0:00、3:00の休憩を経て、

6:15、ロンドン・ヴィクトリアコーチステーションに到着。

予定より25分も早く着いたので、

ビッグベンと国会議事堂をもう一度見てからホテルに帰ることにする。

対岸からの眺めが良いらしいのだ。

ほうほうなるほど。

一望できますな。

そして地下鉄の一日乗車券を買って、ホテルに帰る。

12:00までにチェックアウトしなければならない。

バスタブに目一杯湯を張って浸かり、シャワーを浴び、

DOVEでロンドン臭くなって、9:30チェックアウト。

ついでにリュックも預ける。

さぁロンドンにトドメを刺すべく、最後の観光に出発である。

まずは、標準時子午線のあるグリニッジ天文台へ行くことにした。

もはや地下鉄の駅まで歩くことすら困難なので、バスに乗る。

地下鉄に乗ってTower Hill (タワーヒル)駅まで行き、

ドックランドレイルに乗り換えてCatty Sark (カティサーク)駅へ。

駅から少し歩くと、かつて新茶を運んだというカティサーク号が保管されていた。

で、天文台はというと、公園のような所の丘の上にあるらしい。

坂道を登るのが実にツライ。

足がと痛む。

お、高い所なだけに、良い眺めじゃないの。

痛む足を引きずって20分、やっと天文台にたどり着いた。

入場券を買おうとしたら、今日はフリーデイということで、タダで入れた。

入口には標準時を示す時計と子午線があり、

2ポンドで記念の紙をプリントアウト出来る機械があった。

「(子午線を)またいで撮ってもらいましょ」

周りの白い目も気にせずに騒ぐ

阿呆な日本人ババアの下品な声にウンザリしながら、天文台の中に入る。

もはや例の如し。

何も分からないので、サーッと見て回り、出る。

中で売ってたTシャツが実にナイスだったので、

買おうか迷ったが、結局買わなかった。

今にして思えば、これぐらい買っとけば良かった。

外に出ると、既に12:30。

カティサーク駅までせっせと歩いていると、大砲の音が何度も轟いた。

何だろうと思っていると、丁度軍艦が出港するところだった。

どこへ行くのやら。

さて、またしてもドックランドレイルに乗り、今度はBank (バンク)駅へ。

ここで地下鉄に乗り換えて、Bond Street (ボンドストリート)駅まで行き、

のんびり買い物をしようと思ったその時である。

大事なことを思い出した。

大英博物館に行ってないがな。

UK入りする前からあまり行く気もなかったし、

どうせ見たって何も分からないことは容易に想像される大英博物館だが、

せっかく来たのだから、見ない手はないだろう。

ロゼッタ石だけでも見に行くか。

急遽Holborn (ホーボーン)駅で飛び降り、博物館ヘ向かう。

何や、遠いやんけ。

足が痛いっちゅうねん。

・・・辛抱、辛抱だ偽スナフキン。

今日の苦行に耐えさえすれば、

後は満足感に満ちた桃源郷が待っている。

10分ほど歩いて大英博物館に到着。

まずは日本語ガイドブックを買い、フロアマップを確認。

入館無料に感心したのに、

何とケチなことに、

ガイドブックを買わないと、フロアマップが見れないのだ。

あこぎな商売しやがって。

しっかし予想以上に広いな。

とりあえずロゼッタ石を見に行く。

これさえ見れば、別に有名な絵画があるわけでもないし、

後は用無し・・・のハズだった。

しかしそこは貧乏性天下一品の偽スナフキン。

全コーナーを見て回ることにした。

急ぎながら、しかし大所は見逃さないようにしなければ。

結局15:00までかかって、全ての展示室を回った。

写真撮り放題だったので、

何枚か偽スナフキンセレクトをUPしておこう。


壁画

インディアン嘘ツカナイ

これでようやく買い物に行ける・・・

って既に15:00!?

ホテルに18:30集合だから、

17:30には帰り出さないといけないのに、

まだ大英博物館にいる現状。

ヤバイ、相当押してきた。

もはやホテルと反対方向にあるストリートマーケットには行けない。

しかし、何か記念に、

イイ物を買って帰国したい!

