31 Oct-

イスラエルから帰った翌週。

振替休日で4連休になっていた我輩は、タイへ行くことにした。

くつろいで旅の疲れを癒す?

バカを言うな。

旅で癒されているのに、これ以上癒してどうする。

それに、旅行の荷物は、一旦片付けると出すのがめんどくさいからな。

というわけで、タイだ。

別に目的はない。

4連休だから、白地図を塗り潰したくなっただけだ。(笑)

今回の出発は、毎度の関空。

昼前のゆるい時間の出発だ。

珍しく定時に走っていた「はるか」で関空に着くと、タイ航空チェックインカウンターが賑やかだ。

オイオイまさかまたDelayなのか!?

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

タイ・バンコク行きは、近接した時間に2本飛ぶのだが、1本は台湾経由。

その台湾経由の便が遅れているのだそうだ。

我輩の便は直行便。

アブネー。

安心したらゆったりチェックインして本屋で立ち読み。

タイバーツに両替し、出国。

うーむ、流れるようにスムースだ。

この調子で帰国まで行きたいところだ。

それにしても、この間帰ってきたのに、またすぐ旅行に行ける幸せよ。

独身貴族バンザイ!

準備が整ったので、毎度ながらスタバへ。

腑抜けた旅行であっても、やることをやらないと落ち着かん。

♪人間五十~・・・

座席に着くなり爆睡し、気付いたら間もなくバンコクであった。

カンボジアに行った時以来だな。

成長したオレ様の実力を見せ付けてやんよー!

←キレイな空港なんだなぁ

入国審査を終え、まずはバスでホテルに向かう。

空港からホテルまで電車で行けない都市は嫌いだ。

めんどくさいから。

バンコク市街へ行くエアポートバスは、本数が少なく、

あまり使えないと地球の歩き方に書いてあるが、

かといって50分もタクシーに乗ったら、どれだけぼられるか分かったもんじゃない。

急ぐわけでもなし、エアポートバスにする。

時刻表はなく、何となくただピストンしてるだけのバスっぽいな。

我輩のホテルは、国鉄の主要駅フアランポーン駅の近く。

中華街の中にあるようだ。

我輩は中華街が好きじゃない。

いや、正確には、屋台が沢山並んでて、臭くて、裸のオッサンが道端の椅子に座ってダラダラしてて、地面が汚い通りが好きじゃないのだが、

ようはそれが中華街に多いってことで。

何となく分かるやろ?(笑)

国鉄駅から少し歩いて行くと、なるほど確かに中華街の臭いが漂ってきた。

早くもうっとおしいぞ。

そんな通りを歩いていくと、ひときわ中華街な通りに出た。

うーむ、臭ぇッ!!

まぁホテル代ケチったから仕方ないのだが・・・。

ホテルは通り沿いにあった。

とりあえずチェックインして身軽になる。

荷物を置いて・・・と。

む、アリがおるな。

シッシッ。

あぁ便所にも行きたかったのよ。

む、ここにもアリがおるな。

ま、アリの1匹や2匹。

先進国のきれいなホテルじゃないし。

さ、デジカメ持って外に・・・ここにもアリか・・・。

多すぎるやろッ!!(イラッ)

即フロントへ行ってルームチェンジ。

眺めは悪くなったが(さっきも所詮メインストリートが汚い窓越しに見える程度だったけどな)、

ダブルの部屋になり、アリもいなくなった。

ふむ、これでやっと落ち着けるというものよ。


↑どっちの部屋もタオルがね。この棚ってカバン置くトコだろ?

さぁメシだ。

ホテルの近所にオススメのレストランがあるらしいぞ。

どんなかな~って屋台かよ!!

ぬぅ・・・郷に入れば郷に従えってか?

仕方ない。

エビが食いたかった我輩は、超味が濃そうなエビと肉をオーダー。
←ビーフンの中にエビが埋まっている。

む、美味そうではないか。

どれどれ。

うむ、これは美味い。

しかし、エビの皮は剥いといて欲しかったな。

手がベタベタになるではないかね。

チッ。

しっかり食ったら部屋で手を洗い、少しだけホテルの周りを散歩。

臭ぇ。

何ともいえないこの甘酸っぱい匂いは、個人的に不快すぎる。

ちょっと歩いただけで不愉快になってしまった我輩は、翌日の準備だけして眠った。

Zzz・・・











1 Nov-

翌朝、8:00頃ゆっくり起きて、ホテルで朝食ビュッフェ。

うーむ、全く美味そうじゃない。

ヨルダン、イスラエルの超豪華ビュッフェに慣れてしまった弊害だな。

適当につまんでササッと平らげ、国鉄フアランポーン駅へ。

←駅に行くまでにも、立派な寺がある。

今日は、バンコクから少し北にある古都アユタヤに行くのだ。

正直、バンコクにはロクに見所が無さそうなので、今日に賭けている。

とはいえ、イスラエルで完全燃焼し切ってしまった我輩は、列車の時間を調べてもいないと。

こんなに無計画な自由旅行は初めてだが、腑抜けた旅行には、これで良いかもしれん。

ちなみにアユタヤへはバスの方が本数多いらしいが、我輩は鉄道旅行が好きなのだ。

さて、駅に着いても字が読めん。

我輩は鉄道旅行が好きなんだが、特急列車の指定席でゆったりという殿様旅行がお好みなんだ。

しかしこれはあまりに分からなさ過ぎる。

腑抜け旅行といっても時間は惜しい。

しゃあない、一番早いのにするか。

偽「アユタヤまで一番早いのくれ」

「15バーツ(50円)」

安ッ。

てことは鈍行列車ってことね。

券面を見てもいまいちよく分からん。

号車と番号みたいな記載はあるが・・・。

まぁ行ってみるか。

列車はホームに既に停車していて、最強に混みあっている。

これは・・・我輩が最も嫌いなすし詰め列車ではないか!!(T_T)

アユタヤまでは2時間半らしいし、立ちたくないぞ。

先頭の車両から後ろへ歩いてみたが、空席は皆無。

デッキに立っても良いけど・・・いや、良くはない!

