今朝もこれまでと変わらず、車掌のアナウンスで目を覚ました。

5:50札幌に到着。

今朝はかなり余裕がある。まずはトイレへ。

ここで、私のようなアホな旅行に行く人がいるかもしれないので、助言しておこう。

JR北海道の各駅のトイレには、紙がない。

札幌のような大きな駅にさえないのである。

不景気ぶりがうかがえる。

そこで、駅近所のトイレを利用することになるのである。

札幌では、南口を出て地下街「APIA」に行くのが良いでしょう。

地下街への入口は6:00から開いているし、便利です。

が、浮浪者が持っていくのか、紙がないトイレがあるのでご注意を。

なお札幌駅付近には、携帯の充電できるコンセントはあるにはあるが、

人目につきまくるので、やめておいた方が無難です。

函館では、駅から徒歩5分のローソンのトイレが便利です。

ちゃんと断ってから使いましょう。

携帯の充電には先ほどにも登場した駅前のハーバービューホテルの

1階フロアの隅が便利です。

ここは夜行の長距離バスの待合室にもなっていて、

人がいるから夜遅くても怪しまれません。

釧路では、トイレはこれまた徒歩5・6分のローソンしかありません。

携帯の充電は駅のトイレ(T_T)が使えます。

このほかは話しが進むにつれて紹介するとしましょう。

さて、今朝は8:30発稚内行きスーパー宗谷1号で豊富(とよとみ)まで行きます。

サロベツ原野を見渡せる「宮の台展望台」へ行くのであります。

今日は運悪くさぶろー君(ロッカーですよ)が使われていたので、370番を使う。

またもや本を読んで時間をつぶし、スーパー宗谷に乗りこみます。

この列車は今年の3月改正から登場した、新型であります。

なにやら、JR北海道とデンマークとの合同制作だったとかなんとか。

ま、そんなことはおいといて、席につこうとしますと、

じじいが座っている。

どけっ このポカホンタスっ!

と思ったが、

「すいませんそこの席なんですが」とやさしく言う。

どうやら自由席と勘違いしていたらしい。

よく見るとまわりはジジババだらけである。

となりの人いわく、年に1度こっちの方まで出てきて、稚内まで帰るところらしい。

方言がきつく、半分はわからなかった。

旭川を出ると、しばらくして列車はかなりの急坂をのぼる。

ここがあの有名な三浦綾子の著、「塩狩峠」の舞台となった塩狩峠である。

あれはええ話じゃった。

目頭が熱ぅなったわい。

列車は塩狩峠を越えて、北へ北へと宗谷本線をひた走ります。

ここで下世話なネタを一つ。

JR北海道の客室乗務員(売り子さん)は、みんな背がとても高く、細く、若い。

モデルみたいである。

しかも制服はそこいらのレストランよりもかっちょいい。

白鳥号の「まくのうち〜」とか言ってた、

腰巻きエプロンいっちょのおばはんとはえらい違いである。

おそらく、厳しい(?)選考があるに違いない。

ちなみに別に列車に乗ってる間そればっかり見てたわけでもない。

むしろ見ていないということを強調しておこう。

さて、そんなことは置いといて、スーパー宗谷は12:49豊富に到着。

横の席から移動して行ったじいさまが、わざわざもどってきて

「じゃあ、気をつけてね」と言ってくれた。

じいさまありがとう。気をつけて行きまする。

列車を見送り、豊富の駅を出る。

さっそく駅横の観光案内所で観光案内パンフレットをGET。

そしてチャリを借りる。

ひと駅むこうの宮の台展望台へ向かう。

この展望台は、昔はサロベツ展望台という名前だったらしいが、

昭和38年に義宮殿下という人が来てから、宮の台展望台となったそうだ。

なんだか、仰々しい誓約書に名前・住所などを書かされる。

自転車はどれでも好きなのを、と言われたが、

全部ママチャリだった。

薄紫のママチャリにまたがる。

「鍵は?」

「どっかについてるはず。ほら後ろに。取られたりしないから大丈夫。

どこ行くの?宮の台?じゃあ、絶対大丈夫だわ。」

一体どんなところなんだ・・・。

さて、こぎまくりにこぎまくる。

こぐこと20分あまり、「宮の台展望台こっち」の看板が見えた。

右に曲がると、恐るべき急坂である。

マイルドセブンの丘に勝るとも劣らない坂であった。

降りておす。

のぼって行くと、どうやら展望台らしき物が見えてきた。

なっなにーーーーっ!?

あんなおんぼろなのか!?

なんだかアルミ小屋みたいである。

みなさんも驚いてくれたまえ。

こんなところに皇族が来たんですよ。

さて、ママチャリを置いて展望台にのぼると、外観とは全く違って、

素晴らしい景色である。

遠くにかすむ利尻富士がいい味を出している。

さいこーっ!!

