10 Aug-

4:30起床。

♪朝一番早いのは~・・・
    パン屋のおじさんじゃなくて偽スナフキンのおじさん・・・。

眠すぎる・・・。

着替えて顔を洗い、荷物を詰めてたら、朝飯を食う時間はなくなった。

仕方ない・・・。

ワゴンに乗せられ空港へ。

今日も良い天気だ。

結局雨の予報は1日も当たらなかった。

ふははっ何せ太陽王だからなっ!!

帰りも自由席なので、ゲートの近くで待機。

6番乗りぐらいで乗り込み、進行右側を確保。

さよならイルリサット。

思ってたよりもずっと良いところだったよ!

ぶるぶるぶるーん・・・。

カンガルルスァックまでは40分。

眼下の海に氷山がなくなっていくのは、寂しい感じがした。

さて。

往きには参加できなかったジャコウウシ見学ツアーに参加しなければ。





















・・・。





















10:30~12:00だとぉっ!?

我輩の便は11:40発。

クソーッ微妙な時間に設定しやがって!

結局ツアーには参加できず、空港で4時間待機確定。

カフェに座りしばらくパソコンをいじっていたが、眠気爆発。

爆睡してたら搭乗時間になった。

眠いぞオレは・・・。

機内でも爆睡してやろうと思ったら、天気が良すぎて絶景が広がっていやがる。

寝れやせん。

ずっとアイスランドやスカンジナビア半島の絶景を眺め

コペンハーゲンには20:00着。

時差4時間はでかいな。

今日はまだ何もしていないというのに、
     夜になってしまったではないか。(怒)

今夜は初日と違う宿なので、地下鉄で移動。

・・・よく考えたら、明日は早いのだから、多少払ってでも空港の近くにすれば良かった。

いやしかし、そうすると人魚姫の像は・・・。

っていうかそんなに見たいのか?

眠気のせいで、賛成派、反対派が戦いを始めたが、せっかくなのだ。

行かない選択肢があろうか。

そんなことよりパソコン重すぎるわッ!

何でこんなもん持ってきたのか偽スナフキンッ!!

もうこのパソコンは旅に絶対持ってこねー。

どうしても持ってくるならネットブックかMacbookAir買おう。

イライラ・・・。

ホテルは駅から徒歩10分。

あと5分遠かったらパソコンを捨てるところであった。

危ない危ない。

部屋は非常に狭く、シャワーは初日と同じく、便所と床が一体。

・・・。

ここ別に安宿じゃないんだが。

さ、人魚姫の像を見に行かねば。

隣の駅まで電車で行き、暗い道を徒歩15分。

人が何人かいたので分かったが、誰もいなかったら分からなかった可能性大。

バックには工場の煙突がある

何でこんな場所に置いたのか・・・。

物語と同じく、銅像も悲劇的なのであった。

このアングルかなぁ・・・。

撮るものを撮ったら帰る。

ホテルに帰る前に駅周辺と通りをぶらつく。


人っ子一人いやしねぇ。

ヨーロッパは夜出歩いても心配ないのが良いね。

最後に世界ので晩飯を食って部屋に戻ったら0:00前。

明日は6:35発だから、5:00前には空港へ行かねばならん。

寝よう。

Zzz・・・





















11 Aug-

3:30起床。

・・・。

行程を組んだのは自分だが、キツイぞさすがに。

4:14の地下鉄に乗らないと・・・。

今日さえ乗り切ったら、明日早起きするだけだ。

気合い入れろ偽スナフキン。

昨日荷作りしといて良かったわい。

眠い体を起こして空港へ。

地下鉄は24時間無人運転。

日本の地下鉄もこれで良いと思うんだけど。

4:30、空港着。

↑一応記録写真は撮っている。AM4:35の時計を見よ!(笑)

今日はブリュッセルまで飛ぶ。

フェロー諸島やノルウェーのベルゲンなど、

魅力的な行き先はいくつもあったが、明後日の帰国便はアムステルダム発。

あまり飛行機乗り継ぎを増やすと、Delayが怖い。

なので、最悪陸路を走ってアムステルダムへ行ける行き先として、ベルギーをチョイスしたのだ。

ちなみになぜベルギーかというと、ブルージュに行ってみたいのと、

ブリュッセルのグランプラスをもう一度ちゃんと見たいのと、

飛行機の出発時間が朝早いから。

移動は朝と深夜!

