-4 May

早朝、雷の音で目が覚めた。

とんでもねぇな。

外は大雨。

まぁ東南アジアだからして、

1日のうちに、何時間かは雨が降るのだろうと思ってたけど、

朝からとはね。

全く急がないので、7:00からの朝食をたらふく食ってから休憩。

雨が止まないし、蒸し暑いし、今日は特に予定がないのもあって、

とにかくダラダラとホテルで過ごしてから、オールドモスクへ。

ホテルが少しメインの通りから奥まって入ったところにあるのだが、

通りまで出るのが面倒くさいぐらいに暑い。

雨上がりの曇天で湿度はムンムン、少し歩くだけで汗ぐっしょり。

この湿気はたまらんな。

モスクは今の時間は見学できないようなので、

外観から撮影を試みるも、曇天で画にならない。

これはどうしようもないので、しばし散歩をしながら時間を潰してみる。

すると、ミナレット(モスクにある尖塔)から、朝のアザーンが響き渡った。

「アッラーフアクバル」

ムスリムでなくても、この響きには何とも言われぬ異国情緒があって、

大変に趣深い。

ブルネイでは、アザーンに続いて、

お祈りもスピーカーから流れてきたので、しばしお祈りも聞いてから、ブラブラ。

それにしても蒸し暑い。

少し歩くだけで、汗が玉のようになり、服が張り付いて仕方ない。

まるでサウナ。

ヤレヤレだな。

ブラブラしてるうちに、徐々に青空が覗きだした。

こりゃあチャンスだわいということで、モスクを撮影。

青空だと写りが違いますな。


で、バンダルスリブガワンの海沿いには、水の上に町が造られている区画がある。

ブラブラとその集落を歩いてみることにする。

湾に沿ってしばらく歩いていき、橋を渡って集落に入る。

↑左手奥に先ほどのモスクが見えますな。

東洋のヴェネツィアと表されたらしいが、ウーム。

そこまでではないように見えるのは、

西洋に対する憧れが原因なのかもしれない。

板張りの通路に沿って家が建ち、

家の下は海・・・というか陸地に近いところは泥のようにもなっていて、

これはなかなかに衛生的にどうなの、という印象だ。

色んなものが垂れ流しやゴミ捨てになっているように見えるし、

ニオイを含めて、ホテルでも滞在しようとは絶対に思わない。

さらにその泥の中には、デカいイグアナや猿までいて、

こんなのが家の中に入り込んできたら・・・

我輩なら泣いちゃうね。

帰ろうかと思いきや、

学校らしき建物に繋がる通路が閉鎖されていて、通れない。

来た道を帰るのも味気ないので、船着き場から対岸へ渡る。

モーターボートが走り回っていて、1ドルで対岸に渡してくれる。

対岸も同じような集落になっている。

ブラブラブラブラ・・・ブラブラブラブラ。

↑奥にあるのはモスク。ミナレットがあるとモスクと分かる。

暑い。

晴れてきてしまって、腕が焼けるように暑い。

まるで低温やけどのように肌が赤くなってきてる。

これは予定外。

日焼け止めを塗ってくるべきであった。

本当にやけどしてしまうわ。

夕方のアザーンが響き渡る中、

コレはなかなか良い場所か?というところを見つけて、

夜に再び来ることにし、街に戻ってケンタッキーでコーラをがぶ飲み。

現金が少ないので、こういうクレジットカードが使える店はありがたいのだ。

ホテルに戻ってひと休みし、夕方モータボートでさっきの場所に向かう。

夜のアザーンがこだまして、実に良い雰囲気。

で、我輩が撮りに来たのはココ。

蛍光灯が点いてて、味がある。

良いのが撮れた。

今日はこれで満足。

ケンタッキーで再びコーラを飲んで、ホテルに戻って寝ることにした。

Zzz・・・

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第一話 4年ぶりの出国  第二話 東洋のヴェネツィア

第三話 キャノピーウォーク  第四話 恐怖のブルネイ

第五話 ブルネイから学ぶこと

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