1 Jan -

6:00に出発するつもりが、寝過ごして7:00の出発。

新年早々いきなりの寝坊か・・・。

やはり暗雲垂れ込めてしまう2013年だ。

クライストチャーチの天気は曇りだが、我輩が向かう南の空は快晴。

今夜は、200キロ離れた、テカポ湖へ行く。

今夜はそこで一泊なので、時間的には相当余裕があるから、

その130キロ程先にある、アオラキ/マウントクック国立公園まで一旦足を伸ばしてから、

テカポ湖泊を予定している。

インターステート1号線をかっ飛ばし、テカポ湖へ。

↑理由は分からないが、全てアオラキ/マウントクックという併記である。

途中の町には見るべき所はないので、気になる風景で足を止める以外は、とにかく走るだけ。

↑小さな町にあった映画館。こういうの良いね!
  ちなみにこの日は15:00から「マダガスカル3」

とても雄大な自然なんだが・・・

北海道でも見た気がするのは気のせいか・・・?

眠気を振り払いながら、突っ走ること約3時間半。

テカポ湖に到着。

ここは見たことある人が多いんじゃないだろうか。

ニュージーランドの景色といえば、湖畔にある教会とセットで大概登場してくる湖だ。

ここは星空が美しいことで有名で、

今夜ここで一泊するのは、ありきたりながら、

教会と星空の写真にチャレンジしてやろうと思ったからだ。

まずは昼間の写真を軽く撮っておこう。

さて、アオラキ/マウントクック国立公園では4時間のトレッキングを予定しているので、

さっさと行かねばならん。

夕方には順光の写真を撮ろう。

フフーン♪

お、この景色も良いけど、とりあえず後回しだな。

・・・と、色々思っていたのに、

残念な結果になってしまおうとは、

当時の我輩が知る由もなかったのである。

インターステート8号線から分岐して、北上することしばらく。

目の前が急に曇ってきた。

おやおやと思う間もなく土砂降りに。

海外旅行でこんなに降られた記憶がないぞ。

いやいやいやいや。

待ってくれ。

これは行っても何も見えないのではないだろうか。

まだ距離もあるしこいつぁ少々考えた方が・・・Zzz・・・。

ハッ。

1時間も寝ちまった。

空は相変わらずの雨模様。

これはもう厳しそうだな、とは思ったが、

とりあえず行くだけ行ってみようと行ってた。

・・・が。

ビジターセンターに着く頃には、もうどうしようもない雨降りになっていた。


↑晴れていたらさぞかし素晴らしい眺めだったであろう・・・。

せっかく来たのに・・・。

記念に写真集を1冊買って、トンボ帰り。

まぁここは、1年のうち4分の3は雨が降る地域だそうで。

本来の超晴れ男な我輩であれば、

存分に景色を楽しめるハズなのだけども・・・。

2013年の偽スナフキンはツイテナイ感があるなぁ・・・。

テカポ湖に戻ってみると、まぁヒドイ雨降り。

雷はドカドカ鳴るし、とても外で写真が撮れるような状況ではない。

仕方ないので、ホテルに隣接のレストランで遅めの昼食。

ケーキとホットココアをオーダー。

どうやら、番号のついた旗をテーブルに載せておくと、

ブツが運ばれてくる仕組みらしい。

とりあえず先にケーキが運ばれてきた。

すると、店のネエチャンは、旗を回収。

おや・・・。

そして待てど暮らせど、ホットココアが運ばれてこない。

これは・・・。

「何?オーダーですか?」

偽「あ~いや、オーダーした我輩のココアは?」

「頼んだなら持って行くから待ってなさい」

む、この目の前で作られているココアを持って行ってもいいのか?

「ダメ!旗があるところに持って行くから待ってなさい」

え・・・。

これは詰んだ展開?

っていうか、お前さっきオレのオーダー受けたやん。

顔とオーダーぐらい覚えてねぇのか!

さっき旗を運んでったネェチャンに事情を説明しようか迷ったが、

どうせ上手く説明できねぇ。
(
T_T)

500円ぐらい諦めてやんよ!

