-30 Abr

イチゴアイスクリームのショックからなかなか立ち直れず、

シャワーを浴びるのが遅くなってしまったので、

今夜はもう寝ないでおこうかと思ったのに、やはりベッドに入ったら眠ってしまった。

3:50起床。

1時間程度しか寝ていないが、今日もバスが長いので、

心配はいらないハズなのである。

まずは、ゆっくりとチョコレートを挟んだビスケットを食う。

ほーら、いつも偽スナフキンのお腹ちゃんが大好きなやつですよ~・・・。

と食い始めると、腸がと唸る。

怪獣でもいるのか!?

しかし今日は全く飯が食えない可能性もあるので、完食した。

ビスケットって口の中が切れるから嫌い。

リンゴジュースで整腸剤を飲む。

リンゴジュースは美味いのう。

顔を洗ってしばらく横になってから出発。

5:00にタクシーを呼んでくれとホテルボーイに一生懸命伝えたのだが、

伝わっているだろうか。

鍵を渡すと、「少し待て」 と言う。

どうやらちゃんと伝わっていたようだ。

昨日のバスターミナルへ。

バスは5:30発のグァナファト行き。

今回一番楽しみにしている町である。

直通バスはこの1本しかなかったのだ。

しかし、待てども待てどもバスが来ない。

時間は過ぎているのに・・・。

心配になってチケット売り場のネエチャンに聞いても、スペイン語で意味不明。

「まー来るから待て」的な感じか?

結局バスは20分遅れてやってきた。

事前の調査では1:2列の3列シートで1列を取っていてもらったハズだったが、

やって来たのは2:2でしかも客が満載の夜行バス。

始発じゃねぇのか。

みんなの視線がイエローマンキーに集まる中、

こそこそと乗車すると、空いてる席を発見。

こそこそと座り、とりあえず寝ることにした。

何ヵ所かのターミナルを経て、グァナファトへは11:00過ぎに到着。

タクシーでホテルへ。

今日のホテルは、高台の上にあるホテルで少し期待している。

Booking.comの予約確認書を見せて安心していたら、

日本語のホテル名しか書いてなくて、

実はタクシードライバーがで走らせていたことが判明。

アブネー。

次からはちゃんと現地語で書いた予約確認書を出してこないとダメだな。

我輩が予約してきたBarcon Del Cieroは、

ケーブルカー乗り場の脇にあり、やはり眺望は最高であった。

まだまだ新しいようで、内装もピカピカ。

10部屋しかないが、極めてオススメできるホテルだ。
↑しかもケーブルカーのフリーパスがもらえる。

荷物だけ預けて、まずは展望台から撮影。

うーむ、まさにグァナファト。

足下の草場の処理に苦労しながら写真を撮り、ケーブルカーで市街へ下りる。

この町の見所もギュッと固まっているため、歩いて回れる。

というか、見所は我輩が大好きな教会群になるため、

教会とかに興味がない人は、町並みを散策するぐらいしかやることはないかもしれんね。

まずは劇場から

こじんまりとしてはいるが、木材をふんだんに使っていて、とても良い感じである。

結構見放題に開放してくれているので、満足感が高かった。

今夜は何か舞台があるようだが、

写真を撮らねばならない時間にかかりそうだったので、大事をとって止めた。

うーん、残念。

続いてバシリカ。

黄色の、この町のシンボルのような大聖堂。

中ではちょうどミサが終わるところだった。

少し見ていたら、ご婦人が声をかけてきた。

「これは何のミサか分かる?今日はこどもの日だそうよ。
   女の子が人形を抱えていたから聞いてみたら教えてくれたのよ」

ほほう。

日本でも何日かしたらこどもの日ですよ、と返したら、カナダにはこどもの日はないとさ。

カナダの方なのね。

確かに言われてみれば、女の子はディズニーに出てきそうなドレスを着てる子がいるし、

男の子はフェイスペイントなんかをしてる。

なるほどねぇ。

このあと2つ教会を見て回り、いずれもミサが終わるところであった。

最後にビシャッと水を振りかけるのは、きっと何かあるのだろう。

少し戻って坂を登り、ガキで溢れかえる美術館を見学。

何とここの壁画では、あれだけ元気だったイダルゴ氏は首だけになっていた。

おぉ・・・ジーザス。

ぐるーっと町を回るように歩き、ケーブルカー乗り場まで戻ってきたので、

ホテルにチェックインして、コーラをがぶ飲み。

↑綺麗な部屋でござる。見えないけど。

見るべき所は全部見てしまったので、あとは夜景撮影まで鋭気を養うのみである。

メキシコへは、ここの夜景を撮りに来たと言っても過言ではないのだ。

ちなみに、グァナファト郊外には、ミイラ博物館という有名な観光ポイントもあるのだが、

墓から掘り返したミイラをただ見世物にしているという感が強く、

どうしても見に行く気にはなれなかった。

しばらく休憩して、建物に日が当たる角度が変わってから、再び市街へ。

町を歩くだけでもなかなか楽しい。

ファサードに日が当たると美しいのぅ。

特にやることがないのでドン・キホーテミュージアムを見学。

何故かこの町はドン・キホーテ押しであるが、その理由は分からん。

ドン・キホーテって一回ちゃんと読んでみたくはあるが、そもそも本を見たことがないな。

少し歩いて色々撮影し、18:00を過ぎたので、目を付けていたイタリアンレストランへ。

ここは眺めがたまらんですよ。

これもんですからな。

ボロネーゼは見た目より量が多く苦しんだが、久しぶりに完食した。

食ったら腹痛に備えてホテルへ帰還。

バルコニーに三脚を立てて、夜を待つ。

町は完全にお祭りで、そこかしこからブラスバンドが聴こえてくる。

ええのぅ・・・この空気。

そして迎えた夜景撮影。

バルコニーから数カット、展望台に移動して数カット撮ってるうちに暗くなってしまった。

暗くなったら夜景撮影は終わりなのよね。

いつもこの何十分に全てを賭けるのだ。

手応えはあったぞ。

ホテルに戻り、受付のニイチャンに、

Googleの翻訳先生を使って翌朝7:00にタクシーを呼んでくれと頼むが、

なかなか上手くいかない。

大体あのGoogle先生、日本語→英語すら怪しいからな。
↑ちなみに外国のパソコンは日本語入力できないからね。

英語とスペイン語でやり取りしてたから余計意味不明。

最終的に、「Call a taxi,7:00am.」でようやく伝わった。

疲れたわ。

英語ホントに通じないな。

時すでに21:00。

ケーブルカーは最終が21:15で、

もう町に下りなくても良いかなぁと思ったので、バルコニーから眺めておった。

↑分かりますよねぇ、この雰囲気。とてもオススメのホテルなのです!

音楽隊が観光客を引き連れて歩いていく。

あれ、地球の歩き方を読んで参加しようかと思ってたやつか。

まー、体調もあるし、しゃーなしやな。

と、思いながら寝た。

Zzz・・・

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第一話 メキシコ最速インの法則  第二話 バスの旅

第三話 目当ての町  第四話 ついに出遭った悲劇・・・。

第五話 50ヶ国目の入国  第六話 試練は続く

第七話 我に七難八苦を与えないで下さい

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