3 Μaiοc

目覚ましで4:10起床。

しかし、目覚ましを止めた後で二度寝してしまい、5:10起床。

ふっ、読んでたよ、この自分の行動。

だから4:00にセットしたのだ。

さっそく三脚を持って、リカヴィトスの丘を登る。

あれ、アクロポリスの丘のライトアップって、この時間やってないの!?

と思ったら、登ってるうちに点灯した。

奇跡だ!

これは行くしかない。

歩いて登っても、さして時間のかかる丘ではなかったが、

なにぶん真っ暗だったので、ライトが無いとツラかっただろうな。

昨日・・・というか、数時間前に行った頂上まで行かずに、手前の踊り場で三脚を構える。

そして、予想通りに最高の時間がやってきた。

はい、これがレベルアップした、今の我輩の夜景写真です。

5年前↓とは大きくスキルアップしているね。

この青くなる時間を狙っていたのだ。

今日、この時間でないと、今回の旅では撮れなかった快心の一枚であった。

アクロポリスの丘のライトアップも終わり、

魔法が解けて普通のアテネの風景に戻ったのを見てから下山。

↑上の写真との時間差約20分。こんな景色見ても大して感動しないよね。
   ・・・いや、しないこともないか。

ホテルに戻り、オープン前のレストランから、

朝焼けのアクロポリスの丘を撮らせてもらう。

頼めば、大概なんとかなるもんだ。

顔を洗い、荷物を整え、7:00にチェックアウト。

今日は10:00の便だ。

アテネは空港まで遠いのが難点だな~。

運良く7:30に地下鉄が来たので、空港には8:00少し過ぎには着いた。

昨日フランクフルトでアテネからサントリーニ島ティラまでのフライトはチェックイン済み。

手荷物預けに荷物を預け、チョコクロワッサンとホットチョコレートを食し、サクッと搭乗。

10:00発で10:45着。

飲み物が出たようだが、我輩は朝からアクロポリスを撮ってたわけで、大爆睡であった。

あっという間にティラに着いたは良いものの、

肝心のレンタカーは予約確約の連絡が来ていない。

かといって待つわけにもいかないので、

空港内のHerz(世界中にあるレンタカー屋)に飛び込み、オートマ車をレンタル。

プジョーの107

小さいな。

まぁ普段乗れない車に乗れるのは良いぞ!

・・・当たり前だが左ハンドルか。

そして右側通行。

元々車幅感覚は少々苦手な我輩。

これが左ハンドルになると、さらに難度が上がってしまう。

とにかく右折には注意だ。

用心深く車を走らせ、サントリーニ島の玄関口フィラへ。

道が狭ぇっ!!

もう少し幹線道路ってのはないのか!?

しかも何で右側4分の1だけアスファルト剥いでんの!?

右のタイヤが脱輪してる感じで走っていく。

ぬぅー、煽るぐらいなら抜いてくれ!

そんなこんなで、フィラまでの運転で疲れてしまった。

いやー、小さい車で良かったわマジで!

運良くパーキングに1台分だけ空きがあったので、町からは少し離れている気はしたが、即決。

ファンタ(オレンジ)を一気飲みしてから町歩きを開始する。

・・・すると、当初予約手続きをしていたレンタル会社から、

「あなたのレンタルは終了しました」

のメールが。

何やねんこれは!!

しかもしっかり引き落とししてやがる。

帰ったら絶対返金してもらおう。

まずは観光だ。

断崖にへばりつくように白い建物が建ち並んでいる。

一度は見たことがあるのではないかな。

眼下はかなりの崖になっていて、これは思った以上だった。

引いてみると・・・こんなに崖なんですな。

大型フェリーが3隻停泊している。

人多そうだなぁ。

狭い路地を歩いて行く

良い天気なので、白い建物が反射して目が疲れる。

老いだな~・・・。

これらの建物は、シーズン前に塗り直しをしているらしく、塗り立てな感じがする。

白いな~

白トビさせないよう、気を付けて写真を撮りながらブラブラ歩く。

思ったほど、絵になる景色に出会えない。

気分転換に、オールドポートへ行ってみることにする。

先ほどの通り、岸壁からはかなり高い所に町があるので、

港へ行くには、九十九折の坂道を降りていくことになる。

ドンキー引きが沢山いて、

乗っていけ乗っていけとやかましく、坂道にはドンキーがズラリ。

これいきなり蹴ってきたりしないんだろうな・・・。

馬の真後ろを歩くのは、抵抗感半端ないぞ。

そして坂道に転がる無数の糞・・・。

これは不快だ!

さらにすれ違ったドンキーがふいに払った尻尾が我輩を直撃。

(# ゚Д゚)不快だぞゴルァッ!!

港に下りてはみたものの、何も見るべきものはない。

新たな発見も無し。

ファンタ(レモン)をやはり一気飲みし、帰りはゴンドラ。

一瞬で町に戻れた。

どうしても港に行きたい人は、これを使うしかないな。
↑片道4ユーロ。

引き続き町を歩くも、

中心街にはどうしても絵になる景色が見つけられない。

ちょっとだけご紹介しようか?

