冒頭記載の通り、今年の行き先はGWのチケット予約の時には決まっていた。
ポーランド。 東欧の中でポッカリ空いている未訪問国の1つ。 ただ、調べていくうちに、 「そこまで見たい景色が沢山ある国、というわけでもない」 ことが分かってきた。 「ポーランド」というのは「平原の国」という意味からきているようなのだが、 南の山岳地域以外には、あまり起伏が無く、 依然訪れたルーマニアのような、風光明媚な景色が広がる国、 という感じでも無さそうなのだった。 そこで、ポーランドだけでなく、ベラルーシやバルト三国も片付けて、 同じく北欧諸国で未訪問となっているフィンランドも行ってしまおうと考えたのだった。 さて、ポーランドといって、最初に思い浮かぶものは何だろうか。 我輩的には、アウシュビッツだった。 ポーランドへ行って、アウシュビッツへ行かずに帰ってくることは考えられない。 しかし、ああいう悲惨な歴史を見ると、凹んでしまうのも事実。 沖縄へ行って、ひめゆりの塔でショックを受けるようなものだな。 ならば、アウシュビッツは最後の方で見学したい。 というわけで、ヘルシンキから南下し、 ポーランドの古都クラクフを目的地とするルートを作り、HISへチケットを相談した。 幸い夏休みだというのに17万程度の安いチケットがあるようなので、 少しのんびりルートを決め直して手続きをお願いしようと思ったら、 ほんの数日の間に思いっきり値上がりしてしまった。 さすがにそんな値段では行けない。 考え直そうかと思ったら、北上するルートは高いが、 ワルシャワからヘルシンキへのルートなら22万ぐらいで済むらしい。 仕方なく、ワルシャワからヘルシンキへ向かうルートとした。 また、ベラルーシはロシア張りに入国手続きがややこしく、 特に我輩の考えた、鉄道でワンタッチ通過、の場合の手続きがよく分からん。 忙しい中、大使館へ何度電話しても繋がらず、ベラルーシも諦めることとなってしまった。 ちっ。 航空券を押さえたら、レンタカーやらを予約。 それから休みを撮り鉄で忙しく過ごし、 間際にホテルを予約して、 先日買ったばかりのスーツケースに荷物を詰めて、 何だかバタバタと出発の日を迎えたのだった。
- 4 Aug 今回の出発は、10:45発とゆっくりだ。 しかし、金曜日の夜中に出るよりも、現地には長く滞在できる。 9連休だが、実質8日。 あまり時間に余裕はない。 電車で関空へ向かい、早々にチェックイン。 スタバで出陣式を行う。 ♪人間五十年~・・・ あと10年ちょっとしかないのか。 もう少し遊びたいぞ。 まずはフィンエアーでヘルシンキへ。 年末にアイスランドへ行った時と同じ便だ。 ヒアウィゴーをするまでもなく寝てしまい、 ヘルシンキには現地の15:00過ぎに到着。 2時間の乗り継ぎでワルシャワへ。 ちなみに、ワルシャワではなく、ウォルショヮと発音するらしい。 せっかく窓側にしたのに、景色はずっとイマイチだった。 ワルシャワには18:30着。 思った以上に明るい。 さっさとレンタカーを受け取れば、旧市街を探索する時間は残されている。 Hertzへ行ってカローラを受け取り、ホテルへ向かう。 なるべく旧市街に近く、専用駐車場があるホテルにしてきた。 左ハンドル右車線運転も慣れたもの。 ただ、慣れたと思うと事故るので、アイスランドの反省を思い出しつつ、 旧市街方面へ向かう。 ポーランドのダウンタウンは、とにかく一方通行が多くて、 すぐそこに目的地があるのに、曲がって曲がって曲がってるうちに、 ずいぶん遠くへ行ってしまう感じだった。 で、ホテルの前に停めてチェックインしようとしたら、 予約がない、的なことを言っている。 いやいやいや・・・これはまた嫌な流れに・・・と思いながら、 予約のプリントを渡すと、 「ここは向かい側のホテルだ」 とのこと。 こりゃ失敬。 再度チェックインして駐車場へ行ってみると、横幅メッチャギリギリの入口。 いやコレはギリギリ過ぎるやろ! 左ハンドルの右前の感覚ってよく分からん。 コレは擦るんじゃないか・・・、と思いつつ、細心の注意を払って車庫入れ。 相当に冷汗をかいたわ。 時間は20:00前だが、まだまだ明るいので、 荷物を置いてすぐに旧市街へ。 ワルシャワは都会なので、旧市街ぐらいしか見るところがない。 トラム(路面電車)で1駅なので、歩いて向かう。 最近は撮り鉄ばかりなので、風景写真の中にもトラムを入れたくなってしまう。 歩きながらでもトラムが来れば立ち止まって撮ってみたり。 旧市街の手前にある展望台へ上がって、見下ろしてみる。 広場に向かって王宮があり、前ではファイアーパフォーマンスをやっていて、 いかにもヨーロッパな景色で、とても良い感じ。 橋を渡るトラムを撮ったりと、 ノンビリ時間を過ごし、 旧市街を歩いて食事をし、 せっかくだからとワルシャワ中央駅へ。 地下のターミナル駅になっていて、あまり見通しが良くない。 ちなみに、外国の中央駅というところは、 どちらかというとカオスな感じの所が多く、あまり治安が良くないことが多いので、 私の旅行記を読んで中央駅へ行く人はご注意いただきたい。 ワルシャワ中央駅は、もうすぐ23:00という時間だったけど、 家族連れが多く、そこまで危ない感じではなかった。 あんまり画になる列車も来なかったので、早々に退散。 トラムを乗り継いでホテルへ。 さて、翌日は出発がとにかく早いので、早めに休まなければと思いつつ、 やっぱりニュースなんかを見てしまって、夜更かししてしまったのであった。 Zzz・・・ |