは夜で見えなかった。

↑奥にステンドグラスがあるのだが・・・。

おーまいが。

明日って新年だけど見れるのだろうか・・・。

ササッと見学して外に出ようとすると、丁度今来た人が「クローズ」と拒否られていた。

危ない危ない・・・。

ここに入れなかったら相当に後悔したであろう。

北極教会からさらに殺人アイスバーン路地を歩いて、ロープウェーの駅に到着。

山の頂上まで10分刻みで深夜まで運行されており、トロムソの一大観光地なのである。

今夜は山の上で花火イベントがあるのは調査済み。

それを町から写真で撮るので、町に戻る時間まではオーロラタイムなのである。

空は快晴。

さーて・・・とカメラを出して撮影してみると、オーロラが写る。

この町の上に煌めくオーロラが良いよねぇ。

イメージ的に、オーロラの写真って森とか湖と撮ってるのが多い気がするのだけど、

我輩的にはこういう町の暮らしとオーロラが写っているのが良いのだ!

町中で氷点下20度だから、ここはもっと冷えているのだろうか、カメラや三脚を触っていると手が凍る。

ホッカイロの強力版を持ってきてなかったらと思うとゾッとする。

やはり備えあれば憂いはないのだ。

町灯りが邪魔になるので、普段は使わないハーフNDフィルター等を活用して20:30過ぎまで粘り、

月が高くなってしまったので初日の撮影は終了。

寒すぎた!!

特に足の裏。

靴底を貫通してくる冷気がキツかったわ。

上も五枚も着込んできたのに寒かった。

舐めなくて本当に良かった。

大晦日だし、そもそもこんな遅い時間にレストランなんてどこも開いてないよなーとメインストリートを歩いていくと、

ホットドッグ屋発見!

ここしかない!

陽気なオバチャンの作るホットココアとホットドッグが美味すぎた。

↑陽気なママズキッチン。

さて、後は新年の花火をどこで撮るか。

ブラブラとチェックしてみると、ホテルの近くの貨物港が良さそうだ。

少しホテルで休み、再び行ってみると、もう結構な人がいる。

慌てて混ざり込み、カメラをセット。

そして、船の汽笛とともに無数の花火が打ち上がり、2024年を迎えた。

↑至る所に花火が上がっていますね。三角屋根の北極教会が左の方に見えている。

2023年は本当に色々とあり過ぎた。

あぁこうして再び海外で新年を迎えられる喜びよ。

喜びしかない。

本当にありがたいことです。

全てに感謝しつつ、ホテルに戻るや寝てしまったのであった。

Zzz・・・

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行程表を見る

第一話 1週間ぶりのヨーロッパ  第二話 北極圏の年越し

第三話 トロムソの絶景を味わう  第四話 再び風景写真の聖地へ

第五話 ロフォーテン諸島でのオーロラ  第六話 帰国までのダラダラ旅

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