3 Mayo -
6:20起床。
・・・6:20?
寝坊した。
早速着替えて、出発・・・んが。
日焼けどめ忘れてきた。
これはヤバイんじゃないか?
しかし無いものは仕方ない。
まず大聖堂へ。
う~ん、少し明るくなり過ぎてしまったかな。
まぁ明日もある。
しばらく通りを何となく歩く。
みんな早起きだな。
朝日に映える町並みがなかなかのものだ。
「旅は朝!」
間違いないと言い切ろう。
ホテルに戻って朝飯。
コースになっていて、それぞれ選ぶ感じ。
小虫が飛んでいるので、いかにとまられる前に平らげてしまうかが重要だ。
パン、オムレツと、イチゴジャムみたいのがのった激甘ホットケーキ、
ココアとフルーツジュースを一気食い。
よし、準備万端。
さっさと出掛けたいところだが、今夜のショーの予約をしたい。
ツアーデスクに人が来るまで待機。
割と高くて驚いたが、無事予約。
まずは運河沿いに歩いていく。
キューバの人々の朝は早いな。
名著地球の歩き方「キューバ編」に、
旧市街の眺めが良いと書いてあるプンタ要塞へ。
眺めが良いというから、てっきり塔かなにかあるのかと思ったら、
ぺったんこな旧跡だったので、到着していることに気付くのに時間がかかってしまった。
ここからの眺めは、リオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチを思い出させる。
確かにここからの眺めはよろしい。
続いて革命博物館へ行くつもりだったのだが、開館は10:00。
少し早いので、大聖堂を見に行ったら、開いていたので中を見学。
パイプオルガンの音色が響き、実に良い感じ。
陽気な国にもこういう荘厳な場所があるってのが、すごく不思議な印象。
信仰というのは良いものだと思う。
さて、革命博物館へ。
キューバといえば革命でしょって感じだ。
いつものことながら、英語もスペイン語も読めないので、何が書いてあるかはサッパリだった。
ただ、ここには、フィデル・カストロがメキシコから潜入してきた時に使ったボート、
その名も「グランマ号」が保存されている。
それを見にきたわけだ。
こんな感じで
ガラスケースの中に収められていて、きれいに見ることはできないがね。
さて、これからどうしようかと地球の歩き方を読んでいたら、男が声を掛けてきた。
というか、朝からもう何度か声を掛けられている。
みなさんご陽気だ。
適当に話をしていると、サルサの先生も登場。
「やあ、今日はダンスのお祭りがあるのよ。あなたも行くでしょう?」
さっきも言われたな。
ホントにそんなのがあるのか?
教えてあげるから、カフェに行かないか的な話に。
ん~これはおごらされる展開かな。
とりあえず喉は渇いてるから、行くか。
予想通りおごらされてしまったが、モヒートというミントジュースは美味かった。
気を取り直して、次はラム酒博物館。
ガイドツアーのみ。
酒は飲めない我輩だが、鹿児島に赴任してから、
焼酎などについて少々学んだのだ。
こいつは砂糖からできる酒らしい。
・・・なんだよ、我輩の酒に関する知識なんてそんなもんだよ。
竹のようなサトウキビがラム酒になるまでの説明をしていたのだが、
ぶっちゃけさっぱり分からなかった。
模型が立派だったぐらいの感想で、良いですかね・・・。
見学後、ラム酒をいただいた。
グホッ!!
ビリビリくるぜコレ!!
口直しをしようと、売ってたオレンジジュースを飲んだら、
これもラム酒ミックスだった。
ぐえ~~~~っ
しかしですな。
酔わないね。
これは不思議であった。
さてと。
町を見ながら国会議事堂まで歩く。
毎度お楽しみの町並みウォッチングタイムだ。
旧市街は、なるほどまさに旧市街で、
スペイン植民地時代の建物がそのまま遺されている・・・というよりも、
遺ったまま朽ちつつある、というのが正しいかもしれない。
修繕はあまりされていないようだ。
地震がきたら、恐らく壊滅してしまうであろう。
先に劇場を見学。
ここもガイドツアーのみ。
中は改装工事中で、これで金を取るのかってぐらい工事中だった。
続いて隣の国会議事堂。
アメリカのものを模している。
これぞまさにキューバ!かな、と。
改装中で中は見れない。
裏には葉巻工場があり、ガイドツアーで見学できるハズだったのに、これも見学できず。
ナンダヨー!
