- 19 Aug

旧市街から響き渡るアザーンで起床。

まだ日も出てないというのに、ムスリムの方々のお祈りは大変である。

たまたまか知らんが、かなり涼しい。

というか、部屋にエアコンが見当たらず、窓を開けてないと暑くなる。

まぁしかし、この見晴らしならばエアコンが無くても許す。

逆に言うと、そうでなければ大クレーム案件である。

今日は終日フェズ観光。

町がそこそこデカイようなので、1日確保したのだ。

なので、今夜もこの部屋である。

スバラシイ。

日が昇る前の美しい眺めを楽しんでから

レストランで朝食を食い、旧市街探検に出掛けてみる。

道路を歩いていくと非常に遠回りになるので、

地元の人が踏みならしたような「けもの道」を歩いて、ブージュルード門から旧市街に入る。

まだ店は開いておらず、地元の人と観光客が路地をブラブラしている。

シャフシャウエンのように色鮮やかなものではなく、ただの路地である。



あてはないが、フェズといえば革なめしの職場「タンネリ」を上から眺める景色が有名なので、

そこは押さえたい。

旧市街の中央南と東の方にあるらしいので、とりあえず目指してみる。

路地に入るとGoogle Mapを見ていても、大変分かりにくい。

何となくだが、太い通りが東西方向に2本ほど走っているので、

そこを歩いていけば旧市街の東の果てにタンネリがありそうである。

コレは今どきならGoogle Mapで歩けるからまだマシなものの、

スマートフォンが浸透する前に観光するのは大変なことだったろう。

コレで仕事を失ったガイドが沢山いそうである。

まずは旧市街中央南に位置するタンネリの方向へ歩いてみる。

途中で方向を見失い、一体ここはどこやねんと思いつつ、

全く意味不明に歩き回っていたら、「タンネリ」の看板が出てきたところで、

兄ちゃんに声を掛けられた。

「タンネリを見たいならこっちだぞ」

ということなので、連れられるまま、そいつの父ちゃんの店に行き、

そこの店の屋根から、タンネリを見下ろすことができた。

タンネリは、なめした革を染色するところで、

染色用の湯船みたいなところへ、革をぶっこむのである。

この店は丁度タンネリの向こうにミナレットが見えて、なかなか映える。

しっかりと撮ったら、店で何か買えと言う。

やっぱりそうなるわな。

正直安ければ買っても良いのだが、メチャンコ高いことを言う。

ラクダの革だのなんだの、売り方も雑だしメンドクサイ。

いくらなら買うんだと言うので、相当安めに値段を言ったら「それでは売れない」とのこと。

まあそうだろうな。

「なら要らない」と言ったら、「その金額を見学代に払え」とのこと。

渡したら「日本人は金持ちなんだからもっと払え」と言われ、

渋々金を追加することになった。

結局1,500円近くふんだくられてしまった。

う~む、納得いかん。

去り際、「ついでに買っていけ」と調子に乗ってきたので、

さっき金払っただろと少々イラっと言い放って辞去。

撮るモノは撮ったからヨシとするか。

で、ついでに東の方のタンネリにも行ってみる。

メインストリート的な通りをどんどん東へ向かって・・・いるつもりだが、

方向合ってるのかコレ???

デカめな緑屋根のモスクがあるのでそこを目印に歩いていく。

ちなみに非ムスリムはモスク内の見学ができない。

モスクを過ぎてさらに行くと、場末のようなところに着き、

またしても「タンネリ」の看板が見えてきた。

そして、革商品の前にいる兄ちゃんに「タンネリ見ていかないか」 と声を掛けられた。

「お金は要らないぞ」

うむ、なら見ていく。

ミントの束を渡されたがお断り。

こういうのがカネになってしまうのでな。

ここも店の屋根からタンネリを見えるようになっている。

ここいらではコレが大きな収入源になっているのであろう。

見下ろせるテラスからも、他の観光客がタンネリを見ている。

こっちのタンネリの方が少し広く、規模がデカイ。

とはいえ、時間が早いせいか、あまり働いている人がいないな。

ま、こんなもんか。

さて、さっき何となく相場の倍ほど盗られた気がしているので、

金は払わねぇぞ、と思って階段を下りると、

さっきの兄ちゃんが団体客にミントを渡している。

コレはチャンス!ということで、サラッとさようなら。

ヤレヤレだな。

さ~て、これでフェズでやりたいことは終わってしまった。

まだ10:00である。

これで夜まで時間があるのだから、一体何をすればいいのやら。

コーラを買って、昼に一旦ホテルに戻る。

開けっ放しの窓からアザーンが聞こえてきて、非常に良い感じに異国感がある。

エアコンのきいた部屋でゆっくりしたいのが本音ではあるが。

少しダラッとしてから再び旧市街へ行ってみる。

日の当たりが逆になってどんなもんかな~という感じなんだが、

元々日が当たりづらい細い路地だらけの町なので、あんまり変わらない。

路地歩きがメインになると思ってはいたが、流石に見たことのあるような路地ばかりではな。

もう1つの見どころと言っても過言ではない神学校であるマドラサなんかを見に行く。

カフェでコーヒーを飲み、ケーキを食って思いついた。

もう晩飯にしてしまおう。

こういう無計画さがデブに繋がっているのである。

名著地球の歩き方の紹介する美味そうなレストラン「The Ruined Garden」へ。

ウネウネとした小道歩きも、何度も何度も何度も歩けば、何となく慣れる。

タジン鍋をオーダー。

実に美味い。

食事に興味が薄い我輩なものだから上手く表現できないのが残念ながら、

カレー的な風味のシチュー的な何か・・・という味だ。

猫が寝ていて、メシに飛び掛かってこないか緊張感の溢れる晩飯だったわ。

フェズの旧市街の夜景が撮りたいので、暗くなる前にホテルに戻り、

ホテルの窓から美しく暮れていく町を撮影。



暗くなってからの町を撮るかどうするか迷ったものの、

まぁもう良いかということで寝ることにした。

明日からは砂漠だわい。

Zzz・・・

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