というわけで、南米旅行だ。
かなり迷った末の、行き先決定であった。
まずはそこの話から。
普段の日記と被るかもしれないが、これは独立したコンテンツなの!
分かった!?
いつもなら、GWとほぼ同時に予約を開始する、年に一度の大冒険であるが、
全然行き先が決まらなかった。
昨年のイスラエル旅行が、我輩の中で大き過ぎた。
別に、そんなに行きたかった国じゃない。
しかし、我輩に、圧倒的なインパクトを与えてくれた国だった。
そんなわけだから、次の行き先にも、同じような感動を求めてしまうのだけど、
なかなかそんな行き先が見当たらない。
ついに7月が終わるってことで、行き先を絞った中から、強引に決めることにした。
①エジプト
旅行の話になると、
偽スナフキンさん何ヵ国行ったんですか?
えーっそんなに!
じゃあエジプトどうでした?
って展開が多く、行ってないと答えると、ショボそうに見られるから。
②南ア+ザンビア
喜望峰とかの見所+ライオンとかゾウとか、動物が見れるから。
③ギアナ高地
行ったことある人少なそうだし、何かすごそうだから。
うーむ、我ながらショボすぎる理由付けである。
で、結局特に立派な理由があるわけでもなく、③をチョイスした。
場所は南米ベネズエラ。
ジャングルである。
ジュラシックパークみたいな所らしい。
年中猛烈な湿度。
我輩が嫌いな小虫はもちろんのこと、蚊、ヒル、ダニ・・・がいっぱい・・・なんだってさ。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
大丈夫なのか?
まぁしかし。
世界の絶景番組は綺麗なものしか映さない。
そこに至るまでの苦痛は、行かねば分からないし、意外に何ともないかもしれん。
よし、イッチョ行ったるべ、ってなもんだ。
で、いつもの旅行社に申し込む段になって、ふと考えた。
旅行社に申し込むと、いつも意味不明な「1人参加代金」を盗られる。
辺鄙な所ほど代金が上がるので、我輩が行くような所は金10万円ぐらいするのだ。
あれは何とかならないのか。
そういえば、ケニアのツアーガイドが言っていたな。
「君の旅行社は、他のツアー会社に外注してるから高いんだ。
ふむ。
いわゆるひとつの、中間マージンを抜かれていたわけだ。
確かにあのツアー会社、いつも現地では他のツアー会社の名刺を受け取ってばかりだったな。
現地発着ツアーに直接申し込んだら、安いのかもしれん。
固定費削減は利益確保の近道というのは、もはや世の常識。
よし、ここは積極的に固定費を削減し、利益率の改善を図って損益のV字回復を・・・
って何の話かね。
いや、究極的には、実際に現地で申し込むのがベストなんだろうが、
予約一杯で無理!なんてコトになっては泣くに泣けん。
そこまで追及しているほど暇人じゃないのだ。
どれどれ。
「南米 現地発着」で検索ッ!
む、あんまり無いじゃないか・・・。
その中のとあるツアー会社に目星をつけ、交渉開始。
現地の遊覧飛行なんかは、人数が集まれば、安くなるとのこと。
偽「人数が集まれば、キャッシュバックですか?」
「いえ、ギャランティのような形で、いただきにされてしまいます」
フムフム、何だか1人参加代金のカラクリが分かってきたぞ。
さて。
ギアナ高地だけだと、6日の旅。
しかし我輩の休みは10日。
だったら他にも詰め込んでやれ、と。
さらに担当が「当社は南米に強い」、とおっしゃるので、
航空券手配だけ色々お願いし、あとは自分で観光しよう、ということに。
ギアナ高地観光に、ブラジル観光(リオデジャネイロ、イグアスの滝)をくっつけた。
我ながら、詰め込み過ぎ。
正直、こんなんで大丈夫なのか心配ではあるが、ノープレーノーエラーはプロじゃない。
いや、我輩はプロかノンプロかと言えばノンプロだが、自称旅のプロなのだ。
エラーを恐れず突っ込んでやるぜー!
ルートが決まったら次は必要書類だ。
ブラジルに入るにはビザが必要なのか。
ふむふむ・・・。
何だコレ。
必要書類がハンパじゃないぞ。
以下の通りだ。
必要書類
顔写真はサイズだけでなく、写っている顔の大きさまで指定なのか。
さらには滞在資金の確認に、銀行の残高証明が必要だとぉ?
