- 6 Jan

マルタ共和国から帰国して2日働き、大阪勤務で初めての有給がやってきた。

4日でマルタ観光ができるってことを示してしまったばかりに、

我輩の旅先のハードルは上がる一方だが、今回の行き先はシンガポールである。

なぜかというと、破格の安さだったのだ。

往復航空券で金伍萬圓也とは

アンビリーバボー。

この値段なら行くしかない。

サクッと予約して、2週連続で旅立つことに決めたのだった。

ヨルダン・イスラエルの翌週にバンコクへ行って以来だな。

ちなみに今回はシンガポールだけでなく、マレーシアにもワンタッチ入国する。

訪問国数を増やすだけのワンデイトリップも盛り込んだ弾丸ツアーである。

ホントは1月5日23:30発のシンガポール航空直行便で行って、

9日の夕方に日本帰国ってのが休みを最大限に利用できる航空券だったのだが、

やっぱりめんどくさいなーと思ってるうちに値段が10万円から26万円に跳ね上がってしまったので、

代わりを探したら、香港経由で5万円のが見つかったのだ。

6日10:00発の9日6:20着と、約1日短い行程である。

っていうか、ほとんど現地にいない感じだ。

早朝関空へ向かい、まずは香港へ。

機内で爆睡を繰り返し、香港では即の乗り継ぎ。

楽しみにしていた車窓は大したこともなく・・・、

というかほとんど寝てるうちにシンガポール着は18:30前。

暑いな。

事前調査では30度前後とのこと。

寒い日本から行くと暑いのは当たり前だな。

イミグレーションは無駄に長い列になってて、

しかも我輩が並んだのは、手続きの遅いオッサンだった。

当然他の列が進んでも、我輩の列は進まない。

段々とイラついてきた。

しかもようやく我輩の番になって気づいたのだが、

周りの奴らは入国カードのようなものを持っている。

え、何コレいるんじゃねぇの?

と思った時には時すでに遅し。

当然書いてこいと言われて並び直し。

何だか分からんが、我輩のイラつきは最高潮に達してしまい、

メッチャイライラして並び直したのだった。

おかげでイミグレを通過したのは19:30過ぎ。

たっぷり1時間も要してしまうとは。

さらに目の前でターミナル間移動の電車が発車してしまったりと、

我輩のイライラは増すばかりであった。

ターミナル1からターミナル3へ移動し、MRTという地下鉄みたいなので市内へ移動する。

チケットマシーンで買おうとしても、金を受け付けない。

クレジットカードを挿してもウンともスンとも言わん。

あまりにムカついてきた!!

何なんじゃゴルァッ!!

となったところで駅員登場。

我輩の10ドルを5ドル2枚に替えてくれた。

やっとチケットを買って市内へ向かう。

このままだと、

我輩のシンガポールの印象は世界最悪のものとなってしまう。

きっと楽しませてくれるんだよなぁ!?

最寄り駅らしいブギス駅で降り、ホテルまではしばし歩く。

駅からホテルまではチャイナタウンを通る。

チャイナタウンは毎度のことながら、何のニオイかよく分からんがクサイ。

このスッパイニオイと脂っこくて地面が滑るので、

チャイナタウンは全く好きではない。

そして、思ったより遠いやん。

コレ何度か往復するって結構しんどいんちゃうか。

ホテルに着いたら即出発。

マリーナ・ベイ・サンズのショータイムは21:00からのハズ。

今急げば間に合うに違いないのだ。

小走りに急ぐと、ギリギリのタイミングで到着。

お、しかもここからならマーライオンちゃんも写せるやん!

ナイス。

チャンスは最大限に生かす。

それが私の主義だ。

ピントを合わせて時間を待つも、全く始まる様子がない。

オカシイ・・・と思って名著地球の歩き方を調べてみると、ショーは21:30からであった。

クーッ急いで来たってのに!!

おかげさまで汗だくやで。

どんな暑いのこの国!!

しばらく息を整えつつ時間を待つ。

雨の予報だったのに、晴れてくれたのは我輩が太陽王だからに他ならない。

そして21:30、ショースタート。

・・・え、何このショボイの。

光が・・・あ~こう・・・伸びたり動いたり・・・ん~。

あ~・・・こういうショーなのね。

まるで香港で見たライティングショーに似てる感じだわね。

よし分かった!

もう終わりやな。

カメラを持って移動。

マーライオンを撮影する。

マーライオンって正面から見れないのがガッカリな理由じゃなかったっけ?

どうやら改善したようだな。

いずれにしても、これで世界三大ガッカリ観光地を制覇。

行くことに意義があるのだ。

ちなみに、どこが一番ガッカリかというと、人魚姫だな。

郊外にあって観光地から遠く、しかも他に何もない。

何であんなところに作ってしまったのか、全くもって意味不明なオブジェだった。

しかし、行っておいて本当に良かった。

あの時行かなければ、世界三大ガッカリは制覇できないところであった。

ヤッパリ、行くことは大事だ。

そして思う。

ドバイのブルージュ・ハリファに登れなかったことは、きっと将来我輩に影を落とすことになるのだろうと。

ベイをぐるっと歩いて回り、マリーナ・ベイ・サンズを覗いてみる。

ホテルの下はデカいショッピングセンターなのか。

展望台は23:00までのようだが、明日にしよう。

植物園も明日だ。

スポーツバーでビールを飲みたい気分ではあったが、もう疲れてしまった。

それに語らう相手もいないから、がぶ飲みして終わってしまうこと必至。

そうすると逆に時間がモッタイナイ。

しかし腹も減った。

ホテルに荷物を置いてから開いている店を探すと、意外に開いてない。

仕方なくヌードルのファーストフード店で麺を食い、部屋で水をガブガブ飲んだら寝てしまった。

Zzz・・・

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第一話 4日で行けるもう1つの国。いやもう2つの国。

第二話 57ヶ国目。マレーシアへ入国。

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