2 Nov-

タイ最終日。

バンコク近郊にしかいないのに、タイって書くと大げさだな。

まぁ大目に見てくれたまえ。

今日はバンコク市内の見所を適当にぶらついて、深夜の便で帰国となる。

朝の便といっても9:00ぐらいには空港に行くわけで、

今夜をバンコクで過ごす意味を見出だせず、

どうせなら早く帰りたい我輩にとっては、最高のフライトである。

これがパリやロンドンなら、最終日までガッツリ見たいところだけどな。

バンコクだから仕方ない。

さて、昨日に続いて、美味くないホテルの朝飯を食い、荷物をまとめてチェックアウト。

部屋の飲み物を飲んでないことを確認するという念入りさであったが、

これって何で他のホテルはしないんだろうか。

我輩のような正直者ばかりではないと思うんだが。

まぁいい。

17:00まで荷物を預かってもらい、

バンコクでは多分一番有名なワットポーという寺に向かう。

朝っぱらから臭ぇのう・・・。

中華街はどうしても好きになれんぞ。

途中、特に見たいものがあるわけではないので、ホテルから一直線に歩いていく。

乗り物好きなものだから、乗り物には目がいってしまうわけで、

このバスの色は好きだなぁと思ったりした。

黙々と、ずーっとテクテク歩いていき、ワットポーに着いた。

仏塔がある庭を歩いたら、

奥にある建物へ。

でっかい金ぴかの寝釈迦仏が、にんまり微笑んでいて、

あまりに笑顔なので、我輩も思わずにんまりしてしまった。

良い顔してるよね。(笑)

足の裏には曼荼羅(?)が描かれていて、

こっちの方から見ると、遠近感が効いて、大きさがよくお分かりいただけるのか?

昨日も寝釈迦様を拝見したが、タイではメジャーな仏像スタイルなんだろうかね。

とにもかくにも、これにてワットポーは見学終了。

少し歩くと王宮に着く。

王宮の中にもワットプラケオという有名な寺がある。

地球の歩き方を見る限りでは、どこも同じような金色の鐘のような建物があるだけ。

大して興味はわかないが、他に見るものもなさそうなので、入ることにする。

見所は、世間的には

本殿にあるエメラルドの仏像らしいが、
                  ↑地球の歩き方によると「ヒスイ製」だそうな。

個人的には本殿を囲む回廊だと思う。

壁面全てにラーマーヤナの物語が描かれていて、なかなかに見応えがある。

ストーリーが分かればなお良いのだろうがね。

ズラーッと並ぶガルーダもなかなかのものだ。

さて。

見終えたぞ。

終わってしまった。

今日の予定が。

線路の上に広げる市場とか、田舎町とか、見たい所は他にもあるけど、時間が合わない。

ウーム、まぁ仕方ないか・・・。

っていうか、バンコクってのは、世界遺産がないし、

遺跡観光ではなくて、ショッピングやらのバカンス観光都市のような気がしてきた。

タイ式マッサージやらには興味がないが、

郷に入れば郷に従えともいうし、ショッピングバカンス観光をしてやるか。

まぁ我輩がするのはブランドショッピングじゃなくて家電や本だけどな。

そうと決まれば、向かうは繁華街。

王宮からは、これまた一直線に歩くだけで着いてしまうようだ。

少々距離があるから、地下鉄があるなら乗りたいところだが、

王宮近辺にはバス路線しかないようだ。

バスは乗り方が、というか行き先の見方が全く分からないので、

歩いていくことにする。

というわけで、昨日に続いて繁華街に向かい、これでもかと店を替え替え立ち読みを繰り返し、

喫茶店に行き、もう無理だ限界だになってから、再び地下鉄でホテルに戻った。
↑今気付いたけど、上の写真の後、ろくに何も撮らずに空港に着いてしまっている。(苦笑)

空港までは、来る時に乗ったシャトルバス。

いつ来るやらよく分からないので早めにバス停に行くことにする。

偽「次のバスはいつ来る?」

「15分ぐらいで来るYOー!」

・・・。

30分経過。

一向に来ん。

どうなっとんねん。

駅裏のゴミ捨て場に近いせいで、ハエが多いし、

イライラが募りまくるぞ。

待っているのは日本人らしき3人のみ。

地元の人は使わないようだな。

あと5分待って来なかったらタクシーにしようと思ったところでバス到着。

結局1時間近く待たされてしまった。

さらに空港までの道は渋滞で、これまた時間を要した。

帰国の際は要注意な国だ。

早めに出てきてよかったわい。


↑やはりきれいなバンコク国際空港

ササッとチェックインし、ムスリムの人々であふれ返ったロビーで最後の買い物をし、

久しぶりに、全く遅延することなくやってきた飛行機に乗って帰国の運びとなった。

近場ということで、何の予定もなくやってきたバンコク。

見るべき所も遊ぶべき所も大して見出だせなかったってことで。

二度と来ねぇ。

と、朝日に誓った2009年最後の海外旅行であった。

<完>

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