日本人の不法滞在が多いのかのぅ。
しかも申請は、原則、自分か、登録のある旅行社が、管轄の領事館に出向かねばならない。
これはロシアより敷居が高いんじゃないか?
郵送手続き間際の旅行で良かった・・・と思ったら、発給まで14営業日?
3週間もかかるの!?( ゚д゚ )
慌てて旅行社に代行をお願いし、10回ぐらい必要書類を確かめて、
写真も2種類撮って速達で投函するというドタバタになってしまったのであった。
ブラジルって怠慢で何でもスルーな印象だが、全く侮れん。
行きたい人は気を付けるように。
という感じで、間際まで色々バタついたが、出発3日前にESTAの申請(アメリカ入国に必要)を済ませて準備完了。
・・・と思ったら、出発が伊丹じゃなくて関空。
OーZは残念な町なので、関空の出発時間には間に合わないことが判明。
慌てて一旦実家へ帰ることになったのだった。
この準備の悪さ、直さないとねぇ・・・。
カメラは、一眼レフの5DMK2とKissX3、コンパクトカメラのG10を持っていくことにした。
コンパクトカメラは、ちょっとした機内とかのスナップや自分で自分を撮るのに必須だったりするわけだが、
一眼レフの2台は、重いだけ。
間際まで1台にするのか迷ったのだけど、
壊れたら困るのと、カツアゲ盗難に備えて2台にした。
荷物を減らす勇気がないのも、いずれは直していかないとな・・・。
そんなこんなで、荷物の整理が終わったのは、毎度のことながら出発当日の25:00過ぎなのであった。
9 Oct-
実家の最寄駅の始発で出発。
さて、まずルートの説明から。
当然ベネズエラへの直行便などないので、まずは北米での乗り継ぎとなる。
ギアナ高地へは、現地のツアースケジュールにより、月曜日に来てほしいとのこと。
日曜日に日本を出れば、スムースに月曜日にベネズエラINとなるのだが、
せっかく土曜日から休みなのに、日本にいるなんてナンセンス。
カラカス(ベネズエラの首都)で2泊しようかと思ったら、
現地の治安面から、外出はオススメしませんとの回答。
ふむ・・・。
じゃあ北米経由地を楽しむしかないな。
ツアー会社は、我輩の負担を減らすため、
関空→アトランタ泊→カラカス泊→ギアナ高地
というルートを提案してくれたのだが、
アトランタはペルーの帰りに空港から出たことがある。
よって却下。
カリブ海のサントドミンゴなど、とにかく行けそうな希望を山ほどリクエストしたが、
どれも不可と言われ、最終的に、
関空→成田→サンフランシスコ泊→アトランタ→カラカス泊→ギアナ高地
というルートになった。
乗り換えが多いほど、恐怖の遅延に巻き込まれる可能性が高いことは承知の上。
しかしルート作成の時が一番たぎってしまう我輩を、もはや誰も止められないのだ。
ツアー会社は、最後まですんなりカラカスへ行った方が良いと言ってくれたけどね。(笑)
というわけで、まずは関空→成田行き。
これが国際線扱いであろう事は、これまでの経験から理解していたので、
8:40発に合わせて、7:00ちょっと過ぎに関空入り。
出発前に空港を歩くのが好きなんでね、早く来るのは苦じゃないわけ。
チェックインと出国手続きを済ませ、いつものスタバで出陣式。
♪人間五十年~
敦盛の舞を久しぶりにフルバージョンでひと舞いし、搭乗。
の瞬間に爆睡。
Zzz・・・。
ぽーん。当機は間もなく・・・。
ハッ。
大冒険の時ぐらい気合い入れとくか。
ヒアウィゴーッ!!
じゃ・・・ばたん。
Zzz・・・
ドムッ
む・・・着きましたか・・・。
何かこんなの前にも書いたな。(笑)
成田でもゆっくりお買い物やら立ち読みやらデッキで飛行機を見たりしよう。
・・・と思っていたのだが。
アレ、関空で出国手続きをしたってことは、
成田で再入国しないと、ショッピングエリアやデッキには行けないんじゃ・・・?
