- 29 Dec

アイスランドにて、年明け1時間半で事故り、オービスに引っかかって迎えた2018年。

あれから早くも1年。

今年の年末は、冒頭の通り、特別な年末だ。

余計な休暇を取らなくても、6連休なのである。

1月4日を休めば夢の9連休なのだが、

そこは、かつて我輩に休みをくれた上司のように、課員に譲った。

返すも返すも、我輩は良くできた上司に恵まれたものであった。

さて、6連休。

ニュージーランドから帰ってきて以来、急に人気が出てきた場所がある。

ウユニ塩湖。

ボリビアにあり、行くには最短でも6日必要。

ニュージーランドをチョイスしたことに、結構後悔したものであった。

しかしその後、あまりに人気が出過ぎてしまい、

何だかミーハーな感じがして、敬遠してきたのも事実。

だが、やっとやってきた6連休の年末に、

ウユニ塩湖を外す選択肢は、無かったのである。

そうそう、だったらいつもの夏休みで行けば良いじゃない?という話だが、

ウユニ塩湖が水鏡になるのは、雨季。

日本でいうところの12月~3月頃。

いつものGWや夏休みの時期は乾季で、ダメなんだな。

そして、その夏前。

どうせ行くのだから、

いつものように予約を棚上げして値段が上がってしまうのを避けたかった我輩は、

早速旅行会社を調べると、6日で行ける日程を持つのは、

ヤヤコシイ場所へ行く時御用達の、ファイブスタークラブ。

しかし、かなり高い。

このツアー会社に頼む時、いつもネックなのは、一人参加代金である。

この旅は金壱拾伍萬圓也もしやがる。

念のため、我輩の好みを知り尽くしているH.I.S.に聞いてみたら、

6日で準備すると、相当な値段になってしまうとのこと。

ガイド代も含めて考えれば、手を打つしかないのか・・・という結論に至った。

途中、ボリビアのラパスや、ペルーのリマで観光時間が取れることも、選んだ理由だ。

早速予約を手配。

こちらの希望は2つ。

一、ウユニ塩湖では、混載ツアー不可。

我輩は写真を撮りに行くのであって、

他の日本人や欧米人と群れて、写真が撮れなくなっては本末転倒。

とにかく我輩の希望を聞いてくれるツアーにして欲しい。

二、年明けの瞬間は、
  ラパスのミラドール・キリキリで、写真が撮りたい。

この2つを取り付けて、手付け金を振込んだのが6月のこと。

ラパスやリマで観光するのに、

チャーターを使うには別途予約が必要ということを聞くだけ聞いて、

それからは、ここを読んでいただいている方はご存知だろうが、

日本各地を飛び回り、鉄道風景写真を撮り倒していたので、

ウユニ塩湖のことを考えているヒマは無かった。

で、12月になり、そろそろラパスの予約や、残金の決済をしなければならない。

結局、我輩が所望した全ての行程を行くには、莫大な費用が掛かった。

ただでさえ高い旅費に、チャーター費用が上積みされて、

かつて無いお値段の旅行になってしまった。
↑南アフリカへ9日行った時より、遥かに高い。

ま、払った以上は、もはや、現地で費用を取り戻すしかないな。

と、言いつつも、クリスマス前の3連休を北海道旅行に費やし、

ほとんど何も調べないまま、年末を迎えたのだった。

だってツアーだし。

調べたって仕方ないからね。

ただ、最近の我輩の悪い癖は、準備が極めて遅いってこと。

今年は毎週毎週始発の地下鉄や飛行機に乗っているが、

とにかく出発間際にスーツケースやらに荷物をぶち込んで、走っている。

先週も北海道へ行くのに、地下鉄に乗り遅れる寸前だったのだ。

そうならないようにするつもり・・・だったのに。

やはり間際までコタツでヌクヌクして、

シャワーを浴びたら、コリャやべー!!という展開に。

慌てて衣類を入れ、高山病の薬を持ち、

充電が間に合わなかったカメラのバッテリーやらアレヤコレヤをリュックに入れて、

駅までダッシュ。

何とか地下鉄には間に合った。

あんなに高い費用を叩きながら、この始末。

旅慣れとは言い難いな。

始発の地下鉄から始発の空港バスを乗り継いで、伊丹へ。

当初は、関空→ロサンゼルス→リマ・・・というルートだったのだが、この夏。

関空が台風で浸水した頃に、関空→ロサンゼルス便が無くなってしまい、

伊丹→成田→ロサンゼルスと変更になった。

おかげで、成田で7時間待ちである。

もっと遅い便は取れず、新幹線だとさらに金が掛かるとなれば、

7時間待機もやむなしというところだ。

空港でeチケットを受け取り、チェックイン。

長い旅路のスタートだ。

成田には10:00前着。

そんなに早く着かなくても良いのに。

腹が減ったので、ローストビーフ丼を食い、

かつての上司にたまたま会って挨拶しながら、

忘れてきた充電コードを買ったりして、とにかく果てしない7時間を潰す。

そして、頃合いを見て、毎度の出陣式。

♪人間五十年~・・・。

これでこの旅も快晴に違いない・・・と信じたい。

ではまずロサンゼルス!

ヒアウィゴー!!!

・・・をやる以前に、すでに疲れた。

ロサンゼルス便は、機内食を食って、とにかく寝た。

そして、そこから乗り継ぎのリマ便も。

人間こんなに寝れるのかと思ったわ。

ほとんど時間を感じることなく、リマには深夜に到着。

荷物を受取り、外に出ると24:30を過ぎていた。

今夜のホテルは、空港隣接の・・・というか、出たところにあるホテル。

ロビーは日本人であふれていた。

この中で何人がボリビアへ行くのかと思うとウンザリした。

チェックインしてお菓子を買い、バーでピスコサワーを頂いたら、もう25:30。

翌朝は、5:59発。

国内線だから、そんなに早く行かなくても良いが、ここでチキンレースをする気はない。

4:15にはカウンターへ行くことにして、ほんの少しだけ寝ることにした。

Zzz・・・

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第一話 まずはリマへ・・・ 第二話 丸二日かかってウユニ

第三話 ニューイヤーパーリー

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