コレ、旅の基本である。

よく覚えておくのだ。

ブリュッセルエアーのカウンターに行くと、何やら怪しいアフリカ人3人がモメている。

どうやら荷物の重量制限に引っ掛かっているらしい。

ここまでは来れたのに!的な感じでいつまで経っても手続きが進まない。

その宗教っぽいスティックは何に使うのだ。

我輩の後ろに並んでいた女性の圧力もあり、彼らのチェックインは後回しにされた。

・・・荷物6キロって何?

我輩も引っ掛かるんじゃねぇのか?

ドキドキ・・・。

「ブリュッセルまで?その先はないのね?はいどうぞ」

ぶふぅ~・・・。

自分で手配した分のチェックインは、いつも心配だわい。

スタバで朝飯。

二重に架かる虹というのは初めて見たね~。

さ、搭乗だ。

途中の行程はちゃんと飛ぶことが大事だからな。

予定通りの運航に感謝感謝。

感謝したら爆睡。

ブリュッセルには8:00過ぎに到着。

・・・まだ寝たいのだが。

スーツケースを受け取ったら、中にパソコンを突っ込む。

今日は手荷物預け所にスーツケースをぶち込むので、

鍵がかからない別バッグのパソコンを一体化しておかねばならん。

このパソコンのスペースを作るのに難儀したのだ。

デカイし重い。

お前は二度と持ってこねーぞ!

重くなったスーツケースにウンザリしながら駅へ。

ブルージュまでのチケットを買い、ブリュッセル中央駅で下車。

ロッカーがあったので、スーツケースを突っ込んで、再び電車に乗り、ブルージュへ向かう。

牧歌的な景色に睡眠を邪魔され、

10:30前にブルージュ着。

「中世の町並が残されたブルージュ」という売り文句に惹かれていたのと、

ベルギーへ行ったのにブルージュには行ってないのか、

と言われたことがあり、機会があったら行こうと思っていたのだ。

観光案内所で50円のマップを買い、中心街へ歩く。

入口にあるベギン会修道院からだ。

木々が繁っていて、静かな雰囲気で、とても良い感じ。

・・・と思っていたら、団体客がなだれ込んできて、一気に台無し。

人が多い・・・。

イルリサットの静かな町に慣れてしまった我輩には、うっとおしいことこの上ない。

何だこの観光客の多さは。

まぁ他の人からすれば、我輩が邪魔なんだろうが。

てくてくと歩くと、中心街まではすぐ。

ふむ。

馬車が走ってて

なかなか雰囲気は良いが・・・人が多すぎる。

チッ。

聖母教会

ランジェロのマリア像

見たりしながら町並みウォッチ。

ウーム・・・人しか見えん。

どないやねん。

みんなもうちょっと違う町を見に行けよ。

ぶらぶら歩き、昼前に鐘楼へ。

相当並んだ上にせっせと登ってみたら、展望スペースには金網が張ってあった。

ぐがー。

網の目にギリギリレンズが入らねぇ・・・。



何なんこのブルージュってのは。

我輩の貴重な半日を割いて来たのに!

いやいや・・・怒ってはイカン・・・。

改めて冷静に何がイマイチなのかを考えてみた。

・・・車だ。

せっかくの町並みを、路駐が台無しにしているのだ。

中世の町並に路駐があったらアカンやろ。

車は入れないようにした方が良いんじゃないか?

ようやく自分の中で何が気に入らないのか整理できた。

ブルージュイマイチ。

来なくて良いと思うね!

最後に14:00に開く聖血教会の聖遺物を拝んだら帰ることにしよう。

十字軍がコンスタンティノープル(今のイスタンブール)から持ち帰ったものらしい。

14:00、開門と同時に突入。

他の観光客が(多分間違えて)地下聖堂へ行く中、10人ぐらいの観光客と聖堂へ。

アーメン。

仰々しいお祈りの後、女性司祭が金の筒を持って現れた。

あれが遺物か。

並んで見せてもらう。

・・・骨?

血がついてるぞコレ。

他の人を真似て、筒に手を当てて祈る。

すると、我輩の手を挟むように、司祭が両手を置いた。

ゾワワッ。

なっ何だッ!

