今年のゴールデンウイークはカレンダー通り。
本当なら谷間も休んで9連休といきたいところなのだが、上司は生粋の仕事人間。 自身の課の数字も芳しくないし、追加の休みがもらえる可能性はゼロだった。 なので5日間だ。 行き先は去年から決まっていた。 UKのコッツウォルズ地方。 中世イングランドの家並みが残る地域で、以前から一度見に行ってみたいと思っていたのだ。 そして、プラスアルファとして、アイルランドの首都ダブリン。 今年の正月、マルタへ行こうかアイルランドへ行こうか迷って調べてみたら、 ダブリンにある図書館が正月休みだったので、アイルランドは却下していた。 その他にも色々調べてみたのだが、アイルランドはあまり撮りたいと思う景色が見当たらない。 5日という短い休みだから、アイルランドだけに絞るという手もないではないが、 無理して5日滞在しても仕方ない。 結果、アイルランドインのロンドンアウトというルートに決定した。 - 3 May 前日まで仕事に追われて・・・いや、仕事だけじゃなく休みも遊び倒していたからなんだが、 何の準備もしないで迎えた出発前夜。 疲れてウトウトして、起きたら2:00を過ぎていた。 出発時間は5:50である。 慌てて荷物を詰め込み、カメラの電池を充電し、 シャワーを浴びて、荷物がようやくまとまったのは5:30過ぎ。 しかも最後に準備が終わったと油断して、 ♪良~い日ぃ旅~立ちぃ~とやってたら靴下に穴が空いていて、 履き替えようと思ったら替えが無く、仕方なく仕事用のを履いて家を出たときには、 予定の地下鉄には乗り遅れ確定なのであった。 毎回毎回書いているが、最近本当の本当に準備が悪い。 しかも年々悪くなるばかりだ。 いつかデカイ失敗をやらかす前に改善しなければならん・・・。 しかし乗り遅れても余裕で関西空港に到着。 今回は大韓航空→ブリティッシュエアウェイズ。 アイルランドへ行くか最後の最後まで考えたので、 HISで購入した航空券は大韓航空のロンドン往復分。 ロンドン~ダブリンは自分で購入した。 で、大韓航空とブリティッシュエアウェイズは手荷物預かりを連携してくれるようなので、ひと安心。 荷物を取りに入国なんてすることになったら大変なので、 さすがに下調べはしている。 保安検査で少し混んだものの、しっかりいつものスタバで出陣式。 ♪人間五十年~・・・。 うーむ、コレを始めてから既に10年。 年月の流れは早いものだ。 信じられん。 さて、一旦インチョンへ飛んで、そこからロンドン行きに乗り換える。 そしてこの乗り継ぎ便は、エアバス380。 世界で一番大きな旅客機で、いつかは一度乗ってみたいと思っていたのだ。 HISの人が完璧に座席を確保してくれたので、進行右側、羽根の後ろで窓側。 さぁやるぞとカメラを出して驚く。 このエアバス380、窓が二重ガラスになっていて、手前にもガラスがある。 マジかよ・・・? 窓ガラスに広角で張り付いてナンボの機内風景写真なのに・・・オーマイガッ。 まぁ仕方ない。 ヒアウィゴーすることも忘れ、寝不足解消も兼ねて大爆睡をぶちかますことにした。 起きたらもう間もなくロンドン。 寝過ぎやで偽スナフキン。 乗り継ぎのルートを歩いてヒースローを歩きながら、 前にここを歩いたのはいつだっけなぁと思ったらアイスランド以来になるのか。 なかなか久しぶりだな。 ロンドン~ダブリンは1時間半。 とはいえ、日本時間では家を出発してからすでに24時間以上が経過。 寝ても寝ても眠くて眠くて、せっかくの窓側なのに起きていられなかった。 ドンッの衝撃で目を覚まし、寝てる間にアイルランドという感じだった。 さて入国。 アッサリパスするつもりで審査に行くと、 何をしに来たのかというテンプレ質問から発展して、 どこへ行くのか、観光地の名前を言えだの、 挙げ句何でこんなに休みが短いのかまで聞かれて、答えに窮してしまった。 仕方なく伝家の宝刀 「ビコーズ、アイアムア、ジャパニーズビジネスマン!」 を繰り出したら許してくれた。 次来る時は、観光地の一つぐらいすぐ答えられるようにしなさいと言われた。 めんどくさいんだな。 ダブリン市内まではバスで40分ほど。 ダブリンのホテルはどこもそこそこに良いお値段で、 我輩がとったのは、中でも比較的安めのホテル。 階下にバーがあり、賑やかだ。 さて、時間は既に23:00を過ぎているが、ダブリンといえばアイリッシュパブ。 川を挟んだところに、 ダブリンイチの飲み屋街「テンプルバー」があるので行ってみる。 酒に強くない我輩でも、最近海外ではよく酒を飲むのだ。 ライブをしているバーは激混みで、入るのになかなか勇気がいる。 