-18 Oct

5:30起床。

朝の満潮に備えて準備。

てくてく歩いていくと、もうすでに潮が結構満ちている。

よく参考にされているサン・マロの満潮時間よりも早い時間に行くことを勧める。

そして橋の先端に、そこそこ人がいる。

みんなお早いですこと・・・。

何と橋の先は海になっていて、モン・サン・ミシェルは完全に孤島になっていた。

こんな風になるのか!

写真を撮ると橋の棒が写り込む。

みんなこんなのが写り込んでも気にならないのか?

というわけで、あの日本人はアホじゃないかという視線をものともせず、

海水にジャブジャブと浸かって写真を撮った。

ここで引く必要は無いでしょ!

せっかく昨夜よりは乾いていた靴は再び羊の糞尿まみれの海水でグッショグショになったが、

撮りたいものは撮れたぞ!

いやー、良かった良かった。

帰りかけたら日が昇ってきたので、もう一度撮影。


もうすでにグショグショだから、どうでも良いのだ。

見ろ、正解を示すかのように虹が出ている。

オーロラに彗星に満潮のモン・サン・ミシェル。

今回の目的は何とか達したな・・・。


あっという間に満潮の時間は終わり、撮影時間はここまで。

ホテルに戻って朝食。

今日も1日モン・サン・ミシェルで遊ぶぞ。

ただ、今日は午後から天気が下り坂なのが残念だ。

少し休んでからモン・サン・ミシェル見学。




↑なぜか評価が高い柱の庭園「ラ・メルヴェイユ」。何が良いのか・・・。


↑割とホテルまで遠いのが分かりますかね。実は結構歩いてる。

思いっきりゆっくり見て回って、

ラメールプーラールでオムレツを食おうと行ってみたら、

我輩の前にいたのは日本人グループ。

ペチャクチャと煩いのが耳障りで、食うのは止めた。

今夜の予約をしようと思ったら、今は予約できなくなってしまったようだ。

こんな感じで潮が引いてしまうと案外撮りたいものが無くなっていく。

そうだ。

昨夜からレンズに着けるPLフィルターが見当たらないのだ。

きっと昨日つまずいた所にあるに違いない。


潮が引いてくれたので、地面が見えている。ここまで海が来るので、全く油断できない。

フィルターを落とした所は結構遠い。

昨夜海から逃げながら歩いてて、金網に引っかかって服が裂けていた。

あんなギリギリまで攻める必要が一体どこにあったのかと思う。

選択する時には、俯瞰で決めなければならん・・・のだが。

やっぱり撮りたいモノは仕方ないな。

羊のフンを避けつつ歩いていくと・・・

あったあった、ありました!!

