冒頭の通り、メインディッシュはモン・サン・ミシェルに決まったのであるが、

満潮になるのは木金土。

そこのホテル予約は完了させて、それまでをどうするか。

フランス国内を旅しても良いが、そこまでの魅力を感じない。

秋・・・秋か。

ならばオーロラ!

グリーンランドへはパリとの往復では行きづらい。

ではどこなら・・・と探してみたら、レイキャビク便がある。

値段も安い。

なわけで、前半をアイスランド、後半でモン・サン・ミシェルへ行くことにした。

ただ、10月のアイスランドは曇りがち。

去年のドイツ旅行同様、天気が悪くなってから予定を変更すると、

キャンセル料がモッタイナイ。

パリ~レイキャビクの往復約5万円はやむなしとして、

それ以外は直前まで予約せず、直前の天気予報を確認してからに決めた。

そうなると、直前まで何も決まらない。

アイスランドに着陸してから、南へ向かうのか北へ向かうのか、

それすら決まらないから、やることもない。

なので、10月に入るまで放置しておったのである。

そして旅を翌週に控えた10月初週。

パリから飛べるオーロラ観察ができそうなエリアは、軒並み曇天予報。

冬に行ったノルウェーの沿岸エリア、スバールバル諸島、

ちょっとしかいられないグリーンランドは全部ダメ。

アイスランドもずっと好天ではないが、

到着後2日はきちんと晴れそうではある。

最終的に「まぁいいか」的な判断で、アイスランドへ向かうことにした。

ただ、着いてからのホテルは全く予約してないのだがね。











-17 Oct

会社を定時に退社し、羽田空港へ。

パリ行きのビジネスクラスに空きがあり、追加料金は15万円。

フライト時間は想像しうる中で一番長い15時間で、

かなり迷ったが、エコノミーで行くことに決めた。

席は進行左側。

グリーンランド上空辺りでオーロラが見られるかもしれない。

それまでは寝るしかないので、大爆睡。

↑眼下に広がる大東京。

ほとんどあっという間にアイスランド上空までやってきた。

ここで降りられたら、パリ~レイキャビクの往復が不要になるのに。

おっと、オーロラチェック・・・とバイザーを上げたら、

翼端灯が煌めいていた。

ウソだろ・・・。

オーロラは出ているのに上手く撮れず。

こんなことなら窓側に座る必要もなく、

ただビジネスクラスの窓側をとっておけば、

オーロラは見れたかもしれないのになぁという無念感が残る往路フライトだった。

パリには5:00前着。

アイスランド便までは8時間程度ある。

空港の手荷物預かりは8:00からで、待ってるのは馬鹿らしい。

仕方なく荷物を引いてパリ市内へ向かおうと鉄道駅に行ってみると、

今日は運休らしい。

最寄りの鉄道駅まで臨時の乗り継ぎバスがあり、

そこで鉄道に乗り換えるように教わる。

パリ市内の交通はSuicaのようなカードがあって、そこに課金して使うようだ。

パリに来るのは久しぶり。

時の流れを感じるわ。

空港~市内間の金をチャージして、バス・鉄道を乗り継ぎ、パリ北駅に移動。

さて、どこに行きたいわけではない。

美術館等へはスーツケースが邪魔になる。

天気も曇天で、取り立てて見たい所もないので、

パリ北・東駅でダラダラと発着する特急を眺め、


↑北駅

↑東駅

今夜のアイスランドの天気を確認し、南部が晴れなので南部の宿を予約。

時間を潰して空港へ戻った。

アイスランド行きは14:00発。

シェンゲン協定国であり、国内線のような扱いで、楽チン搭乗。

時差が2時間あるので、アイスランド・ケプラヴィークには15:30着だ。

曇り空のUKを過ぎてアイスランドが見えてきた。

南岸は予報通りのど快晴で雲一つ無い。

おー、また来たぜアイスランド!

南岸上空からレイキャビクの街並みを眼下に見つつ、

ケプラヴィーク国際空港に着陸。

最速ルートなのに、日本からは時間がかかるなぁ。

入国審査もなくアッサリ荷物を受け取り、車をレンタル。

・・・しようと思ったら、

予約確認書に「マニュアル」の表示。

バカな!

ヤバイ。

コレはヤバイ。

ドッキドキでオートマへの変更をお願いし、出てきたのはヤリス。

お値段はよく分からんが、これ以外の選択肢はない。

危ないところだった。

フランスのレンタカーも確認しておかなければならん。

さっき眼下に見てきたアイスランド南岸エリアへ車を走らせる。

前回アイスランドへ来たときと同じルートになる。

そして・・・行き先も同じくプレーンレックの予定だ。

まずは今夜のお宿まで約200キロの道のり。

前回はM2氏がいたから楽しい車内も、今回は淡々と走る作業。

日が暮れて真っ暗になった頃、お宿に到着した。

アイスランドの地方エリアにはホテルが少なく、

ゲストハウスの形式が一般的かと思われる。

ドミトリースタイルもあれば、今夜の宿のように戸建てになっているものもある。

我輩はスペース・バストイレの共用が嫌だったので、

少々高くてもこちらをチョイスした。

荷物をリパックし、プレーンレックの最寄り駐車場へ行ってみると、

ずいぶん整理されて、金を払わなければならないようだ。

正直払わなくてもバレない気はするが、

後腐れないよう、ネット決済で駐車料金をお支払い。

ここからは延々4キロの徒歩だ。

暗い。

しかし、道も整備されており、前回のように迷子になったりはしなさそう。

とにかくテクテクと歩いていく。

空にはオーロラが煌めき始めた。

随分早いな。

撮ってる場合ではない。

早く着かねば。

歩くこと約1時間。

プレーンレックにたどり着いた。

月が昇り始め、朽ちた飛行機が月明かりに浮かぶ。

新月の方がオーロラは美しいかもしれないが、

周りの景色が全く写り込まなくなるのは味気ない。

そういう意味では、月が昇り始めの今の時間が狙い時。

しかも明日以降どんどん月の出が早くなるので、

オーロラは今日明日あたりが正念場だ。

モン・サン・ミシェルの満潮には月の影響があるに違いないので、

ここのトレードオフはやむないのである。

しばらく撮っている間にオーロラは激しくブレークアップしてくれたので、

満足のうちに帰ることにした。


↑こういうオーロラだけの写真は味気ないよね。だから撮らないのです。
 薄く青味がかっているのは、月が出て空が明るくなっているから。

トイレにも行きたいのでな・・・。

またまた1時間を歩き、宿のトイレに行ってから、

晩飯にプリングルスを食いつつどうしたものかを考える。

オーロラの光はどんどんとショボくなっていき、

ここからの巻き返しは期待感が薄くなってきた。

ヴィークという町へ行ってみて、良い感じの教会があるのだが、

駐車場に停まっている車にライトが点いていて、写真に写り込んで味気ない。

オーロラも写り込まないし、そもそもオーロラパワーが足りてない。


結局あまり良い感じにならないので、

せっかくの快晴なのに初日はこの辺でお開きとなった。

・・・といっても2:00過ぎてるけどな。

Zzz・・・

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第一話 プレーンレック  第二話 キルキュフェルト山

第三話 さらばアイスランド  第四話 危うく沈没の巻

第五話 もう来ないかもモン・サン・ミシェル

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