- 13 九月

アフリカから帰ってきて、ろくに下調べもせず、出発の日を迎えた。

前夜は、ウッカリ大航海時代onlineをやりすぎて、ほぼ徹夜。

荷物を詰めたのは4:30だった。

相変わらずの準備の悪さだ。

今回は福岡発。

雨が降る中、新幹線と地下鉄で福岡空港へ。

福岡は快晴。

新幹線から空港までの近さには、何度来ても感動するな。

さて、今回はあまりに日数が少ないので、

ジャカルタに行って以来、スーツケースを持たない旅。

手荷物だけで出発する時に気を付けることといえば・・・?

そう、ヘアワックスとプレシェーブローションである。

いつもスーツケースにぶちこんでいたからどうでも良かったけど、

手荷物だとビニールに入れなければならない。

そこまでは知っていたけども、

ビニールが、

チャック付きでなければならない

とは知らなかった。

保安検査で引っ掛かり、

売店でチャック付きのビニールを買ってこいということになった。

再入場の証明書を持って買いに行き、慌ててしまったもんだから、

チケットを入れた場所を忘れてあたふたし、

出発までに再三赤っ恥をかいてしまった。

恥ずかしいわ・・・。

と同時に、これで54の国と地域を訪れることになるのに、

まだまだ勉強することは多いわ。

10:10発の飛行機で、台北着。

着陸間際に、横のガキが最強に泣きまくり、

せっかくの楽しい旅がイラつきマッコス。

うるさいガキはトイレに監禁して下さい。

赤ん坊は泣くのが仕事?

仕事は公共の場ではなく、職場でお願いします。

ガキの鳴き声を完全にシャットアウトする、

耳栓があったら教えて下さい。

3,000円までなら出す!

で。

台北には空港が2つあり、我輩が降りたのは、桃園空港。

予定外。

てっきり松山空港だと思ってたわ。

市内までどう行くの?

いや待て落ち着け。

書いてある通りに行けばいい。

とりあえず台北駅まで行けば何とかなる気がして、

台北駅までのチケットを買・・・うつもりが、

朝からの動揺のあまり、

「タイペイ?」

偽「イエス、タイペイシティ」

と答えてしまい、果たして台北駅行きなのか分からずに

バスに乗り込んだ。

市内まではわりと遠く、1時間近くは掛かった。

そこから地下鉄で、忠孝復興駅へ。

めっちゃ勇ましい名前の駅や。

地下鉄は、みんな乗る人が整列乗車をするのに驚いた。

チャイニーズといえば、全く並ばないクソどもばかりなのだが、

やはり台湾人は違うな!

インターネットで調べてきた通り、
↑ここは調べてきた。

1番出口を上がるとバス停発見。

しかし、我輩が乗るバスのバス停は場所が変わったらしい。

少しだけ歩くと、たくさん旅行客が並んでいたので、

容易に見つけることができた。

さて、我輩が行くのは、九イ分という所。
↑「きゅうふん」にんべんに分で一文字。

我輩は見たこと無いのだが、

千と千尋の神隠しの舞台になった所だそうだ。

タクシー会社のオッサンが

執拗にタクシーの相乗りを勧めてくるのを無視して、

バスを待つ。

15分おき程度に頻発しているので、

よほど急ぐのでなければバスで良いハズだ。

↑ちゃんとバスの前面に書いてあるので心配ない。
  路線番号は1062、金瓜石行きである。

102元だったようだが、

100元で良いから早く乗れと言われ、乗り込む。

台北からは約1時間半。

九イ分は、元々金鉱山の町らしい。

南アフリカで行ったヨハネスブルクのようなもんか。

規模は全然違うけどな。

昨夜の寝不足がここで炸裂し、途中から爆睡。

他の客が降りる支度で

ゴソゴソしているのを感じて目を覚ますと、

九イ分到着間近だった。

いやー、

春に購入したXperia Z2のノイズキャンセル機能は最高だな。

音楽をかけると、見事に雑音が消え去るわ。

しかし、あまり雑音が消えすぎて、

先月羽田で、空港のアナウンスが聞こえず、

ロビーで名前を呼ばれるまで爆睡してしまったこともあるため、

眠りの浅い我輩のような人でないなら、

気を付けないと寝過ぎてしまうであろう。

九イ分老街下車。

高いところで、バス停からこの景色である。

天気が良くて最高だな。

バスを降りると、セブンイレブンの脇に、

老街の入口が口を開けている。

↑これは帰りに撮ったので、人があまりいない。

そして、そこに吸い込まれていくとんでもない数の人々。

ぐへー。

オレこういう混雑無理やわ・・・。

しかし宿までの道がわからないので、

仕方なく路地に入っていくと、イスラエルのシクのような路地が続く。

路地には店が並び、

買いもしないのに物を見ながらダラダラ歩く人々多数。

混みすぎやろコレ・・・。

しかも、チャイナタウン特有の、この白湯のような臭い。

コレマジで苦手やねん・・・。

おぅえっ!!

ウンザリしながら路地を登っていくと、山の上に我輩のお宿発見。

今日は快晴だから、狙いの夜景は今夜仕留めるつもりだが、

雨の懸念があったので、ここの宿を二泊予約してきた。

なので、明日はめんどくさいが、

台北を観光しに、往復3時間のバスである。

やむなし。

部屋に荷物を置いて、冷房全開。

ちなみに宿からもこの景色である。

しばらく体を冷やしてから、写真撮影開始。

といっても、ここのメインは夜景なので、

昼間は大して良い景色ではない。

夜景の撮影場所を探してウロウロしていると、

一番有名なお茶屋、阿妹婆茶楼の向かいにある

お茶屋のテラスが目についた。

ここやな。

キラリーン。

さっそく中に入ると、「ドリンク?フォト?」と言われたので、

偽「両方!」というと、3階のテラスに通してくれた。

おおー、ここ最高やんけ。

今16:30。

日没まで1時間半。

待つしかないな。

コーラを頼み、まずイッキ。

全然飲み足らず、さらにもう一杯。

缶コーラ4杯分をイッキ飲み。

ここからはとにかくダラダラと待ち続け、

さらに追加で梅ジュースを頼んだところで撮影開始。

完璧に撮りきった。

もうここの写真はええわ、ってぐらい完璧や。

その後、町の路地を撮ろうと思ったのに、観光客だらけで激混み。

しかもそのほとんどは日本人。

もう見渡す限り日本人。

エグすぎるわ。

でもせっかく来たのだし、天気も良いのだから、

撮れる時には撮っておく主義でね。

さすがに疲れてゲンナリしてしまい、

宿に戻ったら、疲れて眠気が爆発。

というか暴発。

気付いたら深夜になっていたのだった。

Zzz・・・

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