1 Jan -

さすがに眠くなって寝ていた我輩は、何度か目を覚ましながらも爆睡。

そして、何度か路肩に乗り上げているような感覚があって、

もしかしてM2氏も眠いのではないかと思い、運転を代わることになった。

GoogleMapを見てみると、何だか我輩が思ったのとは全然違う場所にいる。

どこだここは。

とりあえず運転を代わり、山道を下っていく。

そういえばケータイの充電ぐらいしておくかとコードを繋いだ瞬間だった。

目の前に三叉路が近付いている。

あれっ、と思う間もなかった。

急ブレーーーーキッ!!!

90度ターンしながら横滑りした我らの四駆は、

雪を積まれた土手に車体の底をぶつける感じで何とか止まった。

おうふ・・・。

ドキドキドキドキ。

土手の下は5メートルぐらいの法面になっていて、

あのまま滑り落ちていたら、大惨事になるところだった。

深夜なのに車の往来も割とあって、誰も何も巻き込まず、

けが1つなく、車も見た目、何ともないのが奇跡でしかなかった。

思えば、車の速度を70キロでオートクルーズにしてしまっていた。

普通アクセルを踏まなければ、クルマは自然と速度を落としてくれるが、

オートクルーズにしていたがために、減速せずに三叉路に突入してしまったのだった。

奇跡に感謝しつつ、車を少し走らせていくと、何だかハンドルが微振動する。

パンクか・・・?と思ったがそれもない。

もしかしたらシャーシにダメージがあったのかもしれんってことで、遠出は中止。

レイキャビクへ戻ることにした。

クルマがおかしくなっているかもしれないので、

責任を持って、以降の運転は我輩がすることに決め、戻っていく。

そして、来る時には通らなかった海底トンネルへ。

実はこのトンネルを通れば15分ぐらいの距離を、延々回り道してしまったのだ。

んで、

「100キロぐらい出すとハンドルがガタツくんだよなー。タイヤかな~」

と話してたら、オービスがピカッ!!

マジカヨ・・・。

マジカヨ・・・。

まだ新年明けて1時間半だぜ!?!?

2018年、受難の年であります!!!

泣きながらレイキャビクへ戻る。

そして、M2氏が眠りについた後で、我輩はレンタカー会社へ事故連絡。

しかし、言葉が上手く通じない!!

偽「カーブして滑った。多分ボディのアンダーにダメージを受けてる。
     車はチェンジできるの?」

「ペラペラペラペラペラリーノ。運転できるのか?
     アベイラボー?オーケー。明日チェックしよう」

偽「明日はゴーバックホームだ」

「おー、ユーゴーホーム?オーケー。

     ペラペラペラペラペラリーノ。ペラリーノペラリーノ」

あー、我ながら情けない語学力。

偽「今日はホリデーなのか?」

「イエス、ホリデー。ペラリーノ。電話を繋いでみるから待ってろ。番号を言え」

偽「ゼロエイトゼロ・・・」

・・・。

連絡が来るのか・・・?

とりあえず伝わったのか心配だ。

もう一度。

今度は女性だ。

偽「カーブして滑った。多分ボディのアンダーにダメージを受けてる。
     車はチェンジできるの?今日はホリデー?」

「イエス、ノー」

ガチャン。

・・・。

何じゃコリャ・・・。

多分さっきの男は、運転がアベイラボーなら、それに乗っとけ、と言ってたと思う。

いや、こんな語学力で、レンタカーすんなよ、という意見はごもっとも。

しかし、もう借りちゃってんだから仕方ないの。

何とかするしかないの!

というわけで、乗り続けることにする。

二度目の電話を終えて、車に乗り込んだら、M2氏が目を覚ました。

とりあえず今日はホリデーでレンタカー屋は休みだから、

乗り続けるしかないことを説明。

我輩が責任を持って運転し続けること、

遠くへ行って帰れなくなるとヤバイので、遠出は止めとこう、ということになった。

M2氏、新年早々、
本当に申し訳ない!!!

