-17 Aug

6:00過ぎに起床。

またやらかした感はあるが、

曇天なので早起きしても仕方なかったんだと自分に言い聞かせる。

さて、今日はレンタカーを15:00までに

ヴェネツィアのレンタカー屋に届けねばならない。

「店の営業時間が15:00迄なので、この時間はマストです」

と言われている。

そしてこっちの人は、客が来ないからといって、

店を開けて待つ人々でもないことは理解しているつもりだ。

天気が良ければ、もう一度昨日の村へ行こうかとも思っていたが、この曇天では仕方ない。

そしてどのみち逆光だから、ろくに撮れはしないだろう。

大人しく朝食を食って、車に乗り込む。

ヴェネツィアまでは約330キロ。

このまま一直線に突っ走る前に、

ドロミティ迄の道のりで、少し気になった町を見ても良いかもしれん。

というか、それこそレンタカーならではの旅といえよう。

こんなこともあろうかと、昨日の道すがら、

気になった町の名前をしっかり記憶してきた。

Sabbionaraという、古城と町が一体化したような町。

あそこへ行こう。

高速道路を南へ南へ。

ドロミティを出ると曇天は回復し、快適なドライブ日和となった。

そして車をかっ飛ばすことしばらく、Sabbionara最寄りのインターチェンジが見えてきた。

しかし・・・反対の車線がとんでもなく渋滞している。

まだ今日は少し時間がある。

時間はあるが、昨日のような渋滞に巻き込まれて、

レンタカーを返せなくなったりしたらメンドクサイ。

悩むこと90秒。

泣く泣くスルーする事にして、ヴェネツィアへの道を急ぐ。

距離感が麻痺しているが、330キロってなかなかの距離である。

幸いにして、渋滞しているのは逆向き。

ヴェネツィアまで特に渋滞もなく、昼前に到着。

ヴェネツィアの旧市街は島になっていて、車は入れない。

島に渡ってすぐの所にバス停などが集中していて、その一角にレンタカー屋もあった。

無事に返却。

ヴァポレット(水上バス)に乗って、大聖堂などがある旧市街の中心地的なマルコ広場へ。

↑ヴァポレット

ホテルはその近くにとった。

ヴェネツィアのホテルはどこも高い。

新市街にあたるメストレであればまぁまぁ安いビジネスホテルみたいのもあるが、

夜景写真は諦めなければならなくなる。

ヤレヤレだが、高めのホテルしかとれなかった。

マルコ広場までのヴァポレットは、乗り間違えるとスーパー時間がかかるのは前回勉強済み。

きちんと運河を行くのに乗り込む。


↑グランドカナルの景色は本当に美しい。アムステルダムの運河とはやはり違う。

マルコ広場までは快速運転でも約30分。

意外と時間がかかるので要注意だ。


↑相変わらず激混みのマルコ広場。

船着き場からはゴロゴロとスーツケースを転がしてホテルまで歩く。

数年前にヴェネツィアではゴロゴロ喧しいスーツケースは使用できなくなる、

というニュースが出たのをご存知だろうか。

実は曖昧なニュースだったようで、喧しいスーツケースでも問題ない。

出発間際、あわてて調べ直したら、大丈夫と書いてあって安心したのだ。

ニュースはしっかりしたソースに基づいて発信していただきたい。

荷物を置いたら早速鐘楼へ上る。

ここの鐘楼はエレベーターなので楽ちんだが、並ぶのが面倒だ。

30分ほど並んで展望階へ。

懐かしき12年ぶりの眺めだ。

前回は混んでたから止めたんかな。

記憶にないわ。

逆に中が撮れない大聖堂はスルーして、

3回目にして初めて、ブラーノという島へ行く。

初回は調査不足として、何で2回目もスルーしちゃったのか分からんが、

カラフルな家が建ち並ぶ漁師の島で、観光の島。

マルコ広場からはいくつかヴァポレットを乗り換えねばならない。

ファンタを飲み飲み、1時間半ほどかけてブラーノに到着。

次のヴァポレットに乗らないと夜景撮影に支障が出るので、30分ほどの滞在だ。

幸い、船着き場を出ると、カラフルな家々が目に入る。

そのまま運河のあたりをブラブラと歩く。

まぁこんなもんか。

こういう景色は曇天だと映えない。

今日はチョー快晴だからちょうど良かった。

景色を撮り撮り、次のヴァポレットはヴェネツィア直行。

降りたら狭い路地を歩いて、リアルト橋へ。

そしてさらに歩いてアカデミア橋まで行く。

今回のヴェネツィアの夕景はここ。

前回は運河沿いの建物が改装中だったので、リアルト橋から撮った気がする。

日が沈むのを待ちながら、何枚も撮るのだが、行き交う船が思ったようにならない。

ヴェネツィアの運河といえばヴァポレット?

それとも手漕ぎの小舟?

我輩的にはヴァポレットなので、上手くヴァポレットだけが行き交って欲しいのに、

モーターボートが波を立てて行くので、なかなかにイライラした。

とりあえずはヴァポレットも小舟も思い通りのカットを押さえたので、

リアルト橋へも行って、とりあえずは撮ってみた。

↑この時間は空が真っ青になるので、移動するのは勇気がいるのだ!

でもこれは前回の方が良いね。

最後にマルコ広場の夜景を撮りに行ってフィニッシュ。

途中で見つけた洒落たレストランでイカスミパスタを食って、

マルコ広場の演奏を楽しんで、寝ることにした。

Zzz・・・

本日の走行距離 296キロ。

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第一話 アドリア海の真珠  第二話 クリッパーを追って

第三話 二度目のローマ  第四話 トスカーナ!

第五話 ヨーロッパで一番美しい村  第六話 本当に大好きヴェネツィア

第七話 63ヶ国目スロヴェニア

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