冒頭記載の通り、年末の休みが決まったのは、秋の風が涼しくもない10月のこと。

当然深夜便で行って、ギリギリまで遊び倒す毎度のスタイルで航空券を選ぶ。

フランクフルトへの往復便で一番安いのはイスタンブール経由だった。

深夜の直行便よりも6万ほど安い。

H.I.S.さんの機敏な予約で、アッサリとチケットは手には入った。

もしかしたら行けなくなるかもしれない可能性はあったが、そんなことになっては困る。

あってたまるか!と強い信念で日々を正しく送り、

12月前にはきちんと行けることになった。

いつものことながら、色んな所へ行きたくなってしまう我輩。

しかし、もう二度と本場のクリスマスマーケットに行かなくても良いように、今回はドイツに集中することにした。

有名なクリスマスマーケットは、ニュルンベルクにドレスデンか。

そういえば、鉄道写真展で陸橋が絡むクリスマスマーケットの写真があった。

あそこは絶対に行きたい。

色んな見識はこういう時に役立つものである。

調べてみると、我輩が寝過ごして列車の車庫に連れて行かれたトリーアや、

お隣のプラハも良い感じではありそうだ。

そういえば、雪山のSLもあったな。

あれも行きたい。

などとゴチャゴチャ考えていたら、間際まで予定が固まらず、結局ルートが決まったのは出発2週間前だった。

・・・なぜなら。

年明けに休みを取れば、大型連休になることにも気付いてしまう。

言えるお願いはしておく主義な我輩は、

何と年明けにも連休をもらって、北欧へも行くことにしてしまった。

そっちの旅行が楽しみ過ぎて、ドイツ旅行がおざなりになってしまいかけていたのだった。

イカンイカン。

やるべき事はキッチリと。

まずはクリスマスマーケットがいかなるものか、我輩がしかとレポートして進ぜよう。






-15 Dec

いつもいつも準備が悪い我輩にしては珍しく、3日前にはしっかりと荷造りを終えて迎えた出発の日。

仕事もきちんと終えて、羽田へ。

結局空港から近いハズの葛飾の社宅からは一度しかいけなかった海外旅行。

距離は遠くとも、駅に近い今の社宅の方が、荷物を会社へ持って行かなくて良いし快適である。

高崎線に揺られて羽田空港着。

飛行機代は払っても、新幹線代はケチって行くんだ我輩は。

久々の冬の海外旅行なものだからして、どれぐらい着込んでいけば良いのかサッパリ忘れてしまっていた。

ユニクロのヒートテックで万全にしていったら、暑くて仕方がなかった。

次の北欧旅行は気を付けねばなるまい。

荷物預けに思ったより時間がかかり、

且つ羽田の国際線出国ターミナルにはスターバックスが見当たらなかったので、

ゲートの近くにあるカフェで出陣式。

もう半年以上飲んでないカフェモカ。

最近の我輩は、ジュースも全く飲んでおらず、飲むのは水とヤクルト1000だけ。

全く健康志向になったものよ。

ま、旅の間だけは甘いモノを頂く予定だがね。

諸事情により、敦盛の舞はもう二度とやらないのだ。

というわけで、カフェモカ飲んだらヒアウィゴー!

4年ぶりのヨーロッパへ向けて、まずはイスタンブール。

このイスタンブール便、メチャクチャに長かった。

イスタンブールってこんなに遠かったっけ???

13時間のフライトには流石に閉口してしまった。

イスタンブールの夜景に期待して窓側も予約してきたのに、残念ながらの雨降りで、無念のうちに到着。

↑何か知らんけど100周年なのか?

