2 May -

さて、春の旅行の時期だ。

鹿児島に転勤してくる前、異動が無かったら、

5月1、2日に休みをもらって10連休の内諾を得ていたのだが、異動でオジャン。

休みが分断されてしまったので、今年はおとなしく九州を回ろうかな~と思いきや、後半は5連休。

思いがけず、5月2日は休んでも良いと言われたので、6連休になった。

それなら海外でしょうってことで、早速調べたところ、

GWとしては安いパリ行きに、空きが。

レンタカーをして、ロワールの古城巡りと、

モン・サン・ミシェルにでも行こうかな~と計画を練りながらも、

実質的に2日半しかないのに、ずいぶん高くついてしまうことが気になった。

そこで、最終のGOサインを出す前に、もう一度地球の歩き方を見直したところ、

ありました。

魅力的な行き先が。

それが今回の行き先、「キューバ」

カストロ議長が存命中に行かないと、

ガラッと雰囲気が変わってしまっちゃうんじゃないかと言われている国だ。

行くと決まったら、まずは準備。

キューバ入国には、ツーリストカードと、キューバ国内で有効な海外旅行保険の加入が必要。

ツーリストカードの取得は自力でもできるようだが、

在日本キューバ領事館のホムペに全くアクセス出来なかったので、仕方なく代理店に依頼。

海外旅行保険は、米国系の保険会社はキューバ旅行は保険対象外となるため、

我輩がいつも利用するAIUは、利用不可。

日本の保険会社を利用するにも、英語の証券がないといけないので、

聞いたことのない「ジェイアイ損害」とかいうところに加入。

ホテルも、いつも使ってる「Booking.com」はキューバをカバーしていないので、

キューバのホテルグループのサイトで予約と、色々とメンドクサイ国ですキューバ。

ま、だからこそあまり人が行かない国であり、我輩が行ってみたい国であるわけなんだけどね。

2 May -

新たなる旅立ちの日。

今回の行程は、福岡→成田→トロント→キューバ。

鹿児島空港からは、成田空港への接続便がなかったので、福岡空港からの出発。

地方に赴任すると、このビハインドがあるのがツライところだ。

雨と桜島の灰が降る中、まずは新幹線で福岡空港へ。

鹿児島中央から博多までは、新幹線で約2時間。

元々、行きたい所に行けるなら、関西在住であっても、成田発着を厭わなかった我輩。

2時間の新幹線ぐらいわけはない。

というか、新幹線に乗るのが好きな我輩にとってはモッテコイなのだが・・・

余分に金がかかるのが難点である。

f(-_-;)

福岡到着は10:02。

帰りは、飛行機から新幹線への乗り継ぎがシビアなので、

空港までの所要時間を、結構真面目に測定。

ふむ、何とかなりそう・・・な気はするけどな・・・。

とりあえず飛行機が遅延しないことを祈るしかない。

新幹線下車から国際線ターミナルまで約30分。

これは意外過ぎる近さだった。

さてと、と。

成田から国際線ってことは、成田までも国際線扱いに違いなかろう。

自信満々で国際線ターミナルに行ったのだが、成田行きは国内線だった。

・・・ちっ。

こいつはちょっとだけ不安要素が増したな。

国際線→国際線の乗り継ぎは、多少の遅れなら待ってくれるのだが、

国際線→国内線は待ってくれない。

ふむ・・・。

まぁ最近あまり飛行機遅れないから、気にせずに行こう。

3時間も早く着いたというのに、成田→トロントは通路側の席。

やはりリクエストを出さないとイカンか。

それ以外の区間は、左側の窓側を確保。

移動中も抜かりなく、だ。

スーツケースを預け、身軽になったら、いつものようにスタバで出陣式。

♪人間五十年~・・・

晴れますように!!

しばし時間を潰して、成田行に搭乗。

実は、3月にジャカルタへ行った時に、我輩の中では大きなことを決めていて。

初めて自力で沖縄に行って以来、乗った飛行機の離陸時間と着陸時間を、

ずっと記録してきたのだ。

ところが。

去年の夏にグリーンランドへ行った時の記録は、

iPod touchのアプリに記録していたのだが、

再インストールした時に、データが消えてしまったのだ。

まぁ仕方ないってことで、ジャカルタ行の飛行機に乗った時、計測するのを止めたのだ。

なので、今回の旅行でも計測しない。

よって、離陸の時にゆっくり景色が眺められるってわけ。

継続してきたことを止めるのはなかなか気合が必要だったがね。

せっかく確保した進行左側の羽根にかからない窓側だったが、富士山は見れず。

読書をしている内に着いた。

読み終えたので、本屋でもう1冊を買い、トロント行きにトランジット。

キューバへは、カナダかメキシコを経由するのが一般的。

トロント行きに空きがあったのは幸いだった。

眠気に耐えて買ってきた本を読み終えたのだが、そこでダウン。

現地で眠くならなければ良いのだが・・・。

日本時間で翌3日早朝、トロント着。

キューバのハバナ行へは、2時間のトランジット。

iPhoneの充電をし、即の搭乗。

そして1時間爆睡。

うーむ、時差に対応できないかもしれないな・・・。


↑機内から。ISO25600。ちゃんと撮れば使えそうな気がした。

ハバナには、ほぼ定刻の22:00前に到着。

通関を出ると、いきなり「タクシー」「タクシー」 の呼び込みが多数。

どうせ乗るので、20ペソスで張り付いてきた兄ちゃんを待たせて、まずは両替。

カードが使えるか怪しいので、少し多めに。

日本円からの両替も可能で、

現在キューバペソスと、米ドルは1:1.08の固定相場なので、円高パワーを発揮した。

さて、と振り返ってみると、タクの兄ちゃんは消えていた。

我輩より良い客を捕まえたのか?

仕方なくタクシー乗り場に行ったら、25ペソスになってしまった。

ちっ。

空港から我輩のホテルがある旧市街までは遠く、小一時間ほど。

なかなか立派で、かつての豪邸をホテルに改装したのだとか。

我輩が泊まる2階までは異様に天井が高い造りになっている。
 
↑ドアの高さが人間の倍ぐらいある。

「Sir、あなたは葉巻を買いたいですか?」

偽「No,I don't smoke(ま、お土産には欲しいんだけど)」

「もし買うなら、通りで声を掛けられても、買ってはいけませんよ。
 ぜ~ったいに。99パーセントが、フェイクですから」

ふむ、そうなのか。

しかし我輩はホンモノ志向だからね。

ちゃんとした店でしか買わないつもりだよ、サンキュー。

少し出歩こうかと思ったが、すでに0:00前であることと、あまりの暗さにビビってしまい、おとなしく休むことにした。

Zzz・・・

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第一話 微妙に朽ちてる旧市街にビビる 第二話 ハバナは魅力的

第三話 チェ・ゲバラ  第四話 神様・・・。

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