ヤレヤレですわ・・・。

さて少し移動しますかね。

モン・サン・ミシェルから80キロほど離れたところに、サン・マロという港町がある。

防壁に囲まれた景色を一度見てみたい。

必要最低限の荷物にして発進。

ハイウェイを西に向かい14:00過ぎに到着すると、海が思いっきり干上がっている。

↑浮き桟橋がこの通り・・・。

モン・サン・ミシェルが遠浅になる時間だから当然か。

想像力が足りなかったわ。

パーキングに停めてブラブラ歩いてみる。

海が無いのが残念だ。

この町は高潮と風が重なると、防波堤を超えるぐらいの高波が押し寄せたりする。

ただ、その姿を見たければ、満潮のモン・サン・ミシェルを諦める必要がある。

しかもそこまでの波が押し寄せるかは博打要素。

う~む、満潮のモン・サン・ミシェルを捨てて来ることが出来るかどうか・・・。

町を囲む城壁をブラブラブラブラ。

トイレに行きたくなったのでカフェでケーキを食い、さらにぶらつく。

すると、教会らしき尖塔が見える。

行ってみると結構大きな教会で、バラ窓も、

中に飾られている画もとても美しい。

特に受胎告知のコレ。

金のガブリエルが浮かんで見えて、大変眼福であった。

こういう発見があるから色々見て回る必要があるし、

且つ絵画から写真のヒントになるから侮れないんだなぁ・・・。

空を見上げると西からどんどん雲が広がってくる。

やはりこれからどん曇りか・・・。

モン・サン・ミシェルに戻る頃には、曇りまくってしまった。

今日は彗星はダメだ。

残念。

満潮になる前にモン・サン・ミシェルに入ってしまいたい。

今夜は中からだ。

満潮時間までまだあるのでレストラン・・・と思って

ラメールプーラールへ行ってみるとフルブックス。

マジでか。

残念やんけ。

仕方ないので近くのレストランで食おうと思ったら、コレがまた遅いのなんの。

やっぱり外から撮ろうかと思っていたのに、

待ってるうちに満潮時間になっちまったよ。

あまりに遅いので、デザートを放棄して辞去した。

やはり写真とメシは相容れない。

入口に戻ると、中まで海水に浸かっていた。

こんな風になるのか。

しばらく待つと潮が引いて、モン・サン・ミシェルの入口に、少しだけ浅瀬ができた。

本当の満潮で孤島になるのは、時間的に僅かなんだな。

潮の満ち引きがいかに早いかということであろう。

やはり「満潮時間」と書いてある時間よりも早めに来ておくべきですわ。

今宵も壮観な眺めをしっかり撮ってホテルに戻り、爆睡となった。

Zzz・・・





















-19 Oct

6:00起床。

雨。

今日の満潮は9:02。

こんな雨降りでは粘る必要性を感じないので、パリへ帰ってしまうことにする。

古城街道や今日もどこかで彗星が狙えるなら・・・と思って色々天気を調べても、

どこもダメ。

諦めて車を返却し、パリを歩くことにする。

ただ直行すると早いので、シャルトルの大聖堂を見に行くことにしよう。

メシを食って出発しようとしたら、

日本人グループがモン・サン・ミシェルへ向かうところだった。

こんな雨になるとは気の毒に。

太陽王である我輩がいる間に来るべきだったね。

チェックアウトし、クルマを走らせる。

雨だしつまらない。

さすがに10日の行程全部を晴らすのは不可能か。

こんな雨でも何か見つけて楽しむ必要がある。

でないと、延々約400キロを走るのは眠くなる。

キョロキョロ探してと走っていると小さな教会があったので立ち寄る。

中にあった最後の晩餐の画が印象的。

こういう寄り道ぐらいしないとな。

で、さらに淡々とクルマを走らせていくと、大聖堂が見えてきた。

随分遠くから見えるってことは相当デカイのか。

シャルトルに到着したのは昼。

大聖堂の近くにある地下式タワーパーキングに停めて、

観光・・・の前に世界のでトイレを借りていく。

日本と違ってドアにパスコードがついてて入れないので、

店員さんに教えてもらう必要がある。

英会話が難しい人はボディランゲージで使わせてもらいましょう!

さて、すっきりしてから巨大な大聖堂へ向かう。

シャルトルの大聖堂はバラ窓が美しい。

季節によっては外観でライトマッピングもやっているハズである。

ゴシック様式でゴテゴテしているのが、我輩好みの立派な大聖堂だ。

ステンドグラスを見る度に、何が描かれているのか分かれば良いのになぁと思う。

キリストの生涯ぐらいなら分かるが、

そうかなぁと思ってみていると、違うような気もしてくる。

新約聖書をきちんと読んでみたいものだ。

というわけで、ビッシリと沢山あるステンドグラスを、

一体何の話何だかといい加減飽きるまで妄想を膨らませて見てから、パリに戻る。

出発してきた時のような渋滞を心配していたものの、

問題なくシャルルドゴール空港に着いた。

返却場所は市内だと混みそうなので、空港返却にしてきたのだ。

そしたら、空港が広大過ぎて返却場所がよく分からず、少々迷いそうになった。

ヤレヤレと車を返却すると、店員に呼ばれた。

「右側の傷はチェックされてるけど、左側の傷はつけたのか?」

いや、コレは我輩もびっくらこいて自分がやったのかと思ったら、

出発前の写真にも写り込んでいてホッとしていたのだ。

しかし一昨日からSDカードの調子が悪く、

上の写真が入っているカードの読み込みが出来ない。

偽「いや、最初からあったんだが、画像の読み込みが出来ない。
  日本に帰ってからでも良いか?」
と聞いてみると、

何だかよく分からないが、

「ペラペラペラペラペラリーノ大丈夫だ。
  ほら金額を見ろ、予約の通りだろペラリーノ」

大丈夫なら何でも良い。

1000キロを超えたら課金される追加料金も、968キロでギリセーフ。

上手くいったもんだ。

ヤレヤレ・・・電車で町に向かうか・・・と空港に入って歩いていると、

背後でという音。

振り返ると、カメラが落ちていた。

またやったか・・・。

この100400ミリのレンズ、何回落とすんだオレは。

またマウントが曲がってるぞコレ。

海外旅行に来る度にカメラを落としている気がする。

ウンザリだ。

ガッカリこいて列車に乗り、パリ北駅に到着。

お宿はパリ北駅から徒歩5分。

抜群の立地にも関わらず、お値段はソコソコ。

チェックインしてみると、隣のインド料理屋のせいか、スパイシーな臭いがする。

とはいえ部屋は問題ない。

地下鉄駅にも近く、非常にオススメのホテルである。

荷物を置いて、モンパルナスタワーへ行ってみる。

モンパルナスタワーは飛行機からも見えた、

パリで相当に高いビルで、展望台がある。

・・・のだが。

行ってみたら19:00過ぎまでフルブック。

しかもネット予約が必要のようだ。

調査不足!

