-12 Aug

4:00過ぎに目を覚ましたのに、二度寝して起きたらもう5:30。

あぁ・・・2日続けての寝坊って・・・。

っていうか、目覚まし鳴ってないんじゃないか?

ドゥブロヴニクの朝焼け前の写真は結局撮れずじまい。

今日は隣国モンテネグロにあるコトルという町へ向かう。

なぜかというと、昨晩出帆したロイヤルクリッパーの次の寄港地がコトルだからだ。

バスは7:00発なので、6:20にはタクシーが向かえにくる手はずになっている。

着替えを手荷物に詰めて、最後にベランダからドゥブロヴニクの旧市街を撮って出発。

↑こういう時に限って良い感じ。もっと早起きすべきだった。

長距離バスのターミナルは結構遠く、とても歩いては行けない。

バスはほぼ時間通りにやってきた。

コトルまでは約4時間の道のりだ。

眠くて眠くてもう無理な我輩はソッコーで爆睡し、目が覚めたらモンテネグロの国境であった。

とんでもない渋滞だ。

何なんだコレは。

まずはクロアチア側で一旦乗客は全員降りてパスポートチェックを受け、

少しバスに乗って緩衝地帯を越えたら、今度はモンテネグロ側で入国審査を受ける。

てっきりEUで楽勝だろうと思ってたら、全然EUじゃなかった。

帰国時、スロベニアからクロアチアへバスでの移動を予定している。

まだチケットは取ってないが、これは少し早いバスにしないとヤバイかもしれん。

とても有益な経験ができた。

そんなことより、モンテネグロでついに我輩の入国数は60に達した。

まさかここまで旅することになろうとは。

初めてUKの地を踏んだときには思いもしなかったな。

しみじみと思いつつ、バスはコトルの湾をぐるーりと回っていく。

右側に座るべきだった。

左側の景色はショボす。

つまんなくなってウトウトしてるうちにコトルに到着した。

国境での渋滞で、1時間遅れ。

まぁ時間はたっぷりあるので問題ない。

さて、スーツケースを何とかしたい。

大概バスターミナルには手荷物預かりが・・・あった!

リュックは重たいが仕方ない。

バスターミナルから世界遺産の旧市街は徒歩で約10分の距離。

ここの旧市街も城壁に囲まれている。

↑三角形な感じで城壁に囲まれている。

規模的にはドゥブロヴニクの3分の1もないぐらいで狭い。

ただ、ドゥブロヴニクと違って、城壁は山の上まで続いている
↑まぁ見えないと思うけど、城壁が岩肌に沿って続いている。

せっかくだから登ってみますか。

これがなかなかの傾斜で、手荷物預かりがなかったらスーツケースを引きずる予定だったが、

そんなのとても無理。

いや、無理でもやったと思うけど、それでも無理だ。

せっせと登っていくと、中腹当たりに教会がある。

↑見える?ど真ん中にあるのだけど。

そこからロイヤルクリッパーを眺めると、まるで中世のカリブ的な眺めじゃないか。

喜び勇んで撮りまくり・・・たいところではあるものの、ロイヤルクリッパーの角度がよろしくない。

投錨は片側なので、潮と風の向きでクルクル回るのは昨日確認済みだ。

ここは粘るか!

右に10度ほど回りかけるとまた左に戻ったりともどかしいこと極まりない。

おまけに暑いんだよココは!!!