ショッピングターゲットをボンドストリートに絞り、地下鉄で急行。

せっかくだから、

一度ぐらいブランド物のイカツイ買い物をしようと

勇んでボンドストリートヘ踏み出す。

・・・が、完全に勇み足であった。

別に欲しい物なんてないなぁ。

と思って、ちょっとガッカリしていると、

目の前の店からリンゴと、

続いて日本人らしき男が放り出されてきた。

「行っちまえ」

恐い顔をした店員が静かに、しかし確実に怒っていた。

どうやらリンゴを食いながらブランド店に入ったらしい。

日本の恥さらしめ。

ヘラヘラすんな。

さて・・・困ったな。

何か買いたいとはいえ、ムリヤリ買うのも金の無駄。

しっかり見極めて買わねば。

とりあえずバーバリーに入る。

うーむ・・・。

トレンチコートは持ってるし・・・やはり別に欲しい物はない。

すると、店員が話しかけてきた。

「May I help you? (ひやかしなら帰れよ坊や)

偽「Just looking. (何じゃ、金なら持ってるぞコラ)

「Yes, please. (ハイハイ、見るだけ見たら帰ってね)」

チキショウッ

ブランド店の店員はどこか人を見下してるような気がして嫌いだ!

その後もROLEXを外から眺めたりもしたが、

我が腕には自慢のOAKLEYが鎮座している。

これはこのまま帰るのもやむ、なしかと思ったその時、

思い出したのだ。

CONNOLLY(コノリー)の存在を!!

そうだ、コノリーの革製品が欲しかったのだ!!

コノリーといえば、英国王室御用達の高級ブランド。

フェラーリやロールスロイス等のシートカバーで有名。

手は届かないかもしれないが、まずは行ってみたい。

ガイドブックで場所を確認。

おや、意外に近いぞ。

路地を曲がると、CONNOLLYの旗が見えた。

確かに高級感漂う門構え。

ドキドキドキ

偽「Hello・・・(た ・・・頼もーッ・・・)

おおぅ・・・。

店の中にいる人もバリ金持ってそうやんけ。

当初欲しかったカバンは・・・やはりいらない。

我が会社はカバンを持ってこないのが主流。

高いのを買っても、使う機会がなければブタに真珠。

っていうか、コレは買えねぇよ。

なんちゅう高さだ!!

さ・・・財布ぐらいなら・・・。

コソコソと店員に話しかけられないように店内を物色。

あった・・・。

何でレジの真ん前にあるんだよ!!

と、その時、レジのご婦人が他の客に呼ばれて移動した。

好機到来!!!

レジに近寄り、そっと手に取る。

コレはなんちゅう手触りの良さでありますか・・・。(スリスリ)

革ですか、コレは。

イカンイカン、感動するのは値札を見てからだ。

中に入っていた値札を取り出してみると・・・

200ポンド?(日本円で45,000円弱)

これは手の届く範囲じゃないですか!

欲しい欲しい欲しいッ!!!

いや・・・しかしちょっと待て・・・。

ちょっと長すぎはしまいか。

コレは我輩の尻のポケットにはとても入らないぞ。

いや、スーツの胸ポケットになら。

いやいや、普段の胸ポケットが無い服の時はどうする?

物持ちの良い我輩は、一生使うに違いないぞ。

ならばなおのこと仕事もオフも使える財布でなければ。

いやいやいや、しかし英国で唯一欲しいこの財布を目の前にして、

買わずに帰るのか偽スナフキン!?

迷う迷う迷う・・・。

頭が・・・頭が割れそうじゃッ!!