前にセントレアへの帰り道。
時間があったからショッピングのつもりで成田で入国しちゃって、乗り継ぎの際、ブーブー言われた記憶が。
・・・おとなしく待つことにしますか。
ホラ我輩って若く見られがちだけど31歳だからさ、もう色々言われる年ではないからね・・・。
結局ろくに店もない出発ロビーで5時間待機。
スタバもないんだよな。
関空で出陣式やってきて良かったよ。
ま、雨で遅延しなかっただけマシか。
とりあえず暇だからとバチバチ写真を撮っていて、気付いてしまった。
5DMK2のセンサーに、デカイゴミが写りこむことに。
いや、人によっては気にならないぐらいではあろうが、我輩は気になるんだ。
部屋は汚くても、センサーに写りこむゴミは許せないんだ。
む~・・・サービスセンターでクリーニングしてから、レンズ外してもいないのに・・・。
チッ。
12:00過ぎになってようやくチェックイン。
ペルーの時に、ドタバタさせてくれたデルタ航空だ。
赤いマークが実に不安にさせてくれる。
今回は頼むよ。
引き続きブラつき倒して、ようやく15:40発サンフランシスコ行きに乗り込む。
サンフランシスコ着は今日の9:40だから、マイナス6時間のフライトだ。
よし、たっぷり寝るぞ。
何せずっと海の上だから、見るべき景色もないからな。
では改めて・・・。
ばたん。
Zzz・・・
「エクスキューズミー・・・エクスキューズミー」
ハッ
あ・・・あぁ飲み物ですか・・・。
Zzz・・・
「エクスキューズミー・・・エクスキューズミー」
ハッ
あ・・・あぁメシですか・・・。
全然眠れんじゃないか。(イラ)
トイストーリー3がやってるから観たいんだけど、画面遠いし、もうメンドイし!
っていうか、この機内、寒過ぎないか。
少々腹痛を感じるぞ。
今は良いけど・・・
毛布にくるまって((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしながら寝ている間に、着陸時間になった。
イミグレカードを書いて準備万端・・・あれ、今夜のホテル、どこだっけ?
・・・バウチャー忘れてきた。
あ、いや、BooKing.comだから、予約しただけだっけ?
まぁいいか。
しかし準備が悪いな。
他のは大丈夫か、少々心配になってきた。
太平洋上の空はずっと曇っていたのに、着陸10分前になって、一気に晴れ渡っている。
まるで太陽王である我輩の到着を祝福しているかのようではないかね。
定刻にサンフランシスコ着。
夜までにもれなく観光せねばならん。
飛行機を降りた瞬間からそこは観光地。
戦いは既に始まっているのだ!
早歩きで入国審査に向かったが、前に並んでいた者どもがもたつき、かなり時間が掛かった。
おのれぇ・・・。(イライラ)
荷物を受け取り、BARTなる電車で市内へ。
・・・とすんなり行きたいのだが、切符の買い方がサッパリ分からん。
10ドル入れて、紙に書いてある通りに買ったら、5ドルの切符が2枚出てきた。
ふむ・・・一人一人切符が必要って書いてあるのはこのことか・・・。
いやいや、オレ独りやし、必要なのは8.1ドルの切符やっちゅうねん。
全然分からん。
後ろに並んでいる人の冷たい視線に耐えられず、一旦断念。
しばし他の人のを観察。
なるほど、金を入れて、自分で切符の金額を決めるのか。
表示された切符を買うんじゃなくて、自分で金額を入力するわけだ。
並び直して、今度は間違いなくお買い上げ。
さっきの10ドルリファンドできるのか・・・?
あぁいやいや。
危うく小市民っぷりを曝け出すところであった。
明日の空港へ戻ってくる時に使うことにしよう。
ホテルは、交通の利便性など熟慮の末に、繁華街のど真ん中をチョイス。
しかし値段はお手ごろだ。
アーリーチェックインはできなかったので、荷物を預けて街に繰り出す。
地球の歩き方で予習したイメージだが、サンフランシスコは新しい街だから、
名所旧跡というよりも、街並を楽しむつもりだ。
ところで、サンフランシスコという街は、計画都市なのかね。
地図を見れば分かると思うのだが、京都もビックリの碁盤のような道。
まるで我輩が作ったシムシティの街並みだよ。
碁盤状にすると効率が良くて良いのよねぇあれって。
・・・ああいや、こっちの話だ。
ホテルのすぐそばにあるユニオンスクウェアから町歩きスタート。
なかなかな角度の坂ばかりなので、ケーブルカーに乗りたくて、
市内交通の1Dayパスを購入したが、走ってくるのはどれも満員。
やむなく歩くことにした。
坂が多いな・・・。
海があって丘があって、実に我輩の大好きな街ではあるが、
老いた我輩にはツライぞ。
とりあえず、事前に決めておいた、一筆書きのルートに沿って歩いていく。
まずはロンバードストリートへ。
坂があってケーブルカーが走ってて・・・、
とても画になる街だねサンフランシスコ。
こういうのはすごく好きだ。
ロンバートストリートは、クネクネの坂道。
急坂を下るためにこんな道にしたらしいが、
ここまでしてこの坂が下りたかったんだね。
変に電線が写り込んでくるので、思ったほど良い写真は撮れないな。
そのまま坂を上って、ゴールデンゲートに向かってみよう。
お。
これは良い景色です。
ということで、ケーブルカーが来るまで待って、バチコンッ。
良いね。
湾に浮かんでいるのは、有名なアルカトラズ刑務所。
サンフランシスコの一大名所だが、あまり興味がないので、今回の予定には入っていない。
坂を下ったところにあるバス停からバスを乗り継ぎ、ゴールデンゲート行きに乗る。
バス待ちの間、やけに轟音を響かせて走っているバイクがいるのだなぁと、
観光気分を害されていたところ、バイクではなくて、戦闘機のようだ。
ビルの合間にチラチラ見えては、アクロバティックな動きをしている。
あれって有名な戦闘機じゃないの?