じゃあ近場でどうするかってことで、M2氏はアイスランド初めてなので、

メジャーな観光地を回ることにした。

まずは間欠泉、ゲイシール。

夜はまだまだ明けないので、モチロンど深夜での観光だが、

満月の月夜なので、ちゃんと見ることは出来る。

むしろ神秘的なぐらいだ。

近場とはいえ、70キロあまりを走って、ゲイシールヘ。

クソ寒い中、吹き上がる間欠泉を見学。

ブシャー。

おぉー。

クソ。

時計の針よ、3時間ほど戻ってくれ。

ダメージの請求のことを思うと、観光の気分じゃねぇよ。

と、いいつつ、観光もしなければ、金を失うだけだ。

もうそろそろ町が動き出すかもしれないので、レイキャビクへ。

8:00だというのに、コンビニ以外何も開いてない。

我々以外の観光客も、朝飯を探して歩いてる感じだ。

そんな中、ようやく一軒、

ホテルのレストランが開いていたので、トイレと朝飯を求めて入り、朝食をとる。

隣の席に座った、ドバイから来た若者とインスタの名刺交換をし、

時間を潰して、町を歩く。

我輩には、前回レイキャビクへ来たときに、やり残したことが2つある。

1つは、レイキャビクを代表する大聖堂、

ハトルグリムス教会の鐘楼に上って、街を見下ろすこと。

もう1つは、チョルトニン湖沿いの街の景色を撮り直すことだ。

残念ながら、鐘楼どころか、教会は、元旦はミサのみ。

入れもしない。

そうか、前回は1月2日に来たのか・・・。

クソ。

しかし、湖沿いの景色なら撮れる。

前回、キチンと平行を撮らずに撮って、帰ってきてから、激しく後悔したのだ。

今回は完璧に撮り直した。

我輩が知る限り、レイキャビクで一番好きなのは、ここの眺めである。

満足。

さて、もうホテルへ向かっても良いのだが、

それでは時間を余すので、レイキャビクの果てにある灯台へ行ってから、オーロラ宿屋へ向かう。

空は快晴になってきた。

もっとも、前回も同じで、夜になって曇ってしまって、

残念な思いをしたのだ。

今回はどうなることやら。

まずは近くの温泉、ブルーラグーンへ。

6,000円もすんのかよ!

こんなに高かったっけ??と思って入ろうとしたら、

「フルブック」

しかし、これはフルブックで良かったんじゃないか?とも思った。

風呂で6,000円は高いわ。

しかし、その分金が浮いたので、

メシは良いものを食おう!と、ホテルのディナーを予約。

18:30から、という時間に安心しきった我々は、

大爆睡をぶちかまし、スッカリ寝過ごしてしまったのであった。

そりゃあそうさ。

新年早々から色々ありすぎて、心労著しいねん!!!

ディナーは、激しく油っこい肉料理。

最近すっかり老いが進んだ我輩は、肉料理を食うとだな・・・。

ゴロゴロゴロ。

ほらきた。

食べて30分で、体から出て行っちまったい。

テヘペロ。(´・ω・`)

さ、あとはオーロラだ。

少し移動して、小さな町の上にオーロラが出るのを期待したが、

町には街灯が結構ある。

これじゃあ、明るすぎて星すら写らない。

仕方なく、前回同様、

ブルーラグーンまでの道のりにある、池の上にオーロラが出るのを待つ。

なかなか出ないので、それまでは寒いので、

風呂上がりの人々を横目に、ブルーラグーンのロビーで待機。

そして前と同じ、21:00過ぎになってオーロラ出現。

太陽王2人の力で空は快晴。

満月がかなり上がってしまっていて、空は明るく、オーロラも遠い。

でも、出てくれて良かった。

2時間ほど記念写真も含めてガッツリ撮って、


↑つなぎ合わせるとこんな感じ。ちょっと遠すぎたな・・・。

オーロラ宿屋へ戻り、シャワって少し寝たらすぐ起床。

早くも帰国の時だ。

返すときにも、改めてスリップの状況を説明。

「あとでチェックしておくね!」

だってさ。

短い休みに大枚を叩き込んでやってきた割に、

写真としての取れ高は、全然物足りないし、

事故の請求懸念が残っただけの、くたびれた旅になってしまった。

トホホではあるが、しかし。

また行くぜ。

でもアイスランドは、さすがにもう良いかな。

ちなみに、帰りの飛行機からのオーロラがキレイで、

腕がツルまで頑張ってしまったのでした。

<完>

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第三話 クルーズ運転は二度としません

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