-22 Sep

4:20、モーニングコールで起床。

荷物を整えてチェックアウトすると、ドライバーが待っていた。

「昨日はシュエサントーで夕日を沢山撮ったでしょ?オススメの所があるけど、シュエサントーへ行くの?」

ふむ・・・少々迷ったが、間違えたくないので、大人しくシュエサントーへ向かうことにした。

すでに東の空はビックリするぐらい赤らんでおり、頂上に到着した時には、ピークアウト寸前だった。

幸い場所は空いていたので何カットか撮影。


むーん、もう少し望遠レンズがあればちゃんと撮れたのに・・・。

旅行日数が短いから荷物を減らしたせいでカメラバッグを持ってきていない。

惜しいことをした。

持ってくれば良かったな・・・。

空が明るくなってからも撮り続けていたら、気球がフワリとやってきた。

あれは我輩が時間の関係で断念した気球に違いない。

乾季のピーク時にはもっと沢山の気球が飛んで、実に画になるらしい。

とにもかくにも、雨季にしては美しい日の出を見ることができて良かったわ。

満足して空港へ。

ミャンマーの国内線は4社ほどが運航しており、

ルートはいずれもヤンゴンから3つほどの空港を回ってヤンゴンに戻るという環状の航路になっている。

今日乗る飛行機は、ヤンゴン→バガン→マンダレー→ヘーホーヤンゴンと飛んでいく。

途中で降りる必要がないことは確認済みだ。

7:55にバガンを飛び立ったアジアンウイング便は飛んだり降りたりを繰り返し、

10:30過ぎにヤンゴンに到着した。

荷物受け取りのために待っていると、いきなりオッサンが我輩の荷物タグを奪い取り、

「ワンバッグ?」 と聞いてきた。

こいつにやらせると無駄な金を取られると思い、無視していたのだが、我輩のタグを返さない。

仕方なく1つだと答えると、我輩のリュックを奪うように掴み、出口の外れまで持っていった。

そして「マネー」

頭にきながらも100チャットをくれてやると、「1000くれ」 と。

そして持ってないと財布を見せてやると、たまたま端にあった500チャットを勝手に持っていった。

偽「オルァッ!!」 と叫ぶも聞こえぬフリ。

50円とはいえ、盗人猛々しいとはこのことか!

追い掛けたがオッサンは貨物エリアに逃げ込んでしまった。

ムカムカムカムカ・・・。

油断したわ。

自分の油断が我慢ならず、腹が立って仕方なかったので、しばし空港のロビーで冷却。

こういう時に腹立ちまぎれに動くと次の失敗を引き起こすからな。

それにしても、「ミャンマーの国内線はキャンセルや遅延が多発する」、

と調べた時に書いてあったので心配していたのだが、到着してみると時間を持て余すな。

何しろ今日の帰国便は19:45発である。

手荷物を預けて楽になるつもりが、手荷物預かりは2時間前から。

予定外すぎる。

喫茶店で涼もうにも、喫茶店は出国後にしかない。

本当ならパゴタやらを観光するつもりでいたのに、観光初日の夜にパゴタは撮影してしまった。

昼間の写真よりは夜の方が間違いなく使えるので、今さら撮りに行きたいとは思わない。

昨日の夜、汚れまくった足の裏を拭き上げまくってしまったので、

今から裸足で寺を観光する気が起きないというのもある。

やむを得ん。

タクシーでアウンサウンマーケットとかいう所へ行ってみる。

今日もチョー快晴である。

太陽王の力は絶大なのだ。

道が混んでいて、タクシーはなかなか進まないけれども、まさにこれも好都合。

料金は固定なので、ゆっくりドライブできてよろしいわ。

すれ違う車やバス、電車を見ていると、全てが日本製といっても過言ではない。

車はなんと我が相棒のVSまで走っているし、

バスは名古屋の市バスや京都の市バスなど、懐かしい車輌が多い。

こんなにおじいちゃんになっても元気に第二の人生を送る日本製品の性能の良さを誇りに感じたわ。

アウンサウンマーケットまでは小一時間を要した。

アーケードのようになっていて、

翡翠や真珠関係の宝飾店から土産まで、同じような店ばかりが沢山ある。

全く興味がないので、ブラブラするだけ。

リュックを引きずるのがメンドクサイ。

あーイライラすらわ!!

あまりにもダルくなってきたので、早々に空港へ戻って時間を潰すことに決めた。

タクシーを捕まえて戻る。

そして空港のロビーで延々とコレを書く。

もう少しキチンと観光ルートを練るべきだったかなぁ。

いやしかし、もう見るべきものも撮るべきものもやり終えたから良いのだ。

どうやらチェックインが始まるらしい。

帰るとしますか。

次は年末か。

どこへ行こうかなぁ。

<完>

3日目にくっつければ良かった・・・。

中身がなさすぎる。

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第一話 ミャンマーへ  第二話 金の岩を拝む

第三話 バガンの夕日  第四話 バガンの朝日

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