例の高価なヤツ。
エースコンバットで見たことあるよ。
・・・ああいや、これもこっちの話だ。
ゴールデンゲートブリッジまでは約30分。
意外に遠かった。
どうやら航空ショーをやっているらしく、橋のたもとで結構沢山の人がショーを見ていた。
航空ショーといえば何だかミスって落ちましたとかそんな話題しか聞いたことがないので、
あえて見に行こうと思ったことがない我輩であるが、
戦闘機が編隊を組んで飛んでいるのはカッコ良いな。
さてと、と。
こちらはあまり時間がないのでね。
ショーに夢中な人々を横目に、バシバシ写真撮影。
サンフランシスコは霧の町で、霧の中でも目立つようにと赤色な橋なわけだ。
ま、太陽王である我輩が来てしまっては、霧も吹き飛ぶ快晴なのだ。
良い眺めだ。
別にサンフランシスコの歌じゃないけど、頭の中に、Soweluのピアノマンが繰り返し流れている。
サビのところだけ。(笑)
こういう穏やかな曲が流れるときは、気持ちが安らいでいるんだろうな、と思う。
どうやら歩いて渡れそうなので、渡ってみようかと真ん中まで行ったところで、
何だかまぁ良いか、
という気分になってしまったので、橋の真ん中から航空ショーを見ることにした。
何だか、ジャンボ機までやってきたのよね。
これって普通なの?
ジャンボ機ってオイオイ、水面近いやろ、と笑いながら見ておった。
ジャンボ機が去ったところで、我輩も立ち去ることにした。
次はアラモ広場なるところへ行ってみる。
バス路線地図を参考に、一旦さっきのバス停まで戻ろう。
・・・と思ったのに、何でこっちに海が見えるんだっけ。
どうもおかしいと思ってバスを降りてみたら、全然違う方向に来ていた。
しかも結構乗ってしまったと。
折り返しのバスに乗っても良いけど、時間が結構厳しいんじゃないか。
かといってタクシーは高そうだ。
というわけで、登場してもらいましょう。
エロイムエッサイムエロイムエッサイム・・・
出でよ神アプリ「Metro」!!
神アプリのお告げによれば、何やらメトロK線なるものに乗れば、一気にルートに復帰できそうだ。
ただ乗り場まで、このバス停から3分歩けとな・・・。
どっちに3分だか・・・と思いながら、あたりを観察。
歩いて3分なら、乗り物が見えるだろ・・・って、あれだな!
