- 8 Aug

6:00起床。

今日は8:00からレンタカー。

荷物の在処が分かるのは10:00だから、

とりあえずレンタカーして市内観光してから帰ってこようか・・・と思っていて思い出した。

国際免許、スーツケースの中やんけ!!!!!

コレはまずった。

昨日グダンスクの駅で、荷物をリパックした時に、

出し忘れて、めんどくさくてそのままにしてきてしまったのだった。

レンタカー出来ねぇよ!!

コレはマズイ。

8:00を待って空港のレンタカー屋へ行って事情を説明。

「日本の免許があれば良いよ、貸してみ」 と言われ、

お?マジでか?と期待したのは一瞬。

平成が西暦何年か分からないから、

本社のオーケーが下りなかったらしい。

だから和暦なんていらねーっつーんだ!!

来年の改元に合わせて止めてしまえ!!

来年の平成終了をもって、

和暦なんて免許とか公的文書から消え去って欲しい。

知ってる?

国際免許って日本の免許の翻訳なんだぞ?

元々世界に通用するように作ってくれれば、あんなものに無駄な金を払わなくても良いのに。

ホント、日本ってのは、無駄に金を払わせるシステムが多すぎるよ。

楽して金を得てるアホどもを食わせると思うだけで腹が立つわ。

いや、それは置いといて、現状を打破しなければならない。

とりあえずワルシャワからヴィリニュスへのフライトを調べると、朝イチが9:20着。

次は13:00だ。

最悪これでゲットできないと、なかなかにヤバくなる。

今日中にラトヴィアへ行き、

明日にはエストニアからフィンランドへ船で渡って、日本へ帰るのだ。

ウーム、あの時国際免許をちゃんと抜いておけばこんな事には・・・チィィッ!!!

オーケーが下りなかったから、ここまで約15秒。

「おいどうした、意識が飛んでないか?
  昼まで待つけど、それまでに免許が見つからなかったら、キャンセルね」

偽「え??いや、それは困るぞ」

「今はピークシーズンだから、他に回さないといけないんだ」

偽「いや待ってくれ!
    ワルシャワからの午前中の便は一本しかないんだ」

「分かった、14:00までな」

俄然焦ってきたぞ。

最悪の事態も頭に入れておかねばならん。

手荷物係の所へ行って、スーツケースが見つかったか聞いてみるが、要領を得ない。

お前は新人か??

新人だろうがなんだろうが、そこにいる限り担当なんだよ。

責任を持って探さんかいワリャア!!!

一旦ホテルへ戻って待機。

9:20の便に乗ってますように。

祈りながら三度空港へ。

すると、手荷物受取のゲートから、さっきの新人の横にいた先輩らしき人が、

「キミのは9:30には着くよ」 的なことを言った。

おおおおお。

しかし、楽観はしない。

最悪荷物をフィンランドなりに送ってもらうことも視野に入れつつ、朝イチ便を待つ。
↑よく考えたら、どうやって受け取るつもりだったんだろうな、我輩は。

10分遅れて到着らしい。

早く来いよ!

そして、客がゾロゾロと出てき始めた。

空港の手荷物受取って再入場出来ないじゃない?

あの中にあるから、どのタイミングで突入して良いか分からずに待っていたら、
↑きっとどのタイミングでもダメだ。

新人が出てきた。

「キミの、着いたよ」

ふおおおぉぉぉぉぉ・・・。

言葉にならない安堵の息をつき、スーツケースを受け取る。

あったあった、ありましたよ国際免許。

もう二度と、スーツケースには入れねぇ。

レンタカー屋へ行ってクルマを借りたのは10:00。

2時間を取り戻さねばならない。

すぐに出発して旧市街へ。

ヴィリニュスは、今回の立ち寄り地の中で、

あまり見る所が見つけられなかった街ナンバーワン。

旧市街にある大学と、

丘の上にある展望台ぐらいしか、興味のある所が無かった。

大体がだね。

リトアニアの首都がヴィリニュスって、知らない人の方が多いんじゃないの?

我輩ですら、ヴィリニュスって首都の名前、初めて知ったよ。

目星を付けてきた駐車場に停めて、まずはヴィリニュス大学。

入場料がいる。

図書館と天井画、展望台を流れるように見学。


↑シャレオツな本屋。いわゆる購買部ってやつだな。

間違えて進入した先で講義をやってて、

このへんは日本の大学と同じなんだな、と思いつつ退散。

続いて丘の上の展望台へ。

普通に街だな。

それ以上でもそれ以下でもない。

さ、行くか。

ラトヴィアの首都リガまでは約350キロ。

途中、シャウレイという町の名所も見ていくので、時間がない。

ポーランドで食ったハイウェイを突っ走り、

2時間ほどしてシャウレイに到着。

ここには十字架の丘という観光地があり、

リトアニアというと、残念ながら、ここぐらいしか日本では有名ではない、と思う。

道路脇に車を停めて行ってみると、なるほど確かに十字架だらけの丘だ。

しかし。

それ以外の感想はない。

ただただ沢山の十字架が立ち並んでる、という感じで、大して感動もない。

もう少しアートに置いてあれば違った感想もありそうではあるが、

とにかく沢山十字架を置いてあります!って感じなのがマイナスだ。

まぁしかし、車がないとなかなかに苦労しそうな所ではあるし、

以前から、バルト三国へ行くならここは行っとかないとなぁと思っていたので、

片づけられて良かった。

さて、ラトヴィアへの道を急ぎ、リガへ到着したのは18:00前。

思ったよりかかった。

急げば鐘楼にも上れるかもしれない。

ホテルにチェックインして、車に荷物を置いたまま、急いで旧市街へ。

しかし入口はクローズ。

無念。

ブラブラ歩いてみると、教会の前に、沢山のクマが立っている。

どうやら、色んな国の芸術家が作ったクマらしい。

へー。

ずいぶん鮮やかなのばかりだな、と思って見ていると、

ひときわ目立つ、真っ白なクマがいる。

北の方のシロクマかな?と思って近付いてみたら、

日本のクマだった。

真っ白で、手のひらに、日の丸のような赤い丸と、

何故か体にお経のような文字が描いてある。

何なんだコレは。

作成時間がなかったのか?

他の国に比べて、あまりに・・・。

それにこの文字。

まるで耳無し芳一ではないか。

コレは日本の何を表しているのか、作者に聞いてみたいわ。

それ以外のクマを見て、それでも日没までは時間があるので、

レストランでパスタを食い、改めてホテルへ行って荷物を整理。

クソ、思ったよりホテルと旧市街が離れてて、何度も往復するのがメンドクサそう。

さて、車を出して、道すがら、撮り鉄出来そうな橋のたもとへ。

リガの中央駅を出てくる列車が橋を渡るのが、良い感じに撮れそうなのだ。

夕暮れなのも良い感じだ。

↑列車見えますかね~~~~。

思ってたより何本も列車が通るので、思い通りに撮ることは出来た。

・・・が。

列車が走ってると分かるかどうかでいうと、微妙かな。

単品では使いにくい写真になった。

本当に何本も来るので、

キリがないので終了して、ホテルに戻って今度は夜景撮影。

ウーン、思い通りに撮れぬ。

ただまぁ、これ以上のものも撮れない気がする。

一応頑張って粘って撮って、腹八分目にしてホテルへ戻り、爆睡した。

Zzz・・・

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第一話 ウォルショヮへ・・・  第二話 海外撮り鉄!

第三話 古都、クラクフ  第四話 負の遺産

第五話 ダンツィヒ  第六話 国際免許

第七話 フィンランドへ。

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