・・・・・・。

いや・・・やっぱりこの財布は長いよ。

ケツのポケットから5分の2ぐらい出ちゃいそうだよ。

やめとこうよオレ。

結局、泣く泣く商品カタログだけを手に、コノリーの店を後にした。

すっかり意気消沈してしまった我輩は、

親から指令を受けたヴィトンの財布を買いに行くのみ。

こっち(ヴィトンの店)は華やかだな。

ブランド品のことなど何も分かりはしない我輩は、

商品の写真を持たされていたのだった。

東洋人らしき男の店員に尋ねる。

偽「このお店にこれはありますか?」

「Are you a Japaese? (日本人?)」

偽「Yes. (ハイ)」

「あ、日本語で大丈夫ですよ」

偽「はぁ」

思わぬ形で日本人に救われた我輩。

レジの女性も日本人で、TaxFreeのやり方も教えてもらった。

さ、これで買い物も終わりか。

随分短い買い物だった。

ピカディリーサーカスまでブラブラ歩いて、着いたのは16:30。

ホテルに帰るにはまだちょっと早いな。

やはり何か買いたい。

地下鉄に乗って、再びハロッズへ。

何か・・・コノリーに変わる何か・・・。

しかし我輩の執念も実らず、親父にボールペンを買うにとどまった。

この支払いも、やはりスムースにはいかなかった。

ジャリ銭は日本で両替できないため、

手持ちのコインとVISAで払おうとしたのだが・・・。

またしても出てきやがった電卓のようなカード読み取り機。

何度押してもダメ。

何でだ。

すると、店員が言った。

「ナンバーは4桁よ」

4桁???

もはや無理だ。

我輩にカードでのお支払いは出来ない。

結局、店員に怪しまれながら、サインをして支払った。

チキショウ・・・、これはオレの・・・

本当の本当にオレの

カードなんだぁッ!!!!

 

我輩の心の叫びは、英国の空に吸い込まれていった。

さ・・・17:00だ。

足も痛すぎてわけが分からなくなってきた。

そろそろホテルへ帰ろう。

フルハムブロードウェイ駅の本屋で最後の立ち読みをし、

イスに座って足を休めてからバスでホテルに帰った。

ホテルのロビーには、最初に一緒に来たご夫妻がいた。

どうやらメチャクチャに買い物をしたようで、

荷物が山積みである。

旦那の買い物が8割ぐらいらしい。

我輩も預けていた荷物と、帰りのチケットを受け取り、ロビーで休憩。

ついに英国ともおさらばか。

ふと、走馬灯のように、

ロンドンやエディンバラの景色が頭に浮かんでは消えた。

思い出を反芻していると、予定より少し遅れて空港までのワゴンが来た。

我々を乗せたワゴンは、渋滞し始めたロンドンの街を、縫うように走っていく。

ずっと住みたいとは思わないが、帰るとなると名残惜しい。

もうちょっといたいと思うけれど、ワゴンは無常にも空港に到着した。

案内の人に、チェックインまで手取り足取りやってもらう。

そして免税の手続きをしようと並んでいたその時、

案内の人が、出国手続きの後の方が空いてるみたいです、と言うので、

そっちを先に済ませることとなった。

すると、手続きの列に並ぶ我々に向かって、案内の人は言った。

「ここから先は行けませんので、お気をつけて」

え?

ちょっと待て。

免税手続きなんて分からんっちゅうねん。

もうこれは免税無しもやむなしだな・・・。

そういえば・・・一緒にいたご夫妻はどうするんだろう。

あれだけの荷物だ。

きっと免税手続きを取るに違いない!!

ササッと駆け寄り、概要をうかがう。

免税カウンターで物を見せて、スタンプをもらったらポストへ投函する。

これだけで済むそうだ。

一緒にカウンターに並び、チェックを受け、無事免税手続き完了。

何や、簡単やないの。

これで全ての手続きは完了。

ジュースが飲みたいけど、小銭は全て使い果たしてしまったので、

もはや飛行機まで我慢するしかない。

仕方ない。

気を取り直して、さぁ最後の買い物だ。

オレ様といえど、所詮はリーマンの端くれ。

課長にだけは土産買って行くか。

ハロッズショップでクッキーを買う。

前述の通り、もはや手持ちのポンドは腹巻の中の50ポンドしかない。

わざわざ崩すのもめんどうなので、

メチャクチャ嫌だがカードで支払う。

やはり出てきた宿敵、電卓のようなカード読み取り機。

ポチポチポチポチ・・・

「You are incorrect.(間違ってるよ)」

分かっとるわ!!(憤)