また先頭車両に向かって歩いていくと、おばちゃんが荷物をどけて座らせてくれた。

荷物をどけること自体は満員電車では当たり前だが、礼を言うぞ。

マジサンキュウ。

「ペラペラペラペラペラリーノ」

・・・。

どこまで行くか的な質問か?

切符を見せたら納得していたので、どうやらそうだったらしい。

しばらくして発車。

とにかくチンタラ走る列車で、駅の停車時間が長い。

その間に寝てしまって、起きたら猛烈に混んでいた。

通路もビッシリの客客。

ひと昔前の、「帰省客で混み合い、下りのひかりの乗車率は軒並み200%」みたいになっていた。
↑最近ないね。

しかもその通路にビッシリな客をかきわけて、超デブなオバハンが水やら果物を売り歩くという始末。

うっとおし過ぎる。

やめとかんかい。

ところでこれは今どこなんだ。

寝過ごしたりなんてことはなさそうだが。

と、止まった駅の周辺案内表示が、地球の歩き方に載ってるアユタヤにそっくり。

次か。

と思っていたら、おばちゃんが「次だよ」みたいなジェスチャーで教えてくれた。

12:30、アユタヤ駅着。

あふれて乗車口にぶら下がる客を乗せ、列車はいずこかへ走り去った。

どこ行きだったんかのぅ・・・。

アユタヤは水路に囲まれた町だそうで、駅前から少し歩いたとこにある渡し船に乗る。

対岸に渡ったら、あとはひたすらまっすぐ歩くだけ。

インド以来の懐かしい「乗ってないかリクシャー」を無視して歩いていくと、寺院らしきモノが見えてきた。

何だ近いな。

この辺りの寺院跡が、世界遺産になっている。

では適当に入ってみようか。

何かこう、首のない仏像が並んでてカンボジアチックだな。

む、そしてこれは。

アユタヤといえばコレみたいな仏頭ではないか。

あまりに早い発見というか、

コレ見ちゃったら、あと何見るのよって感じだ。

うーむ、予定外。

何枚か写真を撮って、寺院跡をぶらぶら。




カンボジアに行った時から気付いていたが、我輩はこういう廃墟には興味ないな。

特にのめり込んで見るでもなく、適当に見た。

仏頭以外に有名なのは、この塔か。


何しろ別に見たいものがあって来たわけじゃないから、目的もない。

ぶらぶらするしかないのが悲しいぞ。

暑い中、とにかく歩いてみる。

さらに奥の方まで行って、寝てるお釈迦様を見たりして、ひたすら散歩。


↑ドロップキックにも見えてしまうお釈迦様。


↑散歩するには気持ちの良いところだと思うぞ。

←掌にだけ陽が当たって、何だかオーラが出てるの図。


↑最後に金払って見た寺院。

とりあえず結構歩いて飽きてしまったので、もうバンコクへ帰ってしまうことにした。

鉄道は一体いつ来るのかすら分からないので、ここは安全策をとって、バスとしよう。

バスターミナルは難なく見つかり、セブンイレブンでお菓子とジュースを買い込んで乗車。

涼しくて快適ではないか。

ムシャムシャとポッキーを食い、甘ったるい紅茶を飲んで、

散歩で消化したカロリーを取り戻し(T_T)

ぐっすり寝ている間にバンコク着。

へんぴなバスターミナルに着いたので、ホテルまでは遠い。

まぁついでだから歩きながらマーケットでも見ますかね。

道端は屋台だらけで、まるでBeijingだな。

マーケットはやたらに人が多くて、やはり臭い。

おまけに暗くてゴミゴミしてるとくれば、長居する理由が無い。

突っ切って、BTSとかいう鉄道の駅まで歩く。

このままホテルに帰ってもいいのだが、ちと早い。

そこで、中心街に行って、ウインドーショッピングしてから帰ることにした。

駅を出ると、そこは今までのバザーとはまるで別世界。

何だこのハイソな街並は。

ショッピングセンターも実にきれいで、

正直バンコクって貧しい都市だと思ってたんだが、全然違ったな。

電気屋や本屋、カフェ。

我が城の近くにほしいものが全開じゃないか!

うーむ、バンコク、あなどれん。

晩飯は世界のでササッと済ませ、みっちりと本屋で立ち読み。

いや、正確には読めなくて眺めているだけなんだが、色々見てると楽しいもんである。

いい加減足が疲れるまで立ち読みし、付近を散策。

←許可とってんのか怪しい、あいさつポーズのドナルド。

←普通にキレイな街。

←あなどってました、バンコク。

スターバックスでココアを飲み、さらに歩きまわってから、BTSと地下鉄を乗り継いでホテルに到着。

ヌルイ旅だなんだが、 何だかんだで疲れたわい。

寝ますかな。

Zzz・・・

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