4 May-

いよいよ帰国の日である。

何で5/6も休みにしなかったのだろう。

月初の仕事はもう終わってるし、何も処理することがないから、

出社しても開店休業になるのに。

くそぅ。

休みにしとけば、昨日コペンハーゲンではなくアイスランドのレイキャビクへ行けたのに。

あークソ!!

今日は6:10コペンハーゲン発なので、3:00前にホテルを出・・・ようとしたら、

ホテルの宿泊名簿に我輩の名前がないらしい。

んなアホな。

レシートはもう良いから決済してくれと言ったのに、どうしてもレシートを作りたいらしい。

プリンターから出力しようとしているが、昨日から紙切れだったようで、

ファックスが次から次へと出力されて、なかなか決済ができない。

割と急いでんだけど・・・。

ようやくカードを切って、スーツケースを押し押しメトロの駅に行くと、

空港行きが丁度出発してしまった。

しかも、空港までのメトロは工事をしているらしく、遅れるという。

オイオイ・・・。

焦っても仕方がないとはいえ、焦るなという方が無理な話だ。

やっと空港に到着したのは4:00過ぎ。

ただ、チェックインはまだ始まっておらず、結果オーライではあった。

さて、荷物をまとめ・・・あ・・・。

ベルトを部屋に置いてきた・・・。

くっそー、TSR対応で結構高かった気がするのに!

窓のとこに置く時、ここに置いたら忘れていきそうだなーと思ったんだったよチキショウ!

痛い出費だわ・・・。

とにもかくにも、手荷物を預けてようやくスーツケースを押す苦しみから解放されて、搭乗。

経由地であるミュンヘンには8:00前に到着した。

15:35発の羽田行きまでに、ミュンヘンを楽しんでから帰ろうというプランなのだ。

ミュンヘンには10年前にもやって来ているが、

あの時は夜にミュンヘン坊やに挨拶しただけだし、

一昨年はフュッセンに行ってしまったので、ミュンヘンはまだ未探検といえる。

行きたい所も残されているというわけだ。

空港から市内までは鉄道で約1時間。

思ったよりも遠いんだな。

市内までの1日往復券を購入して電車に乗り込む。

何駅か行ったところで検札があり、

あろうことか我輩の後ろにいたドレッド頭の兄ちゃんが切符を持ってなくて捕まった。

そして・・・揉め出した。

マジか・・・怖いんですけど。

「君は前にも持ってなかったな。ペナルティ60ユーロを払いなさい」

常習犯かよ!

「何言ってんだそんなもんは払わねぇ」

「払え」

「何だ警察行くか!?警察!」

うげー、何でよりによってこんな近くで揉めてんだ・・・。

そして男達は次の駅で降りていった。

ペナルティは払ったのかねぇ・・・。

中央駅で降り、地下鉄に乗り換えてまずは中央広場へ。

鐘楼の上から見下ろしてみる。

最近この鐘楼とか塔に登るとき、途中で休憩しないとかなりしんどい。

まさに老いだわ。

ようやく登り終えてさて撮るか・・・と思いきや、またしても重機が。

去年あたりから重機に結構邪魔されているな。

海外観光地の重機工事やってます情報ネットワークが欲しいぜ!

仕方なく重機が写らないところで何枚か撮って終わった。

続いて、前から一度行ってみたいと思い続けていたアザム教会へ。

バロック様式で有名な教会であり、10年前に電車でドイツを巡ったとき、

そして一昨年ルーマニアの帰りのミュンヘンで立ち寄りたかったのだが、

時間が合わなくてそのままになっていたのだった。

開館時間に合わせて中に入る。

ほおぉ・・・。

こりゃあなかなか凄いですな。

小さな教会ではあるが、

中は我輩の大好きなゴテゴテファンタジー様式に満ちあふれている。

隅から隅まで見学し、ガッツリと味わわせてもらった。

女の子が入ってきて真ん中に座ったのだけど、髪の色とかが実にマッチしてた。

この時にマジ撮りすれば良かったね。

失敗したわ。

最後に、ミュンヘンで一番の観光ポイントであろうレジデンスへ。

ここもなかなか時間が合わなくて放置してきたのである。

チケットを購入して入っていく。

さすがにドイツまで来ると日本人観光客が多い。

フェロー諸島には一人もいなくて快適だったことに比べると、少々イラつく。

外国では日本人には本当に会いたくないわ。

「劇場」が14:00からしか見られないというので、それ以外を見て回った。

こういう建物内見学は、案内表示が英語になってて

中身がサッパリ分からないので、

豪華でさえあれば、しっかり楽しむことができるってものだ。

そういう意味では、このレジデンスはしっかり見て回ることができた。

そして、今回の旅行で観光地っぽい観光地は、

このレジデンスが最初で最後になったのであった。

とにもかくにも、これでミュンヘンも本格的に卒業だな。

フランクフルトよりは見所があるように思えるけども、空港から街が遠すぎる。

羽田便があるからまた来るかもしれないが、

市内はスルーして近郊の町を見に行こう。

で、我輩お好みのブランドBREEの店やらを見てから中央駅へ歩き、

電車に乗って空港に向かう途中違う駅に着いちゃってメッチャ焦ったりしながらも、

何とか時間内に空港に到着してルフトハンザ便に搭乗。

あー、5/6も休みをもらえば良かった。

管理職との休みの交渉を失敗したわ。

しかし。

5/6を休まない代わりに、

夏休みは通常の5連休プラス2日を既に確約してチケットも購入済みだ。

久々の大々冒険なのである。

まーフェロー諸島も大冒険といえばそうなのだが、

マイナーだというだけで、そこまで大冒険とはいえない。

しかし次は全部観光地!

メジャーどころを攻めまくるぜ。

刮目して待ってくれて良いんじゃないかな!

じゃあね。

<完>

戻る  旅行記選択ページへ

行程表を見る

第一話 フェローとは羊のことらしい  第二話 船旅

第三話 風が強すぎてイミフメイ  第四話 オーロラハンター

第五話 全く上手くいかない  第六話 ミュンヘン坊や

旅行記選択ページへ  TOPへ