ぞわっときたぞ。

ウーム、コレを見るためなら、ブルージュに来る価値あり、

という判断に修正しておこう。

最後にメムリンク博物館に寄ってブルージュ観光終了。

電車でブリュッセル中央駅に戻り、スーツケースを引っ張ってグランプラスにあるホテルへ。

ベルギー随一の名所、グランプラスを見下ろせる、というのが売りのホテル・・・ではあるが、

我輩の部屋は廊下側。

最上階だから天窓はあるが、それ以外は何もない。

古い建物をホテルに改装しているので部屋も古びている。

階段や廊下から多少でもグランプラスが見えるかと思ったが、全く見えない。

まぁ広場側に泊まる人は広場の眺め代として廊下側より20ユーロ余分に払うわけで、

廊下から見えたら不満が出るかもしれないから平等といえば平等なのか。

ふむ・・・。

予定外ッ!!

こんな部屋に70ユーロは高すぎた。

Wifiもないし。

ちっ。

荷物を置いて広場に出る。

前回は夜しか見てないからね~って・・・ぬ。

北側の一部が恐怖の改修工事中。

これはガッカリだな。

部屋から見下ろした広場が改修中だったらさらにガッカリなわけで・・・。

地球の歩き方などのガイドには、こういう工事情報を載せてほしい。

知ってたら来ない人がいるに違いないのだから。

とりあえず何枚か広場の写真を撮り、

↑これ以上引くと、右に工事中の建物が写ってしまうのだ。(T_T)

小便小僧と再会

ついでにワッフルを食う。

最近はホットケーキのように食うのが流行りなのか?

我輩は、たんまりとチョコレートを塗ってもらった。

口のまわりをチョコレートだらけにしていただく。

佐世保バーガーの要領だな。

恥ずかしがってはイカン。

後で拭けば良いのです。

そういえば思い出した。

この町には小便少女がいるらしいな。

前回不覚にもお会いしてないのだ。

狭い路地の先に行きますと・・・おー、あったあった。

何でこんな鉄格子なんだか。(笑)

これでブリュッセルは終わった感じだな。

今夜の宿をここにしたのは失敗だったか・・・?

いやいや、次の目的地へ行っても、どうせ観光は朝からなのだから、結果は一緒・・・。

などと、行程検討時に悩んだ事を再び思い出したりして、自らを納得させつつディナー。

4年前と同じレストラン。

っていうか、ホテルの1階なんだけど。

よく分からんメニューを眺め、鶏肉料理とスープをオーダー。

相変わらず海外の料理は多すぎる。

最後は無理矢理食ったから、美味いってこともなかった。

しかし!

一緒にオーダーしたチェリービアはめっちゃ美味かった。

レガ氏!

職権を使って日本でも輸入販売してくれ!!

5本ぐらいなら買う!

すっかり酔っ払ってご機嫌で部屋に戻り、

暗くなるまで荷物をリパック。

食品でなければ、リパックすることは重要なのだ。

むしろ軽く感じるように荷物を詰めるのは、旅の基本であるぞよ。

21:00、外に出ると雨。

ちっ。

しかし予定は変更しない。

たとえこんな土砂降りであろうとも。

中の明かりでステンドグラスが灯籠のように浮かび上がるらしい教会を見に行く。

雨に強いティンバーランドの靴ですら中にしみてきそうな土砂降りの中をてくてく歩く。

クッソー、予定外。

何だこの雨は。

しかし何しろ中の明かりでステンドグラスが灯籠のように浮かび上がるらしい教会だからな。

見逃すわけにはイカン。

スッカリ道を間違えて、かなり遠回り。

何やらよく分からん展望広場を経由して到着・・・したのか?

どこに浮かび上がっとんねんコレ。

これ?

これか!?

びしょ濡れになったのに、全く感動はなかった。

踊らされてしまったな・・・。

グランプラスに戻る頃には雨は止んでいた。

全くやれやれだよ。

光のショーを見

気付くと24:00前。

明日も早い。

寝るか・・・。

天窓を閉めたいが、背が届かない。

雨は入ってこないけど、嫌な予感がする。

嫌な予感が。

あぁしかしもう眠い。

げっ寝まきパックしちまった。

メンドクサイメンドクサイとブツブツ言いながら、シャワーを浴び、寝まきをちゃんと着て寝た。

Zzz・・・

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行程表を見る

第一話 アンデルセンの国へ  第二話 北極圏  

第三話 ひょうがないけどね。 by 鈴井

第四話 チャンスは逃すな

第五話 梵天丸もかくありたい

第六話 御旗楯無、ご照覧あれ!

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