最後の最後まで、サインをしてお支払い。

もはや買い物をする気さえ失せた我輩は、ションボリしながら出国ロビーへ。

長いこと待たされて、20分ぐらいしてようやく搭乗。

ウシシ。

チェックインの時、窓側を指定したのだ。

楽しみ楽しみ♪

・・・ってオイ、

羽根の上か!!(T_T)

ふてくされて旅行記を書いていると、

隣のリーマン風のオッサンが新聞を読み始めた。

初めは控えめに開いていたが、徐々に態度がでかくなってきた。

新聞を持つ手が、徐々に我輩の領空圏に差し掛かる。

そして、新聞の影が我輩の手帳に落ちてくる。

10分の1ページ、8分の1ページ、5分の1ページ・・・。

パシィッ

一度弾き飛ばしてやると、二度と我輩の領空圏に近づくことはなかった。

ナメるなよ、オッサン。

そんな領土争いをしていると、KE908便は動き始めた。

UKともこれで本当におさらばだ。

ポーン

「ミナサマ、当機ハ マモナク・・・」

最後を告げる、たどたどしい日本語とともに、

ロンドン時間21時59分30秒、離陸。

街の灯はどんどん遠くなった。

哀愁もさることながら、我輩はのどが渇いた。

カラカラだ。

往きの飛行機と違って、なかなか飲み物を持ってこない。

サービス×。

しばらくして、水が出てきたので、一気に飲み干す。

まだまだ足らないぞ!!

すると、飯が出てきた。

またしてもビビンバ。

さすがに飽きるな。

そしてワインを持ったスッチーが歩いてきた。

もう何でもいい。

とにかく飲み物をくれ!!

もらった白ワインと、食事についてきたオレンジジュースを飲み干す。

あぁぁぁ・・・ワインがまわってきた。

これは眠たい。

うぅぅぅ・・・ZZZ。

ワインにやられ、我輩は眠りに落ちたのだった。

 

 

 

 

しばらく爆睡していると、なぜか隣のオッサンに起こされた。

何やねん・・・。

ん??

スッチーが我輩に袋を差し出しながら、何か言っている。

我輩は相変わらず韓国人だと思われているようだ。

偽「英語で話してくれ」

「Sorry.(すいません) ペラペラペラペラペラリーノ、

 Here you are. (ハイ、どうぞ)」

 

は??

 

受け取った袋には、「Dior」と書かれた化粧品らしき小さな箱が4つ。

何だコレは。

もしや、「あちらの女性からです」

みたいな展開か!?

いや待て、なら化粧品はオカシイな。

何が起こっているのか分からないでいると、

スッチーは言った。

「お支払いはカードですか?」

 

は????

 

何言ってやがる。

何で金を払わねばならんのだ。

ノーだコノヤロウ。

しかしスッチーはさらに言う。

「キャッシュ??」

だから、何で払わねばならんのだ。

ノーだノー。

しかしスッチーは引き下がらない。

言葉が通じてないと思っているのか、しきりにカードを切れ、

というジェスチャーを繰り返している。

これは一体何事だ。

ツアーのセットとして購入せねばならんことになっているのか??

よく見れば、隣のオッサンも同じ袋を持っている。

これは買わねばならんのだろうか。

もはやどうしようもなくなり、仕方なくカードで支払い、サインをした。

ようやく笑顔になったスッチーは、領収書を持ってきた。

それを見て我輩は頭が真っ白になった。

132ドル!!??

1万円近い買い物をしたのか!?