やはり旅に出ている時は冴えている。
仕事でもこうなら、きっと数字もウナギ昇りというか、鯉の滝登りなんだろうけども・・・。
どっちかというと河童の川流れ的な我輩である。
無事メトロに乗り込み、バスと乗り継いで、予定通りアラモ広場に到着。
有名なのは、この似たような家が並んでいる景色。
ビクトリアンハウスという家らしいが、この広場の周りには同じような建築様式の家が沢山あり、
他の家の方が良いなぁと思った。
ここで、一旦ホテルに帰ってチェックイン。
重い荷物を全部置いて、三脚を持ってツインピークスへ行くぞ。
と、先ほどのメトロの駅に戻ったところで、1Dayパスまで置いてきたことに気づいた。
取りに帰・・・るのもメンドクサイ。
余分な出費はやむなし。
もう行ってしまうことにしよう。
カストロという駅で降りたところで、すでに夕暮れ。
バスでも行けるということだが、どうせなら明るい時間の景色も見たいので、
タクシーの運ちゃんにビューポイントへ行ってくれと言ったら、展望台に連れて行ってくれた。
ふむ・・・今は良いけど、帰りってどうするんだ・・・。
すっごい郊外だけど。
まぁ帰るときに考えるか・・・。
ちょうど暮れ時だから、ありがたいことに、そんなに待たなくても良さそうだ。
寒いからな。
・・・。
~撮影中~
うぅうぅうう寒い。
もう良いッス。
期待したほどではなかったけど、まぁまぁの景色だったね・・・。
さて、問題はどうやって帰るか。
バスなんて当然もう走ってないよな。
っていうか、バス停どこか知らんし。
何だか郊外だから、流しのタクシーにも期待できない。
となると、
来た道を歩くしかないのよね。(T_T)
とりあえず道は覚えてきたつもりだから、歩いて帰ろう。
てくてくてくてくてくてく・・・・・・・・・・・・・・・・。
カストロ駅まで40分でした。(´・ω・`)
歩けない距離ではなかったね。
さ、夜も更けてきたことだから、メシを食いに最後の観光ポイントフィッシャーマンズワーフへ行きましょう。
カストロ駅から、メトロの中では一番人気があるらしいF線に乗る。
世界各地の路面電車が走っているらしく、我輩が乗ったのは、ミラノの路面電車。
レトロ感たっぷりで、非常に良い感じだ。
日本の路面電車も、こういう取り組みをすれば観光客誘致に良いだろうにね。
やろうとしてもできない事情があるかもしれないが。
ところで、朝から今までの間に、感心したことが。
サンフランシスコの人々は、徹底して女性や年寄りに席を譲っているのだ。
どんなヤンキーでも、どんなビジネスマンでも。
これって素晴らしい文化だと思う。
京阪電車で我が物顔で座ってるカスなOーZの学生に見せてやりたい。
やっぱり世界に出なきゃダメだよな。
さて、あまりのレトロ感に気分良くなってしまった我輩は、ウトウトお休み。
気付いたらメトロは埠頭に沿って走っていた。
昼間の車窓は、きっと我輩が大好きな眺めであろう。
残念だ。
ピア39という所ならこの時間(21:00過ぎ)でもしっかり食えそうなので、下車。
さぁて。
いよいよ一眼レフ、5DMK2の本領発揮の時間だ。
夜景のスナップを綺麗に撮りたくて、わざわざ重たいフルサイズを買ったんだ。
絞りを開くからゴミの写り込みも大丈夫だと信じよう。
しっかり綺麗に撮れてくれよ!
で、ディナーは・・・。
前の旅行記にも書いたが、最近の我輩は、一晩だけは現地の料理を食うことにしている。
ただ、USAの現地の料理ってハンバーガーとかピザじゃないの?
ならまぁ別に固執しなくてもってことで、パスタの食える店をチョイス。
席が空くまでテクテク歩き回る。
さすがフルサイズだな。
感度を上げてもしっかり綺麗だ。
高い金を出した甲斐があったと、初めて思えた瞬間だった。(笑)
そしてディナー。
良いかな?
世界のMは晩飯、普通のメシはディナーですよ。
このシーフードパスタ、実に美味かった。
何を食っても同じにしか感じない我輩にも美味かった。
ビックリした。
外国のメシには期待してないからな、美味いのが出てくると、それだけでハッピーだよ。
大満足のうちにピア39を出て、フィッシャーマンズワーフを覗いたら、
最後はケーブルカーで締めよう。
夜だからさすがに空いていたので、しっかりサイドデッキにぶら下がった。
オレンジの街灯が連なる坂道を、ケーブルカーはガタゴトと行く。
何と風情のある乗り物であることか。
是非、夜にも乗って欲しいと思うぞ。
終点まで乗ってからホテルに戻る。
さぁもうすぐ日がかわる。
明日も朝が早いから、適度なところで休ませてもらおう。
・・・ん。
よく見たら、この部屋ボロイなぁ。
まぁランプついてるから壊れてはいないのか・・・?
ま、経由地の宿にまで金は使いたくないから、仕方ないね。 Zzz・・・ |
第一話 前書き~サンフランシスコ 第二話 サンフランシスコ~ギアナ高地カナイマ |