写真、写真。 と思ったら電池が切れた。

電池を入れ換える。

興ざめだ・・・。

しかしいい景色だ。

南の方を見ると、丘の上に肉牛が放牧されている。

黒い牛だから、肉牛であろう。

きっと。

しばし景色を堪能して下におりると、親子牛の像が。

豊富町酪農発祥の地とあった。

景色を頭にたたきこんで、豊富駅に戻る。

戻る途中に、徳満(とくみつ)駅を見て行くことにする。

宮の台展望台の最寄駅なのだが、列車の本数が少なすぎるので

今回はチャリで来たのである。

大正15年にできた駅舎が見れるらしい。

と思ったら、平成12年7月25日に建て替えられたばかりであった・・・。

なんだか物置みたいな立方体の駅舎がちょこんと建っていた。

中にはその昔の駅舎の写真があった。

くーっ見たかった・・・。

無念さを押し殺して、チャリをこぎまくり、豊富駅へ戻る。

すると途中に、来る時にはいなかったモーモーさんが放牧場にいた。

こちらは乳牛さんである。白黒のまだらだからそうであろう。

きっと。

駅に戻ってチャリを返し、駅においてある本を見る。

ご自由に読んで下さいとある。

ま、列車と列車の間の時間がだいぶあるし、

こういうサービスも必要なんでしょう。

で、見ていると、「図解コーチ・剣道」というのがあった。

しかも驚くべきことに、昭和51年1月20日の初版本であった。

お・・・恐るべし、豊富・・・。

おそらくすでに絶版であろうと思われる。

14:26発札幌行きサロベツに乗って

ひと駅南へ。

幌延駅で降りる。

この幌延町には、日本で唯一のトナカイ牧場があるらしいので見に行く。

駅から少し歩くと、「トナカイ牧場3.5キロ」の看板が。

まあ、それぐらいなら歩いてもたいしたことなかろう。

と、思ったのがいけなかった。

遠い・・・。

あの看板絶対ウソである。

バキバキに遠い上に、坂ばっかり。

50分ほどかかって、ようやくトナカイ観光牧場に到着。

中に入ると、一周時計回りでまわるコースになっている。

で、案内を受けた通り、まずはメスの群れのところに来た。

初めは、わらわらとよってきたが、エサをくれないことを悟ると去って行った。

どうせ私は利用されるだけの男でございます。

次はオスの群れのはずだったんだが、ここから先の放牧場のトナカイは

エサの時間なのか、食事に夢中で私などアウトオブ眼中・・・。

おいっ!!

せっかく1時間も歩いてきたのにそれはないやろっ!

もっと愛想ぐらいふりまけよ!!

すると、エサ場が網のすぐ近所にあるトナカイだけは、よってきた。

写真を撮る。また電池が切れた・・・。

コノーーーッ

また入れ換える。

この牧場の花畑では幻の花「青いケシ」が見られるのだが、

私が行った時にはラベンダー同様、草になっていた・・・(T_T)

くっそーーー、なんだか遠いところ歩いてきたわりにたいしたことないぞ!

ま、でもトナカイなんてあまり見れるもんじゃないから良しとしようか・・・。

帰りはうまい具合にバスが来るので、乗って帰ることに。

バス停で、畑作業に来ていたらしいおばあさんと一緒になった。

ちょっとだけしゃべった。

駅に着くと、16:20ちょっとすぎ。

すると、駅の窓口が閉まっていた(16:15まで)。早っ!!

記念入場券が欲しかったので、ジュースを買っている駅の係員らしき人に

聞いてみるとオッケイであった。

言ってみるものだ。

すると、宗谷本線の主要駅のスタンプが全部コピーされてる紙と、

幌延駅のスタンプがコピーされてる紙をくれて、日付のスタンプまで押してくれた。

なんともいい人はいるものである。

近くの食い物屋は準備中の札がかかっており(いつ開くのか・・・)、

列車まで時間があったので、A-COOPとかいうスーパーに行く。

この店は北海道のあらゆる所で見かけた。生協の仲間なのだろうか?

今夜はマーブルポッキーだっ!

さらにグランブルーとかいうジュースを買う。

もう1つ、魚肉ソーセージを買った。

10/27の思いっきりテレビで放送されたという、うたい文句があったが、

いつの10/27なんだろう・・・。

しかもでかっ  

しかし魚肉POWERって一体・・・。

家から持ってきてたカッターナイフ(といっても100円の小さいやつ)が

初めて役に立った。

私は魚肉ソーセージのビニールをうまく破れる人を尊敬する。

幌延農協の入口のちょっと入ったところには、

乳牛・肉畜相場情報掲示板があった。

ほえ〜。

農協のキャッシュで金をおろす。

足らなくなってきた。

中富良野の郵便局についで2度目である。

幌延駅に戻り、17:48スーパー宗谷4号で札幌へ戻る。

列車に乗って、しばらくして問寒別〜歌内間で、野生のエゾシカ発見。

線路のすぐそばにいた。

なんか感動である。

客室乗務員がやってきた。往きと同じ人だった。

ご苦労様です(巨人の上原に似てる)。

今回の乗り換えはシビアである。

時間がないので、列車の中でしなければならないことを頭にたたきこむ。

上着を着替える、使いきった電池を新品と入れ換える、ひげそり・タオルを入れる。

今日GETしたパンフレットをでかカバンに入れる。

わずか18分しかない。

なんだかちょっと気分が良くない。

どうやらスーパー特急の振り子は私に合わないらしい。

が、プランの変更をしなければならないので、我慢する。

今回の計画に落ち度はないと思ったのに、ダメだなぁ。

網走の帰りは網走から特急オホーツクに乗るのではなく、

釧路まで行って、スーパーおおぞらに乗ったほうが、

札幌に18分早く帰って来れる。

この18分が生死を分けるんです。

変更完了。

ぼーっとしてるうちに、21:51札幌に到着。

ロッカーへ行って、でかカバンを取り出し、荷物の入れ換えを急ぐ。

テキパキと手順良く完了し、ホームへ。

22:09発網走行きオホーツク9号に乗り込む。スカスカである。

さて今日はチャリもこいだしよく歩いたので、はやばやと寝ることにした。

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