っていうか、一体これはどういうことだ。

そして、この事態をどうしたらリセットできるのだ。

しばらく必死に頭を悩ませていると、

先ほどのスッチーがスッチーの責任者らしき人と一緒にやってきた。

そして、我輩のテーブルの上に乗ったままの袋を手に取り、

中に入っていた「Dior」と書かれた化粧品らしき小さな箱を取り出して言った。

「日本人デスカ?」

偽「はい」

「Can you speak English? (英語は話せますか?)」

偽「A little. (少しならね)」

「Do・You・Buy・This?」

何?

あなたはこれを買いますか?っつってんのか?

さっき買っただろ!!!

(激怒)

怒鳴りつけてやろうにも、英語で何て言っていいのか分からない。

怒りに打ち震える我輩に、スッチーは何度も言う。

「Do・You・Buy・This?」

コノヤロウふざけやがって。

大和魂見せるぞテメェッ!!

すると、責任者らしきスッチーが、

通路側に座っていた日本人らしき男に何か言った。

そして、その日本人らしき男は我輩に通訳した。

「これ欲しいですかだって」

 

ナルホド。

 

本当に欲しいんですかっていう

意思確認に来たのか??

やっと分かったぞ。

思わず、日本語で言った。

「こんなモンいらんし!!

Too expensive!!(高すぎる!!)」

途端に、スッチーたちは顔を見合わせ、

「あ~やっぱり」

みたいなことを言い、我輩が買わされた袋を

一列前の女性のところへ持っていった。

「オ客様、本当ニ スミマセンデシタ」

・・・間違えやがったのか。

さらにスッチーは走って何かを持ってきた。

さっきのオレ様のサインだ。

それを目の前でベリベリに破き、これでさっきのはナシよ、

みたいなジェスチャーをして、最後にもう一度謝って去っていった。

そしてその後、二度と我輩の前に姿を見せることはなかった。

いやぁ・・・カードの恐ろしさを知ったDior事件だった。

その後しばらく英国で買った車雑誌を眺め(読んではいない)、

寝たり起きたりを繰り返した。

いくらでも寝れるぞ。

気がつくと、夜が明けていた。

羽根の上とはいえ、景色は見えた。

6:15、朝飯が出てきた。

相変わらずスッチーは韓国語で話しかけてくる。

お茶漬けという名の「おじや」を食って、また車雑誌を眺めていると、

あと40分で着陸という放送が流れた。

帰りは早いなぁ。

ロンドン時間で8時0分35秒、東京時間で16時0分35秒、

ソウル仁川国際空港に着陸。

乗り継ぎは約3時間。

さっさと荷物チェックを受ける。

あぁ腹が減った。

ここなら「円」が使えるだろう。

出番を待っていた2千円が火を噴くときがやってきた。

バーガーキングでステーキバーガーを喰らった。

しかし食べながら気づいたのだ。

関空から家まで、最悪1,030円ないと帰れない。

アブナイアブナイ。

ウッカリ関空でターミナルをやらかすところだった。

滑走路から飛び立つ飛行機を見ながらウトウトしていると、

搭乗開始になった。

関空には1時間20分で着くらしい。

さぁ早く帰らせてくれ。

17時19分47秒、離陸。

離陸してすぐ、飯が出てきた。

しまった。

これを忘れていた。

往きと同じく、ほとんど箸をつけずに放置。

またしてもスッチーたちはやたらにビールを勧めてくる。

偽「ビール以外何があるの?」

「イガイ?」

偽「そう」

「イガイ・・・ッテ?」

すると、通路側の女性が通訳した。

「コーラとか、紅茶をお持ちできますよ」

偽「Coka, please.(コーラくれ)」

どうやら、日本語は完全に話せるわけではないようだ。

だから無難なビールをやたらに勧めるのか。

秘密を暴いて得意げになっていると、早くも着陸。

20時35分40秒、関西国際空港着陸-。

ついに日本に帰ってきちまったか。

嬉しいやら悲しいやら。

入国手続きも一瞬で終わり、

我輩は、はるか58号で関西国際空港を後にしたのだった・・・。

 

これにて、我輩の人生初であった海外旅行記はオシマイ。

このUK旅行で学んだ一番のもの。

それは、言語力の大切さより何より、

クレジットカードの使い方であった。

<完>

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