ち・・・。

やはり暗雲垂れ込める2013年。

涙ながらにホテルへ戻ってひと休み。

時間がもったいない・・・。

海外でこんなに雨に降られたのは、カンボジアのスコール以来じゃないだろうか。

ものすごい豪雨で、部屋の前に出ただけでびしょ濡れになってしまう。

さすがにこれではどうしようもないのであった。

夕方前になってようやく雨が小降りになってきたので、

晴れ間を期待してロケハン決行。

日本人のオッサンがカメラ片手に傘を持ってウロウロしているのが面白いのか、

何度か「Enjoy~?」 なんて言われつつ、濡れても濡れてもまずは撮る。

このロケハンが奏功し、

日没間際の一瞬の晴れ間に一撃、二撃して晩御飯。

↑写真には薄曇りが良いとは言うけど・・・ホントは強烈な日光を狙っていた我輩。

テカポ湖周辺でメシが食えるのは、昼間にココアが飲めなかった洋食屋と、

日本食レストラン程度。

洋食屋に行くのはためらわれたので、日本食でサーモン丼を食った。

は~・・・ホントはこれからが星夜写真の本番だというのに・・・。

ザーザーザー・・・。

ドアや窓ガラスを叩く雨の音・・・。

明日は晴れるんだろうか・・・。

Zzz・・・

本日の走行距離 428キロ



2 Jan -

結局夜通しの土砂降りで、

しっかり睡眠できてしまったので、早起きスタート。

今日は、クイーンズタウンへ。

クイーンズタウンは、ニュージーランド南島随一のバカンス地。

明日は、有名なフィヨルドを見に行く予定になっていて、

その拠点となっている町である。

テカポからは、まっすぐ行けば250キロぐらいあれば着きそうなんだが、

そんなことするのはモッタイナイ。

というわけで、大きく南へ向かい、

スコットランドの町並みを持つというダニーデンへ寄ってから、

クイーンズタウンへ向かうことにする。

こうすることで、走行距離は爆発的に増えて、

おそらく500キロは超えるのではないかと思われるが、

まぁ良いや。

どんよりと曇り空の中、まずはダニーデンへ。

走行距離は、昨日購入したロードマップによると約300キロである。

まぁこれぐらいなら何とかなるな。

途中、めぼしい町はないので、とにかく走ることに。

昨日の午後に引き続いて雨降り。

我輩、雨降りのドライブは全く嫌いじゃないのだが、

海外旅行の雨降りだけはねぇ・・・。

とりあえず気になるものだけ撮って走っていく。

そして、昨日から、何とか画になる牧草ロールが撮りたかった我輩は、

一瞬晴れた瞬間に運よくロールに遭遇。

ま、良いでしょう。

さらに走って、ようやくダニーデンに入った。

さて、ここには、ギネス記録を持つ急坂がある。

中心街へ行く前に、路地を曲がって進んでいくと・・・。

おお、これか。

確かに思わず笑っちまうぐらいの坂だ。

↑重い車は止めときな!という警告。

これは確かにすっごい坂だ。

頂上から4分の1のところから一気に急になっており、

頂上から見ると、途中の坂が見えない仕様となっている。

これは車で登ってみたい。

さっきカローラが登りに行って、

途中でホイルスピンして断念という姿を見たところだが、

何の我輩は独り乗り。

大体、ここに住んでる人が行けるんだから行けるだろ。

というわけで、レッツゴウ!

ブイ~ン・・・と登っていく。

シートの背もたれに体重が掛かっていくのが分かる。

コレは怖い!

車体の下に風が入り込んだらひっくり返りそう!

そして上まで行ったら、対抗車が!

え!

ここで減速したらヤバくね!?

ギュリリンギュリリンッ

ズリリリリッ!!

おうふ・・・何とか登り切ったぜい・・・。

帰りは、ローギアに入れてソロソロと下り、しっかりギネス坂を楽しんだ。

これ、雨が降ってたら登れなかったな。

ギリギリだった。

中心街に向かい、駐車場に入れて歩いてみる。

なるほど、重厚な建物が並び、スコットランドのエディンバラで見た町並みに似ている。


特に、ダニーデン駅がイイ感じだ。

丁度列車がやってきて・・・晴れてたら良さそうなのになぁ。

雨がパラついてきたのと、すでに14:00過ぎ。

まだ300キロ近く走らねばならないので、

駅前のコレを撮って退散。

雨降りの中をどんどんと走っていく。

くっそう、明日は晴れるんだろうな・・・。

途中、町を見下ろす展望台を通過。

雨降りではどうしようもないので、晴れたら狙いに来てみることにして、

先を急ぐ。

この道沿いはワイナリーが多いようで、ワイン畑が沢山。

秋には紅葉してキレイなんじゃなかろうか。

せっせと走り、19:00前にクイーンズタウンに到着。

暗くなる前に着けて良かったわい。

道に迷ってからホテルにチェックインし、インドカレー屋でディナー。

天気が悪いので、夜の写真は明日以降に持ち越し。

さすがに疲れたので、早いとこ休むことにした。

Zzz・・・

本日の走行距離 610キロ

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第一話 真夏だっていうのに・・・  第二話 思った以上に・・・

第三話 まさか雨降りとは・・・  第四話 NZには北欧もあるぜ!

第五話 ついでに香港の夜景を楽しんでしまう

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