-1 Jan

目覚ましをかけ忘れ、危うく大爆睡をかましてしまって、起きたら4:00。

さらに年老いて朝に弱くなってる我輩は二度寝、

三度寝を繰り返し、完全に目を覚ましたのは6:00少し前。

これはさすがにヤバイ。

慌てて飛び起き、車を走らせる。

何となくヴァレッタを正面に据えた場所へ移動して朝日を待つことに。

思ったよりもかなり北寄りではあるが、まぁこれ以上は望めない朝焼けになりそうだ。

しばらく待っているとイタリア人の釣り人から話しかけられ、

シャッターチャンスを逃さないように太陽の動きを見ながら、

シャッターを切りつつ話を聞くという焦りながらの初日の出撮影になった。

しかし、この上ない初日の出だ。

今までのなかでもかなりベストに近い初日の出ではなかろうか。

クロワッサンとコーヒー牛乳を買ってホテルに戻り、食ったらヴァレッタへ。

ヨハネ大聖堂はミサ中で、中は見学しただけだが、金張りで荘厳な大聖堂だ。

この辺は明日改めて撮影する予定。

その後明日のロケハンを少しだけして、

セングレアへ行ってもう一度ヴァレッタの写真を撮ってる間に昼が近くなってきた。

正午に大砲をぶちかましてくれるらしいので、再びヴァレッタに戻る。

待ってる間に空は快晴になってきた。

曇ってる方が日の当たり方が良いんだけどなぁ。

ま、我輩は太陽王だからして、その辺はやむを得まい。

はてさて、待てども待てども、大砲をぶっ放してくれる予感がしない。

正午を過ぎて、他の人々も「今日は兵隊さんも休みよね」

という空気になってきて、我輩も立ち去ることにした。

そしてあまりに快晴になってきたので、

もう一度セングレアからヴァレッタを撮っておく。

島の景色は撮れる時を逃さないってのが、奄美大島で学んだことだ。

おかげで完璧にヴァレッタの景色は収めた。

さ、では島の北西にある村へ向かう。

だいぶかかるのかと思ったら、40分少々。

ブーンと飛ばしていくとあっという間。

そしてその間に空も大快晴になってきた。

やったぜ!

で、その村ってのがコチラ。

ポパイ村なんだな、コレが。

昔、実写を撮った時のセットを残してあるのだそうな。

ここの写真を見て、コレは見てみたいと思って、

マルタを行き先にしたと言っても過言ではないのだ。

我輩は何とか村的なテーマパークは全く好きじゃないのだが、

コレはアリでしょ!

無駄にテンションが上がってしまった我輩は、

喜び勇んで写真を撮りまくってしまったのであった。

やー、大満足である。

これでマルタでの写真撮影は、

最後ヴァレッタの夜景以外、まずまずやり尽くしたといっても良かろう。

何とか今の天気が維持してくれるのを祈るしかない。

レストランで海鮮パスタをたらふく食い、

朝、写真を撮った場所まで戻り、日が暮れるまで待機。

幸いにして好天のまま夕焼けの時間を迎え、

オレンジ色に染まるヴァレッタの夜景をゆっくりと眺める。

この写真を待つ時間はカッタルイ一方で、至高の時間でもあるよなぁ。

得意の青い時間帯までしっかり撮ることができた。

せっかくだからともう一度ヴァレッタの市街地まで車を走らせながら夜景を撮り撮り、

アッパー・バラッカ・ガーデンからセングレアを撮る。

初日から数えて、もう何度この往復をしたことやら・・・。

明日の朝焼けはここから狙える気がする。

ポパイ村で食ったパスタで腹一杯ではあったが、せっかくだからとカフェを探すもどこも閉店。

ちっ。

仕方なくホテルに戻った途端に大爆睡であった。

Zzz・・・












-2 Jan

あっとまた目覚ましをかけずに寝ちまった!!

時計を見ると6:00!

うぉーっ朝日が!!

