GWだ!

今年は、年初からさっさと予約手続きを進めようと思い立ち、

実は年初早々にカレンダー通りで予約手続きを済ませていたのだ。

5日という短さだったので、行き先は地中海の島国マルタにした。

が、今年のGWは、休みを組み合わせれば長期になることが判明。

ならば可能な限りお休みをいただきたい!

というわけで、「3月の数字をやるので、休みを下さい!」と上司にネゴり、

ちゃっかりお休みを確約。
(↑仕事をやった上で休むのは当然。やってない人は休んじゃダメよ)

5/7~8に休みをとれば9連休だったのだが、そちらは部下のスーパーエースに譲り、

我輩は4/30~5/1の連休をもらって8連休をとることになった。

まずは課員から休みをとってもらうっていう姿勢は崩したくないのでね、課長として。

まー、我輩も散々課長からは休みを優遇されてきたからな。

で、行き先を再考することに。

久々に行き先選抜選手権を開催。

名乗りを上げてきたのは、

今度こそ今度こそと言われながらなかなか優勝できない大国メキシコを始め、

南米アルゼンチンの片田舎パタゴニア、島国イースター島、同じく島国フェロー諸島。

いずれ劣らぬつわもの揃いだが、何とパタゴニアは冬季凍結中のため欠場、不戦敗。

フェロー諸島を下したイースター島と今回も勝ち上がったメキシコとの決勝。

今回のマヤの戦士達は強かった。

新たなエース、チャックモールが立ちはだかり、

イースター島からやって来た島国球児を圧倒。

ようやくにして、メキシコが行き先選抜優勝旗を掴んだのであった。

で、即HISに連絡し、メキシコ行きのチケットを再手配。

あーでもないこーでもないと注文をつけ、

完成したルートは、メキシコに最速で入国できるオープンジョーのチケット。

メキシコ第二の都市グアダラハラinのメキシコシティoutにしてもらった。

続いて、現地の長距離バスを手配。
↑メキシコ国内移動のメインになるのはバスである。

インターネットで何度も予約手続きをしたのだが、どうしてもカードの決済ができない。

何でやねんコレ。

これはどうやらカードの決済口座がメキシコ国内の口座じゃないからに違いない。

前にも何かこんなことがあった気がする。

仕方なく手数料を払い、業者経由でチケットを購入。

ホテルもグズグズしてた割りには、思い通りに予約完了。

あとは行くのみ・・・なのだが、今回の行程はホテルを拠点にできないため、

荷物は基本持って歩かねばならない。

そうすると、いつもの小型のトロリーを転がしていくのは邪魔になる。

というわけで、リュックサックにもなるスーツケースを新調。
↑前に持ってたのは、ノルウェーに行ったときについに壊れた。
  まぁ最初のUK旅行の時から使ってきたからな・・・。

バス代やら何やら、出発前からずいぶん金がかかる旅だが、

必要経費だ!と割り切ることにした。

次の夏の旅行の時には、一番大きなスーツケースも買い換えねばならないことが決まっている。
↑今のは車輪が壊れてる。

旅というのは金がかかるのである。

さて、諸々の手続きが完了し、今度こそあとは行くのみ。

・・・だったのだが。

迎えた出発前日。

会社にいる時から悪寒がひどく、帰宅する頃には寒くて手が震える始末。

肌がとしびれる感覚まで。

これはヤバイんちゃうかと体温計で計ってみると、

驚きの40.4度。

そんなアホなともう一度計ったら40.2度じゃないか。

マジかよオイ!!

下痢もひどいし、こいつはどうやら風邪じゃなくて腸炎の類いじゃないか?

とりあえず部屋の温度を最大にし、いつ力尽きても良いように、チケットを全てプリントアウト。

しかしこれで全部かどうかを
     チェックすることすら出来んぜ。

終わってからベッドにくるまる。

まずは汗をかきまくるというのが我輩の発熱対策なのだ。

それが奏功したのかは不明だが、翌朝には37.9度まで落ち着いた。

会社に連絡して午前休をもらい医者へ行くと、

最近子供の間で流行っている腸炎じゃないか、とのこと。

通常2日で治るらしい。

今日は安静、とのことだったので、不本意ながら会社はお休み。

夜までひたすら横になり、バス停に向かうのだが、

髭剃りやら歯ブラシやらを忘れまくったことに気付き、

さらに無駄な出費で散財してから空港行きのバスに乗り込んだのであった。

腹がへって気持ち悪いぐらいだが、何か食うと下痢る。

こんなことで大丈夫なのか本当に。

19:30発の飛行機で羽田へ飛び、チェックインを済ませ、出国。

これから10年旅のお供をしてもらうパスポートに

最初のスタンプが礼儀正しく、紙の左隅に押された。

が、あまりにお腹の心配をしていたせいで、押してもらった時間を見るのを忘れてた・・・。

もんがー!

それもこれも腸炎のせいや!!

そして腹がへったぞ!!

と、あまりの空腹に耐えかねてシチューを食ったら、吐き気がこみ上げてきた。

ベーグルを半分だけ食ってボケ~っとしてるうちに、

我輩が乗るロサンゼルス行きの最終搭乗案内が聞こえてきた。

あぁトイレに行ってねぇ。

やむなし。

運悪くこういうときに限って窓側なのよね・・・。

とりあえず席に着くなり爆睡し、目が覚めても爆睡し、

そろそろ治るハズの2日目を迎えているのに、

一向に腹の調子が良くならないので、飲まず食わずで通した。

ロサンゼルスには、日本出発の前日28日の19:00前に到着。

約4時間のトランジット。

パスポートを変えてしまったので、

ESTAの入国審査の長蛇の列に並ばされ、なかなかにイラついた。

だって並んでる間にも腹痛は間断なく我輩に襲い掛かってくるのである。

もうね、正気ではおれんですよ、ホントに。

しかしこれでしばらくはアメリカのトランジットは簡易にパスできるようになるハズである。

腹は心配だが、へってくるものはどうしようもない。

我慢も限界があるというものだ。

悪い菌がいるなら、出るまで食ってやろうホトトギス。
↑もはや壊れてきた。

バーガーとポテト、ダイエットコークをオーダーし、ボチボチと食っていたら、今度は食欲が湧かなくなってきた。

何なのこの理不尽さ!

結局コーラを飲み干した以外は半分残して退店。

どうなっとんねん・・・。

とにかく体調に不安を抱えたまま、我輩を乗せた飛行機は、24:10、メキシコのグアダラハラへ離陸したのであった。

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第一話 メキシコ最速インの法則  第二話 バスの旅

第三話 目当ての町  第四話 ついに出遭った悲劇・・・。

第五話 50ヶ国目の入国  第六話 試練は続く

第七話 我に七難八苦を与えないで下さい

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