きちんと調べてくるべきであった。

仕方ないので凱旋門を見に行こうということで

地下鉄を乗り継いでいって外を歩き始めたら、

とんでもねぇ土砂降りになった。

何で傘を持ってこなかったのか!!

びっしょびしょになってしまった。

もはや歩き回るのも億劫。

地下鉄駅で時間を潰し、モンパルナスタワーへ。

「天気が悪いから視界が悪いよ」

まぁ仕方ない。

エッフェル塔と凱旋門を見下ろせる展望台で、晴れれば景色が良いのだが・・・。

それでも粘っていたら晴れ間がやってきて、何とかパリの街を見ることができた。

雲の中ってことにならなくて良かった。

もう帰って寝ようかとも思いきや、せっかくパリにいるのに、寝てしまうのは惜しい。

最後の夜だし。

世界のでメシを食って、

ムーランルージュの近くとモンマルトルの丘をぶらぶらして、

夜景撮影をしてから寝た。




こんなのが手持ちで撮れるなんて良い時代になったわ。

Zzz・・・





















-20 Oct

6:00起床。

今日も天気が悪い。

残念だ。

今日は22:00の帰国便までパリ観光。

9:00からルーヴル美術館を予約済みで、後は適当。

正直どうしても見たい、というのは無い。

もう何度か見に来てるしな・・・。

とりあえず夜明け前に凱旋門で写真を撮ってから、ルーヴル美術館へ行く。

チェックアウトして地下鉄で凱旋門。

今日は晴れなさそうだから、こういう時間帯に撮っておくのが大切だ。

この偉容を見ると、ヨーロッパに来てるなぁと思うね。

ルーヴル美術館は早めに行っといた方が良かろうということで、

8:30前に着いたら、結構前の方に並べた。

そしてしばらくしたら一気に長蛇になったので、グッドタイミングだったな。

開場とともに皆が向かう方へ着いていく。

きっとモナリザへ行くんでしょ。

我輩の目的は別だが、すぐ近くにあるハズなので着いていけばオッケイだ。

とりあえず第一陣でモナリザを見学し、

我輩がルーヴルで一番見たい作品、ナポレオンの戴冠の前に到着。

コレよコレ。

コレが見たいのよ。

世界一の傑作だよなぁ。

このデカさにしてこの繊細さ。

今にも動き出しそうだ。

我輩は「神は細部に宿る」という言葉を意識して写真を撮ってるつもりで、

その原点はここにある。

目に焼き付けるほどに眺め倒した。

もうパリに来る用事が無い気がするので、展示をくまなく見て回って、地下のスタバで朝食。

で、今日見ておきたいのはナポレオンの戴冠とオペラガルニエ。

てくてくと歩いて行って、幸い空いていたので待ち時間なくサクッと見学。

16ミリのレンズでは写し切らなかったので、14ミリのレンズでしっかりと撮影した。



これでもうあとは適当で良い。

行きのビジネスクラスをやめて浮いた金でエルメスの店で小物を買ってみようかと思いつつも、

ここは節約だな・・・と止めて、エッフェル塔と撮り鉄。

晴れてくれそうならねぇ・・・粘るんだけど。

これでいよいよ本当にやることが無くなってしまった。

まだ13:00前。

参ったなこりゃ・・・ということで、パリ東駅で見つけていたレストランへ行ってみることにする。

ここもアッサリ入店。

すげえ。

これは映えますわ。

我輩の大好物ではないですか。

時間は山ほどあるので、じーっくりと時間をかけてコーヒーとケーキを頂き、

とにかく時間をかけて今回の旅を反芻などして、16:00退店。

ホテルで荷物を受け取り、帰路につく。

今回の旅は心配だった天気に恵まれ、

オーロラも彗星もモン・サン・ミシェルの満潮もやりたいことは全部やった。

写真の取れ高的にもう少しパンチの効いたモノが欲しいかなとは思ったが、

まぁ良しとすべきだろう。

次は年末、オーストラリア。

こっちも何とか晴れて欲しいのだが果たして・・・。

<完>

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第一話 プレーンレック  第二話 キルキュフェルト山

第三話 さらばアイスランド  第四話 危うく沈没の巻

第五話 もう来ないかもモン・サン・ミシェル

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