-5 May

今日はジャングルトレッキングの日。

朝早くに迎えに来るらしいので、朝食を済ませて待機。

ワゴンは数人をピックアップして、ジャングルへ向かって走る。

同行は日本人が大半。

ブルネイってそんなに日本人に人気がある国なのか?

意外すぎた。

ブルネイの国土は、飛び地のようになっていて、ジャングルへは長い長い橋を渡っていく。

思っていたよりもずいぶん遠かった。

ロッジでオリエンテーション。

何だかよく分からんが、とりあえずボートでさらに奥地へ行って、

キャノピーウォークというのをやって、川下りをして戻ってくるらしい。

え、カメラ持ってるんですけど、川下りとか濡れないんですかね。

そういうめんどくさいのとかマジでいらないんですけど。

いや、ホントに。

我輩、こういうアクティビティ的なものって、つくづく向いてないと思うわ。

という気持ちは腹の底へ閉じこめて、まずはランチ。

色んなものが出てきたが、さっき食ってきたばかりだし、全く食欲がない。

あんこ餅みたいなのだけ食べて終了した。

さて、まずはボート。

ウネウネとうねる川を遡っていく。

まるでベネズエラを思い出すようだが、

特にジャングルにはワニがいたり鳥がいたりするわけでもなく、

淡々と川を上っていくのであった。

で、上流の船着き場からジャングルトレッキング。

結構歩くようなことを説明していたので、相当なのかと思ったら、

急坂ではあったものの、そこまでの距離ではなく、

あっさり目的のキャノピーウォークに到着してしまった。

↑結構高い。

・・・ガイドは随分疲れ果てていたがね。

キャノピーウォークは、岩の上に足場が組まれていて、

↑こんな頼りない足場になっている。コレは先に見ちゃうと怖くなる。

高いところを歩く、というもの。

景色や動植物との遭遇が楽しめるのかと思いきや、

見えるものはジャングルの眺めのみ。

コレにはガッカリであった。

そして、この10分程度のキャノピーウォークこそが、

ブルネイ随一のアクティビティだったりするのだ。

ウーム、ブルネイ、これは厳しい。

少々・・・いや、結構にガッカリして帰路に就くことになってしまったのであった。

帰りは、チョロッとした滝へ立ち寄るというので、

正直もうメンドクサイ感が半端なかったのだが、

行かないわけにもいかず、靴をずぶ濡れにして行く。

滝壺には、ドクターフィッシュという小魚がいて、足を入れるとついばんでくれる。

ふーむ、こういうものでも楽しまないと、

何のためにこんなジャングルの奥地まで来たんだか分からんからな。

しかし、すでにGOATEXが機能しなくなっている我が靴をずぶ濡れにしたのはダメージがデカすぎた。

お陰様で、この後しばらく、最高に不愉快な履き心地になってしまったのであった。

憤懣やるかたないままに、ゴムボートで川を下り、出発地点へ戻り、ワゴン車でホテルへ。

無駄に疲れてしまったな・・・。

ホテルに戻っても、特にやることがないわけで、

正直ブルネイにこんなに長く滞在する必要は全くなかった。

マレーシアなりに移動するプランを考えてくるべきだった。

いや、今回は久々の海外だから、ゆっくりするプランで良かったハズ。

だがこれでは・・・。

まだ2日もあるのに・・・。

悶々としながらまたしてもオールドモスクの辺りをぶらつく。



もうこの辺しか歩くところがないわけよ。

かといって、レストランで食事をしようとも思わない。

こんな海外旅行で良かったのか、という思いを募らせつつ、

ブルネイの3日目は更けていったのであった。

Zzz・・・

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第一話 4年ぶりの出国  第二話 東洋のヴェネツィア

第三話 キャノピーウォーク  第四話 恐怖のブルネイ

第五話 ブルネイから学ぶこと

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