5 Mayo -

帰国の日だ。

今日は書くことが少なければ良いなぁ。

5:40起床。

帰国便は9:35発。

空港まで30分以上は掛かるハズだから、

2時間前に着くとなると、7:00前には出なければならない。

毎度のことながら、朝早い帰国便はツライのである。

今回はあまり荷物を持ってきていないので、サクッと片付け完了。

6:30にはチェックアウトしたのだが、

タクシーを呼んでもらうのに時間が掛かり、空港に着いたのは7:30だった。

チェックインカウンターが開くまでしばらく待たされ、ようやくチェックイン。

最後、福岡での飛行機から新幹線への乗り継ぎに不安があるので、

荷物はスーツケースは機内持込みにするかで相当悩んだのだが、

最近上手いこと乗り継ぎできているので、預けることにした。

「成田から福岡のチケットは、成田でもらいなさい」

偽「またチェックインするの?荷物は福岡までゴーダイレクト?」

「イエスイエス」

ふむ。

ということは、我輩の乗り継ぎは待ってくれるということか。

これは割と安心できるな。

預けて正解だったと自己満足。

窓側の席は取れなかったので、乗ってから読書と睡眠の調整。

時差ぼけしないように、

往きと帰りの飛行機は、寝るタイミングを調整しなければならんのでね。

トロントにはほぼ定刻に到着。

トランジットが1時間しかないので、少し安心だ。

即、成田行きにトランジット。

・・・が。

なかなか飛ばない。

カーゴトラブルという単語が聞こえる。

オイオイ勘弁してくれ。

結局30分遅れで離陸。

成田のトランジットは2時間。

国際線から国内線へのトランジットだが、まぁ大丈夫だろう。

・・・と、思っていたのだが。

最近の偽スナフキンはたるんどる、

という判断なのか、神様が厳しい試練を下されたのである。

定刻より30分遅れたまま成田に近づいたエアカナダ1便。

さて、靴でも履きますか、と思ったところで機内放送が。

折りしもこの日は、茨城、栃木に竜巻が発生した日。

気流の関係で着陸できないとのこと。

マジかオイ。

しかしそれでもまだ余裕はあると思っていたのだが、グルグルと旋回を繰り返すだけで、なかなか下りてくれない。

マジでマズイぞ。

この後、福岡行きにトランジットし、最終の新幹線で鹿児島へ帰ることになっている。

福岡行きには絶対遅れられないのだ。

福岡行きの出発時間は17:55。

やっと着陸したのは17:10過ぎであった。

かなり厳しいが、離陸便も遅れているかもしれない。

しかし・・・。

今度は、雷雨のため、ゲートに着けられないという。

もう良いから下ろしてくれよ!!

焦る我輩の気持ちを逆撫でるスッチーの態度に

最強ムカムカしたところでようやく飛行機を下りたのは、もう17:30。

しかしまだ我輩には、何とかなるかもしれないという気持ちがあった。

なぜなら、我輩の預け荷物は、「福岡までゴーダイレクト」と言われていたからだ。

チケットが発券されていないのは気になるが、乗継便は待ってくれるかもしれない。

走って税関申告を通過しようとしたところ・・・。

「預け荷物はないんですか?」

偽「荷物は福岡までゴーダイレクトと聞いていますが・・・」

「国内線乗り継ぎの場合は、ここでピックアップしてもらうことになります」

Σ(゚д゚lll)ガーン

しかも画面には「雷雨のためしばらくお待ち下さい」の文字。

終わったか・・・。

ANAの人を捕まえて、荷物は放って行っても良いのかと聞いたが、

係員にも取り合ってもらった結果、ピックアップしてくれと言われ万事休す。

どうなるんだ。

大津なら新幹線で帰れるが、鹿児島だとそうはいかない。

赴任最初の旅行でいきなり欠勤だけは絶対避けねば!

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

その時、エアカナダの係員発見!!

偽「何とか福岡まで帰りたいのですが」

「羽田に行きますか?時間的には相当厳しいですが・・・」

偽「行きます!」

「ではちょっと待って下さいね、福岡行きの席を押さえますから・・・」

偽「先に羽田に行きますから、席が空いてたら連絡下さいよ」

チンタラやってんじゃねぇよ!

預け荷物は1番に出てきた。

まだ行けると神様が言っている!!

リムジンバスの次の発車は18:40。

福岡行きの最終は20:00のため、これでは間に合わない!

バス乗り場の係員に交渉し、何とか18:20のバスに乗せてもらって羽田へ。

20:00発の福岡到着は21:45。

荷物を預けずに飛び出れば、22:24発の最終の鹿児島中央行き新幹線に間に合うかもしれない!

通常、成田から羽田へは1時間半なのだが、今日はGW最終日。

道路が混雑したら一発アウト。

とにかく全てが賭けだ。

渋滞しないでくれという祈りが通じ、羽田には19:30前に着いた。

エアカナダから連絡がこないので、福岡行きのチケットは自分で確保しているし、これなら何とかなる!!

チェックインして、エアカナダからキャッシュバックを受け、

これでちゃんと飛んでくれさえすれば!!
































しかし。

神様は厳しかった。

20:00→21:00のディレイ。































( ゚∀゚)o彡゚・・・ディーレーイッ!

( ゚∀゚)o彡゚・・・ディーレーイッ!

( ゚∀゚)o彡゚・・・ディーレーイッ!

終わった・・・。

我輩の戦いはここまでなのか。

やむなく福岡にいる後輩に連絡し、車を貸してもらうことに。

福岡から鹿児島って何時間掛かるんだよ・・・。

その時だ。

水曜どうでしょうのワンシーンを、ホントにふいに思い出した。











「桜島号・・・」











夜行バスか!!

ソッコーで予約センターに電話すると、23:55発の夜行便に、1席だけ空きが!

・・・これで帰れということか神様。

これであなたは満足なのか!?

鹿児島中央駅前6:06着。

ハァ・・・そしてその日から仕事かよ・・・。

21:00、我輩を乗せたANA273便は羽田を1時間遅れで離陸。

福岡到着は、22:50過ぎであった。

バスか・・・。

うなだれて地下鉄の切符を買ってから思い出した。

そういえばバス代って・・・5300円だっけ?

持ってきた1万円札は全てキューバペソになってしまった。

手元には5223円しかない。

セブンイレブンに行かないとか・・・めんどくせぇな。

やっと見つけたセブンイレブンのATMだったがしかし。

何と我が銀行口座からの引出しは、時間外で不可。

お客様の金が引き出せないとはどういうことだ、我が銀行!!

ヤバイぞ。

キャッシュカードが使えない場合、

何と金が足りなくて鹿児島に帰れないことに!!

マジかオイ!!

ドキドキしながら、博多駅バスセンターに行ってみる。

「カード使えます」

アブネー!!!

滑り込みセーフ!

辛くも桜島号のチケットを購入し、23:55発の便に乗り込んだ。

鹿児島到着は翌朝6:00。

はぁ・・・本当なら今頃家に着くのに・・・。

そう思ったら、無性にANAに腹が立ってきた。

チキショウッ羽田の便さえ遅れなければこんなことにならなかったのに!!

最強にムカムカしながら、寝れない我輩を乗せ、桜島号は鹿児島に向かう。

かつてない、最悪な幕切れとなってしまった今回の旅であった。

<完>

戻る  旅行記選択ページへ

行程表を見る

第一話 微妙に朽ちてる旧市街にビビる 第二話 ハバナは魅力的

第三話 チェ・ゲバラ  第四話 神様・・・。

旅行記選択ページへ