しかもヨーロッパに来てない間に、イスタンブールのメイン空港はアタテュルク国際空港から、

このイスタンブール国際空港へ機能移転したようで、

ボスポラス海峡などの夜景はもう見れないのであった。

↑マルタ旅行の時の。

即の乗り継ぎでフランクフルトへ。

現地時間の10:00過ぎ、久々のヨーロッパに足を踏み入れた。

あぁ再びヨーロッパへ来られたことに感謝。

今日のお宿は、フランクフルト中央駅前の東横イン。

最近話題のトコジラミも、日本品質なら大丈夫だと信じたい。

アーリーチェックイン出来たので、荷物を置いたら、夜まで待っているのはモッタイナイ。

まずは手始めにケルンのクリスマスマーケットに行ってみることにする。

ユーレイルパスを有効可。

今やユーレイルパスはアプリケーション化されていて、座席の予約も簡単。

パスを有効化してもらうために駅で並ぶ必要もない。

時代は進んでいるな。

ドイツの高速列車ICEで約1時間。

約18年ぶりか。

懐かしのケルンだ。

今は中央駅のほかに、ケルン・メッセ駅(Koeln Messe Bahnhof)があるので、

一部の高速列車はそちらに到着する。

我輩が乗ったのはメッセ着。

駅の近くにトライアングルポイントという展望台が出来ているそうな。

早速登り、ついつい撮り鉄。

せっかくだしな。

ここからケルン中央駅までは、

鍵が山ほどかかった橋を渡って10分ほどの距離。

あぁ懐かしの大聖堂だ。

相変わらずの威容であることよ。

天気が悪いのが返すも返すも残念だがね。

中を見学して、脇のクリスマスマーケットにいざ行かん。

ケルンの会場はかなり狭い。

狭い空間にギッシリな感じで、かなりの人混みだった。

さて、まずはクリスマスマーケットの作法とは如何に、ということで、周りを見学。

皆様、露店で何やら飲み物を飲んでいる。

グリューワインと書いてあるな。

では我輩も。

偽「グリューワインプリーズ」

4.5ユーロと書いてあるのに、7.5ユーロと言われ、何じゃ何じゃと。

「ペラペラペラペラペラリーノ」

偽「オーアイシー」

全く分からん。

しばらく勉強してみよう・・・。

グリューワインはホットワイン的な飲み物で、書いてあるところによるとアルコール度数9パー。

湯気を吸うと咳込みそうになる。

すっぱうまいって感じ。

飲んでカップを返すと3ユーロ返ってくるみたいだ。

さっきはこのことを言っていたのか。

せっかくだから、土産にもらって帰ることにしよう。

段々暗くなってきて、こんなに曇天だから、撮るならブルーモーメントでないと画にならない。

工事現場が近くにあって、画角にはずいぶん苦労した結果、撮ったのはコレ。

ちょうど始まったコンサートを入れてみた。

酒が回ってしまうので、出発前に課員に教えてもらったカリーヴルストを食う。

ソーセージにカレーソースとパウダーを振ったもので、

これで不味くなる訳がないコンビネーション。

当然美味い。

フランクフルトのクリスマスマーケットも行きたいので、そろそろ帰りますかね。

18:00のICEに乗って19:00過ぎ着。

一旦ホテルでトイレに寄ってから、レーマー広場まで歩く。

ケルンとは違って、少々開けた広場なので、混雑は多少マシ。

ここでもグリューヴァインを飲んで、

回転木馬に乗って撮ったら目が回って吐いてしまうところだった。

21:00でマーケットは終了。

ギリギリだったな。

ハーヤレヤレ。

さて。

これで寝たいところだが、そうはいかなくなってきた。

ブロッケン山へSLに乗りに行きたくて、本来金曜日に予定しているところ、金曜日は雨降り。

天気が良いのは明後日の月曜日。

せっかく行くのに、雪ならともかく雨ではどうしようもない。

山の上だから風が強いとウンザリしてしまいそうだ。

ということで、予定を組み直す。

明日のクリスマスマーケットはフランクフルトからの日帰りに変更し、

帰ってきてから夜行でブロッケン山へ向かうルートに変更。

ホテル代はパーになっても、ここは変更やむなし。

翌朝、ルートイン延泊を確認することにして、

ようやく1日目を終えることができたのは深夜になってからであった。

Zzz・・・

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行程表を見る

1日目 4年ぶりのヨーロッパ!  2日目 クリスマスマーケットで撮り鉄

3日目 ブロッケンという雪山  4日目 クリスマスマーケットの本場へ

5日目 ワンデイトリップのプラハ  6日目 ドレスデンでコンサート梯子

7日目 偽スナフキンTGVに乗る

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