それでも根性出して粘った結果、しっかり横を向いてくれた。

やー、疲れた。

山を下りてソフトクリームを2つ一気食い。

ついでに腹も減ったのでランチ。

スープとパスタ。

量が非常に適量で美味くて満足。

外国のメシって多すぎるんだよね。

そして旧市街を歩き回る。

狭い路地を行ったり来たり。

なかなか良い感じの旧市街なのだけども、いかんせんリュックが重すぎる。

10キロ近い荷物を背負って歩き回るってのは、さすがに疲れた。

そして、ロイヤルクリッパーの近くに行けるのかと思ったら、波止場は進入禁止。

仕方なく、路地という路地を歩き回った。

多分全ての路地を歩いたと思う。

さて、これで今日のコトルでやりたかったことはやった。

今夜は18:00のバスでドゥブロヴニクへ折り返し、さらに北のスプリットという町まで行く。

到着予定は25:20。

遠すぎやろ。

町を歩き回るのに疲れてしまい、17:00からバス停で待機。

そして時間になってもバスは来ない。

全く来ない。

ふぬー。

やっとこ来たのは30分ほど過ぎてから。

しっかり左側に座って写真を撮っていたのも最初だけ。

歩き疲れてしまったので爆睡。

国境ではやはり渋滞していたのと、バスの乗客が多くて出入国に時間がかかり、

ドゥブロヴニクには1時間遅れて到着。

ここでバスを乗り換えるらしい。

ザグレブ行きに乗り込み、もう限界な我輩はソッコー爆睡。

途中ボスニア・ヘルツェゴビナを通る。

Google Earthとかで見てもらいたいのだが、

クロアチアは北と南に分断されていて、

その間にボスニア・ヘルツェゴビナの港町、ネウムがある。

パスポートチェックがあるのだが、その時に隣の人に起こしてもらった。

そして乗り込んできたポリスのような人にパスポートを手渡し、チェックを受ける。

眠くて眠くて、夢うつつな中でやり取りをした。

かつてブルガリアからギリシャへ向かう鉄道の車内でもこんなんだったが、

今にして思えば、ちゃんと起きて対応しないと、何かあった時に大変だよね。

そしてまた爆睡し、次に目が覚めた時は、再びクロアチアへの国境だった。

・・・あ。

ボスニア・ヘルツェゴビナってトイレ休憩とかなかったのか?

一歩だけでも地面を踏んでおきたかった。

っていうか、1枚ぐらい何か撮れば良かった。

寝てるうちに過ぎちゃったじゃないかボスニア・ヘルツェゴビナ。

絶対にこうならないように気を付けようと、バスに乗る時に決意したのに。

というか、この国が60ヶ国目の訪問じゃなくて良かった。

コレが60ヶ国目だったらさすがに・・・どうやねんって感じだわ。

GPSのロガーは壊れて読み出しができず、

写真もないので通った履歴も全くない。

しかし。

はい、61ヶ国目です。

いや、オレ結構厳密に国数カウントしてるのよ?

トランジットだけはカウントしなかったり、

グリーンランドとフェロー諸島はデンマークでの1カウントしかしてないし。

ただまぁ。

ボスニア・ヘルツェゴビナだけはこれで勘弁してくれ!

いつか時が来れば、サラエヴォに来ることが・・・ないな。

ないわ。

それはまた明日書くとしよう。

さらに寝ていると「スプリット行きは乗り換えだ」 という声で起こされて、

さらにバスを乗り換える。

あ、そういえばバス停にホテルの人が向かえにくるのだった。

モッタイナイけど無礼はイカンので、海外ローミングをオンにしたらソッコーでメール受信。

「いつ着くんだ?」

まぁ・・・そうですよね。

早速謝りのメールを入れる。

すると、スプリットに着いたらバス停で待ってろとのこと。

ありがたいこっちゃで。

結局スプリットには1時間遅れのまま、26:20に到着。

キオスクでコーラとスニッカーズを買ってたら、ホテルの人が迎えに来てくれた。

ん、歩きなのか。

もう疲れてるんですけど。

ここスプリットも城壁の中に旧市街がある。

ホテルはそこの中で、バス停からは歩いて10分。

限界っス。

シャワったら寝てた。

Zzz・・・

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第一話 アドリア海の真珠  第二話 クリッパーを追って

第三話 二度目のローマ  第四話 トスカーナ!

第五話 ヨーロッパで一番美しい村  第六話 本当に大好きヴェネツィア

第七話 63ヶ国目スロヴェニア

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