何も見れんではないか!!
とはいえ、概ねこれで見たい建物は見た。
いや、見たか見なかったかといえば見れてない気がするが、見れないものは仕方ない。
む~曇ってきたか。
こいつは降りそうだな。
クラシックカータイプのタクシーを拾って、革命広場へ。
ここにある内務省は、キューバで最も有名かもしれない。
内務省がというよりも、チェ・ゲバラの顔が。
内務省の向かいには塔があって、市街を一望できる。
ガラスが曇ってなければ良かったのに・・・。
近くにあるバスターミナルに立ち寄り、明日のチケットを予約してみる。
今日1日で見たいところは見てしまったので、
このままだと明日も同じところを見ることになってしまう。
であれば、わずかな時間であったとしても、新たな町を見に行くべきであろう。
というわけで、チョイスしたのは、ハバナから約300キロ離れた、サンタ・クララ。
チェ・ゲバラの墓があるらしいのだ。
もう1日休みがあったら、世界遺産の古都トリニダーに行きたいところだけどな。
片道約3時間半。
偽「ワンデイトリップ」
と言ったら、ホンキかよ?みたいな目で見られた。
往復で36ペソス。
予想外に高い。
というか、キューバって物価高い。
ほとんど日本と変わらない。
少々安いのはタクシーぐらいだ。
外に出るといきなりの大雨。
ダッシュでタクシーを捕まえて、次はゲバラ邸へ。
旧市街からは、運河を挟んだ反対側にある。
遠かったが5ペソス。
あっ、と思った時にはタクシーは既に走り去ってしまった。
あぁ~・・・オイオイ、これタクシー待たせないと帰り道が・・・。
ちっ。
しゃあない。
ゲバラ邸は、家ではなくオフィス。
小さくて、屋上からの町並み以外、
あまりコレといった見るものもなく、あっという間に見学終了。
う~む・・・。
そして予想通り客待ちのタクシーなどいるハズもなく、てくてく歩く。
運河の下を通るトンネルは、歩いて通ることができず、
警官に止められてしまい、タクシー待ち。
ぬぅぅ・・・。
やっとこ捕まえたタクシーで運河を抜けるところまで乗せてもらい、
ようやくホテルに戻ったのは16:00過ぎ。
さすがに疲れてしまったのと、雨が降ってきたので、しばし休憩。
3時間近く寝て、そろそろ日が落ちるかな、
と外に出たらまだまだ全然明るい上に、曇り空でイマイチ。
そろそろナイトショーへ行くタクシーが迎えに来ることもあり、部屋で待機。
結局20:30に、タクシーが来るまで寝てた。
ナイトショー「トロピカーナ」までは約30分。
なかなか遠い。
しかし、夜風に吹かれながら、
クラシックカーに揺られて走るのはなかなか良いもので、これだけでも価値がある。
ショーの前に隣接のレストランで何か食おうと思ったのに、
メニューがサッパリ読めない上に、
店員が、オーダーできない我輩にイラついているのを感じ、
こちらもムカついたので、何も食わずに出た。
我輩がショーを見るとなれば、
いつもお誕生日席に案内されるのだけど、今日は普通の席。
時折、頭上の照明から雫が垂れてくる、少しハズレな席であった。
ショーは2時間。
キャバレーというジャンルになるらしい。
何とかちょっとアート的な写真が撮れないかと頑張ってはみたものの、
まぁどいつもイマイチな出来だ。
たっぷりキューバらしい空気を楽しんでホテルに戻った。
さ、明日も早いので、おとなしく休むとしよう。
Zzz・・・
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