3 Jan -
今日は、ニュージーランドの中で、おそらく最も有名であろう観光地、ミルフォードサウンドへ行く。
サウンドというのは入り江のことで、
北欧のフィヨルドを彷彿とさせるような入り組んだ入り江を、観光船でクルーズする予定だ。
クイーンズタウンからミルフォードサウンドまでは、約300キロ。
予定を組んだ時に、クイーンズタウンからの1日ツアーを発見し、サクッと申し込んでしまったのだが、
よくよく考えたら、観光船のみを予約して、レンタカーでミルフォードサウンドまで行く方が、
途中色んな景色の写真が撮れるのではないかと後悔した。
クイーンズタウン出発は8:00。
少しだけ朝食を食い、ツアー会社の集合場所へ向かう。
今日の空は曇り。
ミルフォードサウンドは、フィヨルドが水に映る姿を見たいので、とにかく晴れることを祈る。
バスに乗り込み、窓側を確保したのだが、やはり窓越しの写真はイマイチ。
途端にやる気がなくなり、爆睡して起きたら、テ・アナウという湖畔に着いていた。
空は晴れている。
これは良いんじゃないか?
こんなとこで休憩しないで、さっさと行こうぜ!
テ・アナウからミルフォードサウンドまでは、まだ2時間近くかかるらしい。
こんなバスでチンタラ走るなら、レンタカーにすれば良かったと、ますます後悔が募ってしまった。
途中、鏡のような池に
立ち寄ったりしている間に雲行きが怪しくなり、雨になった。
何だコリャー!!
↑たまたま止まった時にいた「ケア」という鳥。デカイ。
だからさっさと行こうと言ったのに!!
(# ゚Д゚) くわっ
ミルフォードサウンドに着いても、空はどんより曇り空で、途中止まったことにイライラMAXな我輩。
あぁいやいやイカン・・・。
旅で怒っては・・・。
しかし、そんな我輩を見かねたのか、出港間際になって、突然空が晴れてきた。
ウオオッ!
これはイイぞ!!
一転ご機嫌な我輩を乗せて、船はフィヨルドに入っていく。
グリーンランドでも経験したのだが、
フィヨルドってのは、中に入ってしまうと、意外と面白くなくて、まぁこんな感じ。
細い回廊のような入り江ならそれなりにとも思えるだろうが、
両側に山が屹立している程度では、そこまでの感動はない。
途中、海に流れ落ちる滝に船後と突っ込んだりと、
観光客向けのパフォーマンスはあったものの、
偽風景写真家の我輩を満足させたのは、入り江に入ってすぐの滝ぐらいであった。
クルーズは約2時間。
港に戻ると、曇り空になっていて、あまり良い眺めではなくなっていた。
バスでまた5時間近い道のりを帰り、さぁて、と降りようとしたところ、ケータイが無い。
あれ?
オイどこ行った?
慌てて車内を探すも見つからない。
あれ、さっきまで触ってたから、途中で置き忘れとかないんだけど。
というか、もしかしてさっき降りた人の荷物に紛れたか?
こいつは困ったコトになったと思いつつ、
ツアー会社のデスクに行ってみると、
おぉ、それはまさに我輩のiPhone!!
良かったよぉ・・・。
新年カウントダウンの財布紛失といい、今日といい、
やはり2013年の我輩は、ツイテナイ感が半端ない!!(T_T)
痛い目に合う前に、方向転換を図りたいわ。
ホテルには帰らず、港の近くをぶらぶら。
クイーンズタウンの湖には蒸気船があり、
夕方に戻ってくるところを激写してやろうというわけだ。
それまで、港でピアノを演奏していたピアノマンを撮ったりして時間を潰し、
ようやく蒸気船「Earnslaw」は帰ってきたのだが、何だか写真はイマイチであった。
適当にお菓子を買ってホテルに戻る。
明日は、クイーンズタウンにくる途中に見つけた展望台から、
朝焼けの町を狙う予定なので、早く寝なければ。
Zzz・・・
|
第一話 真夏だっていうのに・・・ 第二話 思った以上に・・・ |