←ティラ島の真ん中に浮かぶのは、火山。

少し外れまで行ってみるか。

中心街よりさらに高台に登る。

うーん。

フィラの町が一望・・・というほどでもない。

予定外。

そして、相当に体力を消耗してしまった。

暑い~・・・。

とりあえずフィラの町はもう良いかな、という気がしてきたので、

今夜の宿があるイアの町に移動する。

サントリーニ島の北端にあり、夕日の名所である。

フィラからは20分ぐらい。

この間はちゃんとした幹線道路があり、快適だった。

何個目かの駐車場に停める。

ホテルからは間違いなく遠いと思われるが、

あまり近くに行って変に入り込むのは嫌だし、

空いてるスペースが埋まってしまっては元も子もないからな。

スーツケースは置いて、手荷物だけ持って、町歩きがてら、ホテルに向かう。

こちらはフィラよりショップだらけでバカンス感満点だが、絵になる景色が沢山だ。

狭い路地が入り組んでいて、どこを歩いているのかさっぱり分からんが、

我輩のお宿「Oia Mare Villas」は町の先端にあるようなので、とにかく先っちょへ歩いていく。

で、路地から突き出た要塞跡に行ってみると。

おー、あの有名な景色はここか!!

コレは良いわ~。

バカンス地嫌いな我輩ではあるが、この景色は格別。

凄いなコレは。

我輩大興奮。

そして、その眺めの中に、我輩のお宿もあった。

チェックインして町歩きしながら駐車場に戻る。

暑いわ~・・・。

これはたまらん。

というわけで、コーラを飲み、アイスクリームを食い、さらに水を買ってガブ飲み。

せっかく痩せたであろう分以上に吸収した。

良いんだ、我輩は喉が渇くのは耐えられないのだ。

そしてせっせとスーツケースを運ぶ。

ドンキーの糞が落ちていたりするので、なかなか難儀した。

運んでくれるポーターサービスもあるようだが、30ユーロは出せん。

結構階段があるので、さすがに疲れたのと、目が痛いので、

小一時間ほど休憩してから、さらに町歩き。


↑反対側の海岸線。こういう景色も良いよね。

とにかく路地が入り組んでいて、どこを歩いたらどこに行くのか全く不明。

よく一発であのホテルに着けたものだ。

そして、一本路地を変えるだけで、全く違う景色が現れる。

さして広い町ではないのに、その路地でないと出会えない景色が沢山ある。


↑迷い込んで発見!明日撮り直しだ。


↑この町も岸壁からは高く、ドンキーが主力。

コレは面白い。

よく、ガイドブックに載ってる写真を同じように撮りたい人がいるけど、

この町でそれをやるためには、とにかく歩き回って見つけるしかないね。

かなり見つけにくいと思うので、頑張ってくれ。

しばらく歩きまくり、夕焼けを見るべく、先ほどの要塞跡へ。

続々と人が集まり出したが、生憎と雲が出てきてしまった。

ただ、夕焼けってのは難しいもので、

あまりに快晴でも赤くならないことが多いし、多少薄く雲が出た方が赤くなったりする。

残念ながら、この日の夕焼けは、真っ赤、というほどではなかった。

まぁピンポイントで来てるわけで、見れただけでも良しとしないとな。

どう?

うっつくすぃでしょう?

最近このHDRという表現方法もアリかな、と思うのですよ。

日が沈んで、みんなが帰ってからも待機。

我輩お得意の「青い時間」の到来だ。

あまりモノにはならなかったが、それは予想通り。

だいぶ思い通りに夜景が撮れるようになってきたぞ。

レストランへ行き、サラダとスパゲティ、

コーラと食後にフローズンダイキリをオーダー。

何だか張り切った小学生ぐらいの少年がオーダーを取りにきてくれて、

面白い奴だったが、

「食後に」

と言ったフローズンダイキリがサラダと一緒に出てきたのには苦笑した。

サラダはとんでもない量

何で外国のレストランは、サラダを山盛りにしてくるのだろうか。

・・・まぁ独りで食いにきてる我輩が悪いのだろうが。

最初は美味かったのに、

下の方はオリーブオイルの海に沈んだようになっていて、

しょっからくてお残しさせていただいた。

スパゲティは、まるで焼きそばかと思うような固さだったが、

味付けが美味かったのと、有頭エビが爆発的に美味かったので許そう。

少年が、「オウケイ?」 とぐいっと親指を立てて言うので、

我輩も負けじと親指を立てて「ぐぅっど」 と返したのであった。

最後に、半分溶けちゃったフローズンダイキリで、おくちサッパリ。

キューバで飲んで以来、このフローズンダイキリ、お気に入りである。

酔い覚ましに、夜のイアをさまよい歩いているうちに、ミサの行列に遭遇。

↑この時は知らなかったが、イースターのミサだった。

そのまま一緒になって行列に参加し、しばらくミサに参加。

思ったような展開にならなかったので中座し、

ホテルに戻るやいなや、爆睡してしまったのであった。

Zzz・・・

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第一話 まずはアテネへ  第二話 エーゲ海の白い町

第三話 サントリーニ島全て回るぞ!

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