と思ったらコレは日本時間か。

まだ22:00じゃないか。

と何度も寝ては起きを繰り返し、5:00起床。

早くも帰国の日である。

とりあえずもう一度昨日の朝日の場所へ行ってみる。

朝焼け前の時間も美しいね。

そしてヴァレッタへ行き、アッパー・バラッカ・ガーデンから朝日を撮ることにする。

これは正面から上がってくる感じじゃない?と思ったら

完璧だった

誰もいない公園で独り朝日を迎え、一旦ホテルに戻ってチェックアウト。

午前中はヴァレッタを観光する予定である。

無料のパーキングスペースはどこも一杯で、

唯一崖下に1台空きはあったものの、歩くのが大変すぎるので、

有料のパーキングに車を停める。

まずはセントジョンズ大聖堂からだ。
↑地球の歩き方には聖ヨハネ大聖堂と書いてある。

誰もいない時間に撮りたいので、少しだけ並んで先頭で入堂。

昨日見たとはいえ、何度見ても美しいものは美しい。

こういうものを作っちゃう中世の人々ってホントに凄いと思うね。

しっかりと見学して、次は図書館。

見学にはパスポートが必要だ。

古い書物が大量に置いてあるとはいえ、思ったような感じじゃない。

ホントはダメなんだが、お願いして1枚だけ写真を撮らせてもらった。

んで、隣にある騎士団の建物へ行ってみると、

今日は兵器庫のみ見学可、とのこと。

部屋なんかはダメらしい。

入ってみると兵器庫にあるのは甲冑だけ。

西洋の鎧というとどうしてもゲームの中の洒落たモノを想像しがちだが、

実際は無骨だし

こんなものを着たら動けないんじゃないか?というほどガッシリしている。

命が懸かってるわけだから当たり前なんだけども。

特段見るべきものもなく、一瞬で見学終了。

お昼が迫ってきたので、アッパー・バラッカ・ガーデンへ。

昨日見れなかった大砲を見る。

英語でガイドがあった後、大砲に玉を込める。

「Gun Fire」

の号令とともに、お見事、大砲は炸裂した。

以上オシマイ。

まぁ見たことに意味がある。

ヴァレッタ最後の観光に聖エルモ砦へ行ってみる。

海に突き出た砦からはヴァレッタが美しく見れると思ったのに、

思ったような景色は見られなかった。

駐車場への道すがら

劇場も見てやろうかと行ってはみたものの、

今日はショーがあるから見学不可。

まぁ仕方ないか。

今夜の飛行機は18:05発。

2時間前に空港に行くとしても、まだまだ時間がある。

もはや撮りたいものもないわけだが、

せっかくだから世界遺産の見学数も伸ばしておくか。

巨石文化に由来するらしいタルシーン神殿へ。

しかし石が積んであるだけで特段神殿ぽい見た目でもなく、

ここも一瞬で見学終了

まだまだ時間がある。

ならばと港町のマルサシュロックヘ。

ベイサイドのリゾート地的な感じで、カフェテラスが並ぶ。

適当に何枚か港の写真を撮る。

マルタの小舟には何だか困ったような目が付いてる。

一応マルタといえばこの船、というぐらいのものであるらしい。

一応見れて良かったってことにしておくか。

露天でみやげを買い、ぐるりと島を回ってガソリンを入れつつ空港へ。

アッサリチェックインして、帰路につく。

帰りの便は窓側を予約済み。

窓の向きに自信がないけど、

イスタンブールの夜景にチャレンジや。

・・・と思ってたら、

何だか家族がセパレートだから席を替わってくれないかという。

窓 俺空空 他他他 窓

        親子子 窓

いや、ノーです。と思ったら移動してきて、

窓 俺子子 親他他 窓
        他他他 窓

となった。

オレが親と代わってやる必要なかったんちゃうん。

親は全然子供の面倒を見る感じでもないし、

この子ども・・・というかガキ、

実に落ち着きがなく、全くじっとしてない。

我輩がウトウトしてたら我輩のテレビすら触り始めたので、

さすがにイラッとして大人の厳しさを教えてやったら思いっきりシュンとしてた。

大人をなめんなよ。

3時間ほどのフライトで、眼下にはイスタンブールが見えてきた。

お、コレはボスポラス海峡じゃねぇのか?

アレはブルーモスクか?

↑右奥、岬の突端の方にあるのがブルーモスク。

くそったれ揺れやがる!

止めろ、根性で撮れ!!

と、撮り続けた。

アップにするとさすがに流れてるからコレぐらいでみるのが良い。

しかしまぁまぁ上手く撮れた。

親子の間を切り裂いて撮ったイスタンブールの夜景。

やはり初志貫徹、

やるべきことはやらなければな!!

実現することが正義なのだ!!

と、大満足でイスタンブールに到着。

4時間ほどのトランジット。

イスタンブール時間で26:20、マルタ時間でも24:20発だ。

もう眠くて眠くて、ガクガクになりながら待ちに待ち、関空行きに乗り込む。

離陸する方向によったら、またボスポラス海峡が見られるかもしれない!

絶対に寝ちゃダメだとPS Vitaを取り出してサガスカーレットをやるも、

無念の寝落ち。

離陸して1時間ほどしてからの朝食で起こされて、激しくガッカリしたのだった。

コレでいよいよこの短すぎる旅もオシマイか。

一応マルタの見るべき所は見たと思う。

次はGW・・・と思いきや、実は来週シンガポールなんだなーコレが。

じゃ、そゆことで。

<完>

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第一話 年末まさかの展開・・・

第二話 ホウレンソウオヤジの町

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