いくつか店を回った結果、 「The Temple Bar」というバーなら入りやすいかもしれないという結論に至った。 中に入ると賑やかで、 オーダーをするカウンターの前に人々が列をなしながら、談笑している。 そしてその隣の部屋がライブハウスのようになっていて、 中からは陽気なミュージックが聞こえてくる。 とりあえずカウンターでGuinnessをオーダーし、 そのグラスを片手にライブハウスの戸口で雰囲気を楽しみながらチビチビと飲んでみる。 The Crooked Jackという名のバンドがやっているようで、陽気な音楽に皆がノリノリな感じだ。 とても・・・とても良いじゃないか! これぞ我輩が想像していたアイリッシュパブだよまさに! 我輩は割と音楽を聴く環境にはこだわる方で、音楽は予定調和というか、 美しく旋律通りに聴くのがベスト!という持論があって、 野球の応援すらキチンとしたリズムでメガホンが鳴らないとチッとなってしまう。 だからライブとかは全く無関心だったのだけど、 コレはとてもエエで! グラス一杯で2時間粘り、ガッツリライブを楽しんだ。 で、25:00過ぎ、ライブ終了とともに退店。 突然ビールが回ってきて、ベッドに横になるなり大爆睡であった。 Zzz・・・
- 4 May 翌朝5:00起床。 しかし生憎のクソ曇天。 仕方がないので・・・というか、好都合とばかりに二度寝。 さらに三度寝。 さすがに寝過ぎかと7:30過ぎに外出。 まずはテンプルバーを歩いてから・・・歩いてから・・・どこを見れば良いんだ? トリニティカレッジの図書館にあるロングルームというのは外せないのだが、 ここの見学は9:30から。 天気がイマイチで、写真はあまり気乗りしない。 結局こうなるとスタバに入ってココアばかり飲んでしまうのが、最近の我輩の悪い癖。 ダラダラと時間を潰し、大学の中を歩いていると、 図書館開館8:30の文字が目に入った。 ナニー! 慌ててダッシュ。 とりあえず人が少ない時間帯に入れたことは入れたが・・・、 17分ほどを無駄にしてしまったのは残念だ。 撮っちゃだめだから撮ってないけど、ケルズの書という、 古いキリスト教の聖書があり、コレはなかなか見応えがあった。 特にやることもないので、教会を2つほど見て回って、ダブリン観光終了。 いや、ホントにこんなもんだと思うで、ダブリンって。 何日も滞在したって見るところがあるとは到底思えない。 夜再びパブでライブを楽しむ時間まで果たしてどうするかってことで、 北アイルランドにあるベルファストへ行くことにした。 国はUKになる。 UKの正式名称をご存知だろうか。 United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandというのだ。 UK完全制覇を宣するためには、北アイルランドは必須なのだ。 ダブリンのコノリー駅へ行くと、ベルファスト行きの特急が7分後に発車する。 慌てて切符を買いに行くと、自販機はどれも動いておらず、窓口には列。 これに間に合わないと、1時間後になるらしい。 ジョーダンじゃない! イライラしながら列に並ぶと、いきなり自販機が動き出した。 オッシャキタコレ! ダッシュでダブリン~ベルファストの往復切符を購入して乗り込むとドアが閉まった。 ふい~・・・。 自由席に座って一息ついて、ベルファストで何をしようかと思ったのに、何もなさそう。 結局タイタニック号の展示館に行くことにした。 タイタニック号はベルファストで建造されたのだ。 6階建てで、全てタイタニック号にまつわるモノが展示されている。 一等船室を再現した部屋などは良かったものの、 個人的には大階段のフロアを再現するぐらいの根性が欲しかったね。 んで、ブラブラ歩いて見学終了。 あっという間や。 駅に戻って、ダブリン行きに乗り込む。 何しに行ったんだ一体・・・。 そうか、我輩は北アイルランドに足を踏み入れたのだ。 良しとしよう。 本当はベルファストから90キロぐらい北にある、 ダークヘッジという林道を見に行ってみたかったのだけども、 残念ながら時間も足もなく、諦めた。 ダブリンまでは大爆睡。 戻ってきたら18:30前になっていた。 荷物を置いて、レストランへ。 早くもライブで賑やかな店があったので、2階のテラス席からライブを聴きつつディナー。 メッチャ美味い。 美味いんだけど、半分の量ならもっと美味かったかもしれないな・・・。 一旦テンプルバーをガチ写真撮影してから、
休憩を挟んでもう一度パブでライブを楽しみ、 いよいよ本当に眠くなったので、ダブリンの夜を終えホテルに戻る。 既に時間は25:30。 もう無理。 Zzz・・・ |